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交換
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「シリアルとシオリーナの立場を交換してほしい。」
「どうゆうことだ?」
「シオリーナが、王妃になりたいと申しており、公務だけのシリアルなら交代できるかと。シオリーナも優秀だから、心配しなくていいです。」
「そうか。公爵は、姉の方が大事なんだな。シリアルのことを全く考えていないな。パーティーの準備が終わった頃に来るんだからな。」
「そうですね。シオリーナの方が可愛いので、シリアルのことより、シオリーナのが優先ですね。」
とびっきりの笑顔で公爵が答えた。
シリアルは、その姿をみて、ショックを受けるかと思ったら、そーでもなかった。
公爵邸にいた時は、ショックを受けていた。シンス様に愛されているからかしら?
何も思わない。
「そう。なら今まで通り公爵を継げばいい。可愛い娘を近くに置いたほうがいいだろ?可愛い娘が王宮に住めば会えなくなるからな。」
「娘には、会えるでしょう。私たちが王宮に行ったらいいだけです。」
「そんなに王妃は暇ではないぞ。
シリアルに会いにきていないのだから、わかるだろう。」
「シリアルには、会いに行かないだけです。シオリーナなら、公務も余裕ですよ。」
「公爵よ。それはどこまで本気なのか?」ため息混じりで、言ったが、
「シリアルなんて可愛くないし、愛情を捧げないでしょう?シオリーナの方が、美人で愛嬌もあるわ。」と公爵夫人。
「なぜ?そう思う?」
「会議の時も、外交の時も、シリアルとシンス様は、ピリピリしています。
2人が目を合わせることはありませんし、、、、
お互いを嫌ってるように思えます。」
公爵は、自信満々で言う。
「ほお。そうか。」
シンスは喜んでいた。
そう。テキパキして、職務をしてる姿も好きだったシンスは、ピリピリしてる言われる方が好きなのだ。
目を合わせないのは、目を合わせるとすぐにでも抱きたくなるからだが、誰もそんなことは知らない。
「カデン様がいなくなり、一緒に過ごすことが多くなり、仕方なくシリアルといるのでしょう。
カデン様とシオリーナは、タイプがよく似ています。
その上、シリアルのように職務もできます。ちょうど良いと思いますけど、、、」
姉の婚約者のルキト様が、私をやらしい目で見てくる。
「妹のが良いではないか。シオリーナは、飽きたからな。早く、私と一緒に公爵を継ごう。」
「そうよ。シリアルは、公爵でルキトの子を産み、助け合って、公爵をもり立てたらいいのよ。」
「シリアルは、純粋そうだし、普段、無表情だから、抱いてる時の反応が楽しみだな。俺は、テクはあるから、楽しめるぞ!
王太子より絶対にうまい。気持ち良くなれる。経験が違うから、、、」
「経験?」
「女を抱いた人数が違うってこと。」
「浮気者ということですか。私は、あなたの元に行くつもりがありませんわ。
そんな、他の女の人をたくさん抱いてるのなら、私でなくても良いですわ。」
「シリアルの体も試したい。」
「結構です。」
「何言ってるの。あなたは経験が、ないんでしょ。
王太子とも仲が良くないから、やってないんでしょ。白い関係なのでしょう?
なら、ちょうどいいいいのよ。お互いパートナーを変えたらいいのよ。」
とアホなことを言ってる姉。
父と母の顔見た。
うんうんと言ってる。
同意しているって、、
公爵のくせに、常識はないのかしら?
私たちが離婚をしないといけないことがわからないのかしら?姉たちは、婚約者だけど、、私たちは婚姻関係を結んでること理解してないのかしら?
というか、こんな者が家を継いで大丈夫なのかしら?
こんなことよくシンス様の前で、話をするわねと思いながら
シンスを見るとびっくりするぐらい笑顔だった。
一言、、怖い。
あんな笑顔見たことない。いつもの優しい笑顔ではない。
でもそれを姉達は、
「シンス様も笑っているよ。良い考えということだよ。わたしたちってすごいわ。」って言ってる。
頭悪すぎて、呆れるわ。こんなにひどい人達だったの?公爵邸にいる時は、そこまで思わなかったけど。
「白い関係ではないよ。きちんと夫婦生活はしている。夫婦なんだから」
シオリーナが、シンス様に、
「それでも、、シリアルでは、夜が寂しいのではありませんか?
シリアルは、無表情ですし、あの胸では満足させてないでしょう。私が代わりにしてあげますよ。私なら満足できますわ。自信があります。」
自信満々で谷間を見せつけていた、、、
「シリアルの姉だから、もう少しお上品かと思ったけど、結構下品なんだね。」
「失礼な。」
「普通、そんなふうに誘わないでしょ。それになんで私が、胸が大きい方がいいと思うんだ?」
不思議で仕方なかった。
「カデン様のような方がお好みなのよね?」
「ああ。それでか。なぜあんなに私に寄ってくる人は、カデンみたいなんだろと不思議だったんだ。」
「カデン様をずっと愛していたのでしょう?
なのに浮気されてしまい、仕方なく、シリアルと過ごさないといけないのよね?
それなら私が一緒にいます。
私のがいいはずよ。あなたを癒すことができるわ。」
「シリアル。ごめん。」
「?」
「ほらっ。私のがいいんでしょう。」
勝ち誇った笑顔をしている
シリアルの耳元で、、
「俺は、シリアルの家族を許せない。縁を切ってほしい。俺がシリアルの家族だ。」
「はい。あなたにお任せします。」
「王太子殿下に捨てられるわ。
シリアル。やっぱり。ルキトに慰めてもらったらいいのよ。ルキトは、あなたみたいな女を抱きたいそうよ。良かったわね。楽しめるわよ。」
シリアルを見下している。
「うるさいな。ギャアギャア。声はでかいし、品がない。おまえは、自分のことしか考えられないな。どうやって俺を癒すんだ?」
「私は殿下のために、、、」
「俺のために?自分のためだろ?王妃になって何するんだ?ドレスきて、宝石眺めるのだろうな?
カデンと同じ事をするのか?」
「王太子殿下は、カデン様のようなお方が好きなんでしょ。長い間一緒にいましたもの。」
「まだ言うんだ。はっきり言わないと分かんないの?ばかだね。」
「みんな誤解してるけど、
俺のタイプは、カデンではないよ。
シリアルだよ。」
「はあ?あんな表情もない女のどこがいいの?カデン様の方が可愛くて、、、、二人はそーゆう関係なんでしょう、、、」
「カデンとは、何もないぞ。ただの幼なじみで政略結婚での側妃というだけだ。
あいつは、公務をやってほしいと言っても、毎日ドレスと宝石しか頭になかった。挙句の果てに浮気だ。」
「私は公務もできますわ。」
「どうゆうことだ?」
「シオリーナが、王妃になりたいと申しており、公務だけのシリアルなら交代できるかと。シオリーナも優秀だから、心配しなくていいです。」
「そうか。公爵は、姉の方が大事なんだな。シリアルのことを全く考えていないな。パーティーの準備が終わった頃に来るんだからな。」
「そうですね。シオリーナの方が可愛いので、シリアルのことより、シオリーナのが優先ですね。」
とびっきりの笑顔で公爵が答えた。
シリアルは、その姿をみて、ショックを受けるかと思ったら、そーでもなかった。
公爵邸にいた時は、ショックを受けていた。シンス様に愛されているからかしら?
何も思わない。
「そう。なら今まで通り公爵を継げばいい。可愛い娘を近くに置いたほうがいいだろ?可愛い娘が王宮に住めば会えなくなるからな。」
「娘には、会えるでしょう。私たちが王宮に行ったらいいだけです。」
「そんなに王妃は暇ではないぞ。
シリアルに会いにきていないのだから、わかるだろう。」
「シリアルには、会いに行かないだけです。シオリーナなら、公務も余裕ですよ。」
「公爵よ。それはどこまで本気なのか?」ため息混じりで、言ったが、
「シリアルなんて可愛くないし、愛情を捧げないでしょう?シオリーナの方が、美人で愛嬌もあるわ。」と公爵夫人。
「なぜ?そう思う?」
「会議の時も、外交の時も、シリアルとシンス様は、ピリピリしています。
2人が目を合わせることはありませんし、、、、
お互いを嫌ってるように思えます。」
公爵は、自信満々で言う。
「ほお。そうか。」
シンスは喜んでいた。
そう。テキパキして、職務をしてる姿も好きだったシンスは、ピリピリしてる言われる方が好きなのだ。
目を合わせないのは、目を合わせるとすぐにでも抱きたくなるからだが、誰もそんなことは知らない。
「カデン様がいなくなり、一緒に過ごすことが多くなり、仕方なくシリアルといるのでしょう。
カデン様とシオリーナは、タイプがよく似ています。
その上、シリアルのように職務もできます。ちょうど良いと思いますけど、、、」
姉の婚約者のルキト様が、私をやらしい目で見てくる。
「妹のが良いではないか。シオリーナは、飽きたからな。早く、私と一緒に公爵を継ごう。」
「そうよ。シリアルは、公爵でルキトの子を産み、助け合って、公爵をもり立てたらいいのよ。」
「シリアルは、純粋そうだし、普段、無表情だから、抱いてる時の反応が楽しみだな。俺は、テクはあるから、楽しめるぞ!
王太子より絶対にうまい。気持ち良くなれる。経験が違うから、、、」
「経験?」
「女を抱いた人数が違うってこと。」
「浮気者ということですか。私は、あなたの元に行くつもりがありませんわ。
そんな、他の女の人をたくさん抱いてるのなら、私でなくても良いですわ。」
「シリアルの体も試したい。」
「結構です。」
「何言ってるの。あなたは経験が、ないんでしょ。
王太子とも仲が良くないから、やってないんでしょ。白い関係なのでしょう?
なら、ちょうどいいいいのよ。お互いパートナーを変えたらいいのよ。」
とアホなことを言ってる姉。
父と母の顔見た。
うんうんと言ってる。
同意しているって、、
公爵のくせに、常識はないのかしら?
私たちが離婚をしないといけないことがわからないのかしら?姉たちは、婚約者だけど、、私たちは婚姻関係を結んでること理解してないのかしら?
というか、こんな者が家を継いで大丈夫なのかしら?
こんなことよくシンス様の前で、話をするわねと思いながら
シンスを見るとびっくりするぐらい笑顔だった。
一言、、怖い。
あんな笑顔見たことない。いつもの優しい笑顔ではない。
でもそれを姉達は、
「シンス様も笑っているよ。良い考えということだよ。わたしたちってすごいわ。」って言ってる。
頭悪すぎて、呆れるわ。こんなにひどい人達だったの?公爵邸にいる時は、そこまで思わなかったけど。
「白い関係ではないよ。きちんと夫婦生活はしている。夫婦なんだから」
シオリーナが、シンス様に、
「それでも、、シリアルでは、夜が寂しいのではありませんか?
シリアルは、無表情ですし、あの胸では満足させてないでしょう。私が代わりにしてあげますよ。私なら満足できますわ。自信があります。」
自信満々で谷間を見せつけていた、、、
「シリアルの姉だから、もう少しお上品かと思ったけど、結構下品なんだね。」
「失礼な。」
「普通、そんなふうに誘わないでしょ。それになんで私が、胸が大きい方がいいと思うんだ?」
不思議で仕方なかった。
「カデン様のような方がお好みなのよね?」
「ああ。それでか。なぜあんなに私に寄ってくる人は、カデンみたいなんだろと不思議だったんだ。」
「カデン様をずっと愛していたのでしょう?
なのに浮気されてしまい、仕方なく、シリアルと過ごさないといけないのよね?
それなら私が一緒にいます。
私のがいいはずよ。あなたを癒すことができるわ。」
「シリアル。ごめん。」
「?」
「ほらっ。私のがいいんでしょう。」
勝ち誇った笑顔をしている
シリアルの耳元で、、
「俺は、シリアルの家族を許せない。縁を切ってほしい。俺がシリアルの家族だ。」
「はい。あなたにお任せします。」
「王太子殿下に捨てられるわ。
シリアル。やっぱり。ルキトに慰めてもらったらいいのよ。ルキトは、あなたみたいな女を抱きたいそうよ。良かったわね。楽しめるわよ。」
シリアルを見下している。
「うるさいな。ギャアギャア。声はでかいし、品がない。おまえは、自分のことしか考えられないな。どうやって俺を癒すんだ?」
「私は殿下のために、、、」
「俺のために?自分のためだろ?王妃になって何するんだ?ドレスきて、宝石眺めるのだろうな?
カデンと同じ事をするのか?」
「王太子殿下は、カデン様のようなお方が好きなんでしょ。長い間一緒にいましたもの。」
「まだ言うんだ。はっきり言わないと分かんないの?ばかだね。」
「みんな誤解してるけど、
俺のタイプは、カデンではないよ。
シリアルだよ。」
「はあ?あんな表情もない女のどこがいいの?カデン様の方が可愛くて、、、、二人はそーゆう関係なんでしょう、、、」
「カデンとは、何もないぞ。ただの幼なじみで政略結婚での側妃というだけだ。
あいつは、公務をやってほしいと言っても、毎日ドレスと宝石しか頭になかった。挙句の果てに浮気だ。」
「私は公務もできますわ。」
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