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姉妹

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今日は、女子会をするために、シーナと2人で街に行った。

カフェに行ったり、雑貨屋さんに行ったりして楽しんだ。

親友、姉妹で、買い物ができるなんて、夢に思わなかった。

お揃いの髪飾りを買った。
シーナは、ピンク。私は、ブルー。
小花が、たくさんついていた。



マリとは、お揃いのものなんて持ったことがない。買い物なんて行ったことがないし、会話らしい会話なんてしたことがない。



シーナは、可愛い。いつも笑顔で、姉のようにしっかりしているのに、妹のように甘えてくる。

本当に可愛い。

公爵家の皆さんは、優秀。
カイト様も素晴らしい。
シーナは、自分は、この家では、普通の人間なの。
コンプレックスを持っていた。

「お兄様もいろんなことができて、私は、普通なのよね。。」と漏らした。

「シーナはシーナなのよ。他人と比べる必要ないし、公爵様は、そんなこと求めてない。シーナが、1番幸せになることを考えていらしゃるのよ。
シーナという花は、一つしかないのよ。
私も自信がなくて、人のことを言えないけど、ずっと私は、雑草のように、潰されないように、がんばろうと思ってきたわ。公爵家の皆さんが、私に自信をくれたの。」

「リサ。あなたは雑草じゃないわ。」

「ありがとう。」

シーナは、初めから、私を受け入れてくれた。私なんて、誰にも優しくされたことがなかったのに、公爵の皆さんは本当に優しい。
ずっと公爵で住みたい。と思ってしまう。
人に優しくされることがなかったからなあ。
私も弱いな、、、

「あと、少し、、、」

もう少しだけ、公爵家に住みたいけど、私は、居候の身。

公爵様に相談して、住む家を探さないといけないわ。。

「お兄様にお土産でも買いますか?」

「そうですね。何がいいかしら?」




その時、カイト様を見かけた。



綺麗な女性と一緒にいたカイト様、私が見たことない顔で話をしていた。

完璧な笑顔って言ってもいい。
私はドキッとした。

「カイト様、、」

その後、その女性は、カイト様の胸に抱きついた。


それを見たリサは、その場から逃げ出した。

シーナがカイトに声をかけた。

「お兄様、、、」

「妹が、呼んでるから、、」

その場を逃げることができた。

「助かった。」
やれやれ。1人で歩くと必ずと言って、女が寄って来る。。
うざいな。

「あれ?」


「それは良いのですが、リサが多分、誤解して走っていきましたわ。」


それを聞いて、カイトは、探した。
誤解されたくない。
リサは勘違いしている。

逃げたということは、少しは自惚れてもいいというとかな?




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