【完結】14★愛する人と一緒に居たい令嬢は愛人のいる王太子に嫁ぐ。

華蓮

文字の大きさ
上 下
47 / 98

恥ずかしい☆

しおりを挟む

「シリアルおいで。」
牢屋の廊下に向かって、呼びかけた。

「なんでその女がいるの?」

バカだな。カデンは本当に頭が悪い。

「まさか。俺がお前を好きだから会いに来たと思ってんのか?本当に頭悪いよな。」

「なんで、、違うの?」

「カデン様。
私が、シンス様を癒しますから、シンス様のことは、心配なさらないでください。
公務もしっかりしますし、私1人で、全てのことをしますわ。」

「はあ?
何言ってんの、あんたは公務だけしかできない女でしょ。
可愛くないし。
シンスを癒すことができるわけないわ。」

「カデン様が、心配することではありませんよ。シンス様との体の相性は、とても良いみたいですわ。
毎日、夜は、温かく、幸せですわ。」

「私のが、、、」

「そうだな。シリの体は最高だよ。」

「その女は、胸がないわ。私のが、、」

「シリの胸は、俺の手より大きくて、ちょうどいい。今俺が育てるし。
白い肌が赤くなるし、腰も細くて、でもお尻は触りごごちがいい。」

「シンス様、、恥ずかしい。」

「聞いてるのは、カデンだけだから聞かせてあげないと、わからないから。」

「シンスは私のよ。」とカデンが言い切る。

「まだあんなこと言ってるから、悔しくない?
シリアルさん?
俺は誰のもの?」

「私のものよ。」
シリアルはシンスを抱きついた。

「離れなさい、、私のものよ!!!」

「シンス様は、私のモノよ。誰にも渡さない。シンス。キスしたい。」

「いいけど、カデンに見られるよ?」

「いいの。シンスはわたしの。」
キスをしはじめた。
シリから濃厚なキス。

「かわいい。頑張ったね。ありがとう。」
耳元でささやき、抱きしめた。

「もうこんな可愛い姿見せれないから、俺の首にキスマークをつけて、強くね。」
シリアルは一生懸命つけていた。

「もっと強く。そのままつけていて」

「んんっ。」

「カデンこれでわかっただろ。俺はシリアルを愛してる。こんな可愛い子を妃にできて良かった。」

「シンス、、、、」

「じゃあ、、」シリアルの跡がついた首をみせて、牢屋を出ていた。




「シリアル、執務室に行くよ。」


「シンス、私、、恥ずかしい、、」

「ありがとう。よく頑張ったね。嬉しいカデンの前でキスをしてくれて、あのまま抱きたかったよ。」

「悔しかったの。。私のシンスなのに。。。」

「好きだよ。シリアル。我慢しなくていいから。離れるなよ。少しだけしよ。この後公務があるから、激しくしないから、シリの中入りたい。」

「いいよ。私も、、シンスと繋がりたいの。」

二人は、少しだけ甘い時間を過ごした。
少しでも幸せな時間だった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない

文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。 使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。 優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。 婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。 「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。 優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。 父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。 嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの? 優月は父親をも信頼できなくなる。 婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。

犠牲の恋

詩織
恋愛
私を大事にすると言ってくれた人は…、ずっと信じて待ってたのに… しかも私は悪女と噂されるように…

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

白い結婚をめぐる二年の攻防

藍田ひびき
恋愛
「白い結婚で離縁されたなど、貴族夫人にとってはこの上ない恥だろう。だから俺のいう事を聞け」 「分かりました。二年間閨事がなければ離縁ということですね」 「え、いやその」  父が遺した伯爵位を継いだシルヴィア。叔父の勧めで結婚した夫エグモントは彼女を貶めるばかりか、爵位を寄越さなければ閨事を拒否すると言う。  だがそれはシルヴィアにとってむしろ願っても無いことだった。    妻を思い通りにしようとする夫と、それを拒否する妻の攻防戦が幕を開ける。 ※ なろうにも投稿しています。

悪役令嬢は永眠しました

詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」 長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。 だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。 ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」 *思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m

初めから離婚ありきの結婚ですよ

ひとみん
恋愛
シュルファ国の王女でもあった、私ベアトリス・シュルファが、ほぼ脅迫同然でアルンゼン国王に嫁いできたのが、半年前。 嫁いできたは良いが、宰相を筆頭に嫌がらせされるものの、やられっぱなしではないのが、私。 ようやく入手した離縁届を手に、反撃を開始するわよ! ご都合主義のザル設定ですが、どうぞ寛大なお心でお読み下さいマセ。

処理中です...