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番外編

友人の愛

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王太子妃として、過ごしていたから、友人がいなかった。

ダイアナは、アルフレッド様の元婚約者。

政略結婚になるところ、私とアルフレッド様と出会って恋に落ちたから、結婚しなくて済んだ。

ダイアナとは、お泊まり会をした。
友人として、初めてのお泊まり会。
公爵令嬢としては、お泊まり会などの参加が出来なかった。一度やってみたかった。


ダイアナから、アルフレッドの話を聞いた。

「アルフレッドは、何でもできるから、それを私に求めてくるわけ。
喋らなくても、わかるだろのスタンスだから、会話続かないし、読み取るまで時間かかったのよ。
クレスタは、なんで、初めて会った時から出来たの?」

「わからないけど、波長があったの。
呼吸の仕方がまず一緒だったわ。
視線、仕草、癖など、自然と入ってきた。
仕事の時は、アルフレッド様のことは、全てわかるわ。何も話さなくてもいいんだけど。

プライベートのことになるとわからないの。
言葉にしてくれないとわからないし、私も愛されている自信がなかったの。」


というとダイアナは、笑っていた。

「可愛いよね。クレスタは。

仕事の時は、きびきび動いて、何でもできますオーラがすごいのに、プライベートはポンコツだものね。」

「ポンコツって、、、」

恋愛下手ってことよ。
そこが可愛いんだと思うよ。
アルフレッドは、離さないよね?

私もクレスタのこと好きだもの。
ポンコツのところ。可愛すぎて、、純粋だし、ギャップが、、、

最近少し変わったよね?
仕事は、前より出来るし、変に力が入ってないって感じ。
プライベートの時、アルフレッド様といる時は、皇太子妃の顔が見えないよ。
一人の恋する女の子になってる。」

「この前王女が来たでしょ。
あの時、私、初めての経験をしたの。王女は、可愛くて、、若いから、嫉妬したの。」

「初めて?」

「うん。王国にいた時は、王太子に嫉妬したことはないの。王太子のことは、小さい頃好きだったけど、側妃に嫉妬はしなかったの。アルに思う気持ちが全然違う。」

「全然?」

「今までも、アルフレッド様が女の人と話してるモヤモヤするの。そのモヤモヤがわからなかったの。王女が来て初めてわかったの。」

「可愛い。」

「それでね。一人でその嫉妬を解決したくて、教会へ懺悔しに行ったの。」

「え?懺悔?」

「うん。嫌な気持ちはダメでしょ?」

「まあ。でも、、みんな持ってるよ。」

「そうなの?普通なの?初めてなことで分からなかった。アルフレッド様が、隣国の王太子を好きになったと不安になったと言われたの。」

「懺悔しに行くぐらいだからね。そう思うのが普通だよ。」

「えっ?」

ダイアナは、笑ってた。

「アルフレッド様も、クレスタのこと離せないね。王女が来たあとしばらく公務を休んでたけど、だき潰された?」

「うん。公務の話を出したら、離してくれなかった。」

「そのあとのクレスタの服、首が空いてなかったもんね。」

「、、、」真っ赤になる。

「可愛いね。」

温泉に行った。。
久しぶりに一緒に入ったけど、、、クレスタ体型変わった。
「スタイル良くなったよね。」

「うん。胸が、大きくなったの。。
ツーサイズアップしたの、、、
全体的に引き締まって、筋肉がついたの。毎日剣の練習もしている。」

「それだけじゃないわね。キスマーク。背中についてるよ。」

「嘘っ。ダイアナと温泉に行くから付けないでって言ったのに、、、、」

「クレスタの見えないところにつけてるよ。」

「独占欲強いんだね。そんなふうに見えなかったわ。」

こんなふうに会話ができるのが楽しかった。


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