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国王、王妃の運命

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「さて、、国王、、さっきも言ったように、密輸をしてたとはな。」

「何言ってる。」

動揺しまくってる。よくこれで国王って言えるよな。

「そんなことしてませんわ。」

王妃もいうが、ダメだよね。証拠はあるんだから。
「自首してもらえると助かるんですが、逃げますか?証拠はあるんだ。」

「証拠?」

「では、全てを出しますね。」

書類を出した。
全て調べたもの。

「嘘っ、、、」

「わたしはあなたより優秀ということ忘れていました?」

「、、、、」

「国王は、わたしの才能に嫉妬して、カデンをわたしのそばにつけたとはね。
親が、子供の邪魔をするなんてね。
その事実がわかったから、容赦なく追放ができる。」

「なに言ってるんだ?そんなことするわけない。」

「なら何で、あんな職務もできないものを王妃にする理由を教えて欲しい。」

「可愛いから。職務も私たちもしなくてもやっていけたから。」

「そうよ。可愛いでしょ。」

「私は、貴方達からカデンは可愛い。カデンのいうことをきくと、何度も言われてた。
昔から勉強もしない。外交に行くたびに、
「私を置いていくの?」と泣きつかれる。それが鬱陶しくて、ドレスを作らせたりした。ドレスや宝石を与えると大人しいなったがな。」

「え?シンス、、、」

「職務をしない。
人をいじめることを好きな女のどこを好きになるんだ?わからない。
それに国王たちの職務は、私がしてたんですよ。知ってましたか?」

「え?」

「しなくてもいいなんてあり得ないでしょう。外交も人任せ。そんなの国王の必要はありませんね。」

「、、、、」

「カリー文官長には感謝だよ。シリアルを王太子妃に推薦してくれて、本当に良かった。国が安定するよ。」

「それは良かったです」とカリー文官長



「国王は、この国どのようにしようと考えていましたか?教えてください。」
「、、、私は、現状維持、、、」


「お爺さまが、この国に平和を与えてくれたから、私は少しでも、みんなが幸せになれるよう国を作っていきたい。」

「もうよろしいですね。国王は、北の屋敷に王妃と暮らしてください。」

「そんな待ってくれ。北の屋敷は、寒いし、昔からある屋敷だよな。そんなところに、、、」

「ほんとよ。シンス。私たちはあなたの親なんのよ。」

「本当そうですね。私の親がこんなに無能だとは、私はお爺さまに教えていただいて本当に良かった。」

「なにを!!」

「あなた方に何か教えてもらいましたか?」

「ありましたね。妻を溺愛しろってね。」

「そうだよ。可愛いカデンを愛していればいい。」

「私が溺愛するのは、シリアルですけどね。正妃である私の妻。」

「カデンを、、、」

「まぁ。どーでもいいですけど、北の屋敷は決定ですよ。国王でなければ、牢屋ですよ?」

「、、、、」

「密輸の理解もしていないのですか?」

「北の屋敷でたくさん勉強する時間はありますよ。では、今までお世話になりました。」

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