【完結】14★愛する人と一緒に居たい令嬢は愛人のいる王太子に嫁ぐ。

浮気？

隣国のリコロ王国の国王ルビー様と王妃アリア様が、やってきた。

視察で、３日ほどいる。

国王は、表向きは病気療養になってるため、王太子のシンスが、接待役になる。

なので、私も補佐で、お手伝いを、、、

ルビー様は、遊びなれている。
何人もの側妃がいるそう。

アリア様も、それを認めて自分も別の男の人と仲良くしてるらしい。


「ようこそ、お越しいただきました。」

「ああ。しばらく滞在するから、よろしくな。」

「では国王は私、王妃には、シリアルがお世話役となります。」

「そういや、シンス王太子は、側妃を持っていたんだったな。どっちが好みなんだ？」

「いえ。以前は、側妃という立場がありましたが、今は王太子妃1人を愛していますよ。」

「へぇ。そうなんだ。」

「シンス王太子は、カッコいいわね。私、あなたに接待してもらいたいわ。」

「それはいい。俺も王太子妃に接待してもらいたいから。交代だね。」

「それは、、」

「接待する側は、いうこと聞くべきだ、、」

「シンス様大丈夫ですわ。」

「じゃあ。まず食事をしましょう。どーぞ。こちらへ。」

「メイカ。何かあったら頼む。。」

「はい。」

「第一ダンスは、私たちがしよう。シリアル」とルビー国王様が手を出す。

「はい。」
ダンスを踊った。

シリアルは、完璧なダンスをした。
隙のないダンスだった。

「シリアルはそんなお堅いんだね。」

「はい。私は公務をしっかりしたいので、、」貼り付けた笑顔で答えた。


その後、シンスとアリア様が踊った。
シリアスは、内心ショックを受けていた。
かわいかった、、私には無理ね。。

「あの2人みてみな。似合ってるよ。シンス王子も軽いよね。
あまり学業も優れない方だよね。
シリアルはシンスをやめて、俺にしなよ。」

「結構です。」


その日は、とりあえず終わった
ふぅ疲れたわ。

2日間、夜は1人眠ることにした。

2日目は、国の視察だから、あちらこちらに案内した。

それも完璧にできた。
アリア様とシンスの距離が近かった。。
それにイラッとした。

シンスは、顔に出さないように、にこやかにしていた。

心の中では、
何だこいつの距離感、、気持ち悪い。
カデンに似てるんだな。
胸を押し付けてくるし、終始、上目遣い。
ルビーは、シリアルに近いし、
シリアルを信じてるけど、悔しい。
長い。

と考えていたら、シリアルとルビーがいなくなっていた。

「はあ？」

「なーに。これから別々の場所に行くそうよ。ルビーが、シリアルを連れていったわ、、、」

後を追って、その場に行くと、、

シリアルとルビーの距離が近かった。
遠くから見てると抱き合っていらように見えた。

シンスは、その姿を見てヤキモチを焼いた。
今すぐルビーに決闘を申し込みたくなった。
その時にアリアが、

「あらっ。じゃあ私たちも、、、」

「俺はいい。」
とそっけなかった。

この国との付き合いを考えないといけないな。と考えていた。

「シリアルはお堅いね。隙がない。そんなのでシンスに愛されてるの？
シンスは、カッコいいから、あれはモテるでしょう。。
そんなお堅いシリアルは捨てられるよ。」

「大丈夫です。」

「俺と遊べばいい。俺もかっこいいだろ？見た目もいいし、金もあるし、俺と遊ぶとみんな人生が変わるよ。試して見る」
近寄って来た。

「それはいいかもしれませんわね。人生が変わるなんてね。」笑った。

「へえ。いいね。じゃあ今夜。」

「楽しみにしていますわ。」
と離れた。