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24最終話  王妃は、幸せになれる?

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「アル様。守ってくれてありがとうございます。」

「いや。当然だよ。クレスタもカッコよかったよ。しなやかで、隙がなかったよ。」

「私、可愛くないでしょ。
でもね。アルフレッド様の弱点にはなりたくないの。
だから、私は、剣を振り続けたいの。
この帝国で、あなたと一緒に、平和で幸せ。みんなが安心して暮らせるようにしたいの。」

「ありがとう。私も小さい頃からそう思ってた。私の考えと同じに者が、妻なんて、なんて幸せなんだろう」

「このブレスレットの効果はあったようですね。願いが叶った。」

「私の願いは、まだだよ。」 


アルフレッドは、シャンパンを2本用意した。

クレスタが生まれた年代のシャンパンをグラスに半分注ぎ、アルフレッドの生まれた年代のシャンパンを注ぎ、混ぜた。

アルフレッドは、青。クレスタは、黄。
合わせると青緑。
とてもキレな色だった。

俺たちの色だな。

2人の持ってるいる色を掛け合わせて、新しい色ができる。
だから、俺たちは、
2人の力があれば、新しいことができると言うことだ。



「これからもずっと一緒。」
と一つのグラスを飲み合う。

「「美味しい」」




このシャンパンは、俺たちのお酒として、皇太子が結婚する時に、代々売られるのだ。
色が綺麗だから、透明の瓶がいい。

Blue green drop    を銀色で、瓶に書くといいな。

意味は、私たちの色の青緑。

涙は、クレスタが、帝国に来て、嬉しい時も悲しい時も涙を流すことが増えたから、、、気を許してくれてる証拠だ。
それをシャンパンの名前に、、、

これが俺たちの初めての共同作業だよ。



「クレスタ。あの時、ルーセントに言ってた言葉覚えてる?」

「はい。」

2人は、見つめ合い。キスをし、
幸せな時間を過ごした♡







「王妃は、幸せになれる?」

「答えは、NO。」

あのまま、わたしが、王妃になったら、幸せになれなかった。
ルーセントのために、全てを捧げ、命を張り、この世には居なかったはず、

私は皇太子妃の道を選んでよかった。
アルフレッド様と一緒に、進んでよかった。

私は今幸せだ。
あの後、披露宴をし、帝国みんなが喜んでくれた。


私たちには、
息子が1人、娘が1人生まれた。毎日笑顔で、幸せに過ごせている。


「皇后は、幸せになれる!」



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