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決戦日。
しおりを挟む「ピンポン」
「はい。どーぞ。」ベルボーイが、案内した。
「凛。久しぶりね。」
「お久しぶりです。なぜ学長がここにみえるのでしょうか?」
「君のお母さんから、高井くんをぜひに教授にして欲しいと言われてね。
私も教授なんて、普通慣れるものではないから、なった方がいいと思って、説得しにきたのだ。」
「お断りします。私、教授に興味もありませんし、もう、やめましたよね?」
「もう一度雇うから、それは学長として何とでもなる。」
「いえ、お断りします。」
「凛。何を言ってるの、教授だよ。なりなさい!!」
「なぜあなたにそんなこと言われないといけないの?」
「はあ?私に反抗するの?反抗していいの?」
「力づくで、言い聞かせようか?」
「えーと。何言ってんの?あんたとは、中学卒業してから会ってないけど?学長、力づくって?何するの?
私の夫を紹介しないといけないね。馨さん!!」
「はじめまして、上杉馨です。」
「学長。力づくとはどうゆうことですか?」
「なぜ君がいるんだ?」
「なぜ?夫って言ったよな?」
「え?」
「そんなことも知らないんだ。公私混同していなかったし、大学では、上杉教授と言ってるからなぁ。
結構知られてるけどな。俺たちのこと。
で?力づくとは?お前にそんなことできないよな。
まさか知らないのか?お前は、学長ではないぞ。解雇されるはずだぞ。」
「私に向かって何という口の聞き方。学長だから、お前より上だぞ。」
「私は、大学には雇われてないと言ったはずだ。
覚えてないの?私は、サイエンス研究社の副社長ですよ。
今、大学との契約を全て切ることにしたけど、、、。
正直、大学と契約するメリットは、大学側しかない。
私は、切りたい。別に大学で講義させなくても良いからなぁ。」
「何を言ってる?」
「凛以外は、一応大学採用になってるから、、でも、3年契約なはずだよ。、」
「え?」
「私との契約違反をしたのは、大学側だからね、」
「そんな、、嘘だ、」
「まぁ。契約を存続するためには、学長の首とサイエンス研究社の副社長の妻を侮辱したから、迷惑料500万の支払いを請求したよ。別に、うちは、引き上げても問題ないよ。」
電話がかかってきた。学長は真っ青になってた。
すぐに大学に戻っていた。
「凛どう言うこと?」
「さあ?学長で無くなったと言うことじゃない?」
「??」
「これで、教授の件は無くなったわけよ。
この方が、馨さん。私の夫よ。私はもう高井凛じゃない。上杉凛です。」
「あんたが幸せになれるわけないわ。あなたは、お父さんにも嫌われたのよ。」
「私お父さんに嫌われてないよ。嫌いって言われたことない。」
「何言ってんの。離婚してから会ってないでしょ。
あの人も新しい家族に子供できて、幸せなのよ。
凛なんて忘れてる。そんな子が、、、」
「私お父さんと最近会ってるよ。」
「え?どうゆうこと?」
「全部。嘘だったんだね。そうそう養育費は、20歳までだよ。
あなたは、18歳で、支払いを止めた。
私が大学に行ってることを学長から聞いてたもんね。
なのにお父さんには高校卒業で就職したって言ったんだね。
でもお父さんはずっとお金を送ってくれてた。」
「え?」
「離婚の理由は、お父さんが、子供を作ったってね。私が悪い子だから、私のせいだって言ったよね。。」
「そうよ.あんたが悪い子だから、あの人が出ていった。」
「嘘だったのね。離婚の理由は、あんたが子供を作ったから。
わたしが小学生の時から、帰ってくるの遅かったもんね。その時から男漁りしてたんだ。」
「はあ?怒るよ。何言ってんの。あんたのせいで離婚したのよ。」
「私、訴えることにした。あなたを。」
「はあ?」
「未成年保護法ってやつがあるんだって、、」
「今更何言ってんの?」
「え?あなた?」
「凛とは会ってると言ったよな。」
「嘘じゃないの?」
「あなたと同じようにメールしたよ。すぐに返事をくれて会いたいって言ってくれたから、会いに行った。」
「、、、、」
「ほんとに私を訴えるの?母親を?」
「はい。私、母親って知らないの。あなたは私に何をしてくれたの?教えて。」
「、、、、」
「あなたの得意料理って何?」
「私は、エビフライが得意だったでしょう。好きって言ってたべてたわ。」
「それは、私じゃないでしょ。食べたことないよ。だって私エビアレルギーだよ。」
「え?そうだっけ?ハンバーグは?」
「ハンバーグは、自分で本を見て覚えたけど?」
「覚えてないわ。」
「私食べたことないよね?あなたの料理。」
「何言ってんの。そんなことないわ。小学校の時の夕食ぐらい作ってるわ。」
「覚えてないのね。夕食作る暇あったかしら?」
「私あの時、5時定時だったわ。」
「そう。お父さんも言ってたよ。六時には帰ってるって。」
「でもあなたが帰ってきたのは、8時半だよ。毎日ね。」
「嘘よ。」
「嘘じゃない。夕飯時は、私が作ったものをあなたが自分で作ったようにお父さんに出した。」
「、、、、」
「思い出した?」
「お父さんは美味しいっていってくれたから喜んだら、あなたは私を睨み、お父さんがいないところで怒った。私が作ったことは言うなって!!」
「お前の言うことは全部嘘だった。信じた俺が悪かった。でも、もう凛とは、誤解が解けた。」
「私もお父さんと誤解が解けて良かった。」
「あなたにも子供がいるでしょ。」
「ああ。居るよ。中1だ。
凛にも紹介したよ。姉弟として仲良くしてるよ。妻とも仲良くしてくれてる。」
「嘘?中1?」
「俺も凛の成人式の着物代100万返してくれ。
お前の口座に送金しただろ。ちゃんと凛の着物代と明記してある。」
「何を言ってんの?着物は贈ったけど、凛が拒否したのよ。」
「それも嘘。あんたと会話してないよね?」
「私着る服がなかったから、成人式行ってないもん、」
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