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数年後

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馨と凛の関係は、日に日に良くなっていった。
いや。ラブラブ。

本当は一緒に暮らしたかった。でも、凛は、アパートの解約はしなかった。理由はわかるから、言わなかった、、
でも、家には帰したくないから、抱き潰すことが多かった。




数年後、凛は、俺の助手になっていた。優秀で、生徒からも人気だった。


ある日、学長がやってきて、

「高井さんは、優秀みたいだね。教授って考えたことはないの??」

「私が教授ですか?考えたことはないけど、慣れたら凄いですね。。」

「教授にならないか?」

「どうゆう意味ですか?」

「高井さん綺麗だし、人気あるでしょ。上杉教授よりいいんじゃない?考えてみてよ。」

「上杉教授はどうなるんですか?」

「違う大学に行ってもらおうと思ってる。」

「そんな、、」

「まぁ、考えておいてよ。すぐの話ではない。」

と学長が、部屋を出て行った、、、

その話は、隣の部屋で聞いていた馨。

凛も隣で馨が居るのを知らずに、部屋を出て行った。




その日から、馨は、考え事が多くなった。。

「馨さん?馨さん?」

「凛。どうした?」と笑顔で答えた。

「馨さん。最近おかしくないですか?疲れてますか?」

「少し論文のことで、考えてたわ。。なんだった?」

「この資料。これでいいでしょうか?」

「いいよ。」

馨は、大学を辞めて、南西諸島に行こうかと考えていた。
珊瑚礁が、減少している問題、マイクロチップのこと、
本格的に動こうと思った。

凛のそばにいたいけど、俺がいると凛を潰してしまうな。
あいつは、俺と違って、愛想もいい。優秀。人気もある。
教授は、合ってる。

将来、凛と結婚して、南西諸島で、一緒に暮らして、事業をしたかった。これは、俺の本音。。

でも、、、教授として、自分の夢に向かった方がいい。
高校生の時、教授になるぐらい知識を入れたいって言ってたもんな。

凛の教授姿もいいだろうな。

少し距離を置こうと考えていた。ゆっくり少しずつ離れていこうと考えてたから、講義以外は、大学にいないようにしていた。

 


「凛、少し忙しくなるから、大学にいる時間が少なくなる。俺が居なくて不安かもしれないけど、よろしくな。」

「はい。わかりました。」

「少し論文を仕上げたいから。寂しいけど我慢してな。
今度のイベント、凛がメインでしてみないか?」

「え?どうして?」

「論文を書きたいのもあるけど、一度、凛がやってみるのもいいかなと思って、、」

「良いんですか?」

「いいよ。」

「頑張って、やってみな。まだ時間があるからゆっくり考えたらいい。分からないことがあったら相談して。」


凛は、薫に褒めてもらいたくて、頑張った。
凛も家で、イベントの準備を考えていたから、馨さんの家に行くのも以前より少なくなった。だけど、馨さんの家に行き、ご飯を作って待ってる時もあった。

「凛ちゃんだぁ。ただいまあ。いつも可愛いね。」

「馨さん酔ってます?」

「うーん。教授会があって、飲まされちゃった。早く帰りたかったから、たくさん飲んで、逃げてきた。」

「お水飲みます?」

「飲みたい。飲ませてくれる?」

「はい.、どーぞ。」

「凛ちゃんの口からちょうだい。」

「馨さん?」

「ダメ?凛ちゃん。お願い」

口移しであげた、、、
「んっ。おいしいっ。もっと欲しいなぁ。」

「んんっ。、」

「ありがと。今日。一緒に寝てくれる?」

「もちろんです。」

「シャワー浴びてくるわ。」と出て行ってた。
その後、酔いが覚めたようで、普通だった。。





その1週間後、、ちょうど夏休みで、講義もなかった。

「凛。ちょっと出張が、入ってるから、なんかあったら、電話して、、」

「どこ行くですか?」

「南西諸島。沖縄の近くの島に珊瑚礁をみに行こうと思って、論文用にな。」

「そうなんですね。気を付けて行ってきて下さい。」

「今日、うち来る?」

「行っていいんですか?」

「凛ならいつ来てもいいけど、どうして?」

「この頃忙しそうで、、、最近疲れてますよね?」

「凛が癒やして。」

「夕方、家に帰ってから、お邪魔するね。」



凛が、やってきた。俺の好きな服装で、、、

「馨さん。アイス食べます?」

「うん。」

「馨さん?最近おかしいですよ?何かあったんですか?」

「なんもないよ。凛は不足かな。」と笑顔で言った。
その笑顔が、いつもと違った。。

「あーん。私が食べさせてあげます。」

「美味しいよ。でも、、凛を食べたい。」と軽くキスをした。

「ごめんごめん。溶けちゃうね。食べよう。」





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