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視察

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「リサ。一つ欲しい鉱山があるんだ。その視察に行くつもりなんだけど、リサも時間を作って欲しい。」

「はい。もちろんです。」

「一度、鉱山を買うところからみた方がいいかと思ってね。」

「良いのですか?」

「みたことないだろ?」

カイト様は、私に色々経験しせてくれる。



「父も母もひさしぶりに見に来るそうだ。正確には、リサを連れて行くといったから、見張りだな。
嫁入りの前だから、手を出すなよ。って。」


「泊まりなのですか?」

「そうなんだ。少し遠いからね。あと、リサとゆっくりしたい。シーナの結婚式が終わったら、忙しくなるから。」


「そうですね。ありがとうございます。」


「ごめんね。明後日には出たいんだ。」





バタバタしながら時間が過ぎ、
出発の日になった。

馬車の中は、父と母、私とリサ。
4人で、いろんな話をした。

リサは、母の話を真剣に聞いていた。
私の過去の話。

恥ずかしい。
「もうやめてもらえませんか?恥ずかしいです。」

「聞きたいです。カイト様の昔話。」

「嫌だ。もうこっちにきて。」
とリサを自分の横に引き寄せた。

「あららっ。カイトったら、私にとられるの嫌なのね。」

「それはそうでしょ。最近お互いが忙しくて、ゆっくりできないのに。なぜ一緒にきたのですか?」

「あなたがオオカミにならないようによ。」

「オオカミになりませんよ。私もちゃんと考えています!!」

「そう。それなら良かったけど、こんな可愛いリサと過ごすのよ。旅先で、、、抑えることできるのかしら?」

「大丈夫です!!」

「へえ。そうかしら。まぁ頑張って。」


なんだ?この意味深な言葉は、、何を考えているんだ、、、


そんなことを考えていると、馬車が止まった。

「着きましたよ。」と御者から声がかかった。


そこは、今まで見たことない景色だった。まだ掘られていない山。

リサには、この山に宝石があるのかわからなかった。

「父上、ここを買うつもりです。この辺りは、あまり知られていない土地です。正直何が出るかわからない。
土地も安いです。
鉱山なので、何かしら出ると思います。あまり人気がなくても、リサなら考えれると思います。
平民用のアクセサリーにも使えるし、」


「私?」

「ごめん。勝手に、、、リサなら、多分何か思いつくだろうなと思ってね。
鉱山は、当たり外れがあるんだ。
今回は、冒険しようと思う。
普通ならあまりしないんだけど、でも、リサがいるから何とかなるんじゃないかと、、、、」


「信用してくれるのは嬉しいですが、、、」


鉱山の中に入ると、、、

変わった石だった。
「この石、、、ターコイズですか?」

「そうだと思う。今までにない石だろ?」


「そうですね。夏にいいですね。カジュアルになりそうなので、平民用になりそう。んっでも、すき通ったものがあるといいけどな。」

「そうだな。どんな石が出るが楽しみだな。リサがいるから、俺も安心できる。ありがとうな。」


「いえ、、、」


「カイト。私たちは、少し街を見てくるわ。あなたたちはどうする?」


「俺たちは、海に行ってくるよ。」


「なら別行動ね。」と母は、笑って父と仲良く街に消えて行った。


「海?」

「みたことないだろ?」

「うん。」




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