【完結】14★愛する人と一緒に居たい令嬢は愛人のいる王太子に嫁ぐ。

華蓮

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国王就任

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国王就任パーティが行われた。
盛大に、、
この日までにしっかり準備を行った。



国王の新しい門出になるから、シリアルは、気合い入っていた。

料理も、1人ずつ食べていけないものも確認した。


完璧に仕上げた。


音楽隊、演劇、そして、ダンス。
ダンスは、初めは、隙のないダンスにした。綺麗、優雅、完璧。
そんなダンスをしたら、絶賛だった。



最後の挨拶。
「この度は、私の国王就任パーティに来ていただき、ありがとうございます。
未熟者ですが、皆様のお力を借りて、より良い国を作れたいと思います。
民が幸せであることを第一に考えていきたいと思います。
シリアル王妃と共に、皆様が幸せになるように。」

「私も皆さまが幸せになれるように、平和で争いのない世の中になればと思っております。
シンス国王と共に、、、」

盛大の拍手が送られた。

その時にある国の国王から質問をされた。その方は側妃を何人も持つ国王だった。

「国王は側妃についてどうお考えか?」


「私は側妃を持つことは、もうありません。シリアル王妃のことを愛しています。
彼女は、とても魅力的な女性で、毎日、飽きさせてくれません。
私の片割れ。いや、もう私の体の一部と言ってもいいぐらい彼女なしではいられないのです。
私は、側妃を持つことは、反対しません。
それは、人それぞれだから、側妃の方もそれぞれ良いところがあると思いますし、その方々が幸せなら良いと思います。
私が強制することではありません。
ただ、私は、側妃を持つことはないというだけです。」

「シンス国王は、若いのに、すばらしいな。」

「いえ。私は未熟者です。シリアル王妃がいてくれるから、道を間違えなくてすんだのです。」

「良い妻に巡り会えたな。」

「はい。一生大事にします。」

世の中には側妃を持つ人、持たない人、、いろんな人がいる、
強制する権利なんてない。
みんなが幸せだといい。それだけだ。


最後のダンスをして終わる。
先ほどとちがう、可愛い。
ふたりは息の合ったダンスを披露した。
びっくりするぐらいピッタリ合っていた。

シンスは、シリアルと見つめあった。2人とも、笑顔で、、


その笑顔を見たことが、なかったみんなは、驚いていた。


あんな顔をするんだ。

普段一緒に仕事をする人たちも驚いていた。


そして、王妃は、着ていたドレスの上に着飾り、最後の就任式。

バルコニーに出て、みんなの前でお披露目。
民達、みんながやってくる。
拍手、
「綺麗!!」
みんなが喜んでくれた。

その後夜は、街も祭りのようになる。



国王就任パーティは問題なく終わり、
国王と王妃が誕生した。








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