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22失態
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「王太子妃の教育はどこまで進んでるんだ?」
「えーと2段階くらいです。」
「遅いな。
それと王妃の公務も大幅に遅れてるけど、まだ減らさないといけないのか?今までの半分もしてないんだか、、、」
「マリーンの教育には、時間がかかっていまして、公務が遅れます。」
「そんなことわかってることだろ」
「え?」
「マナーもできていなかっただろ?今更何を言ってる。それを許してきたの王妃だからな。違うか?公務もクレスタにさせていたから、出来ないだろ。。違うか。」
「、、、、、、」
「ルーセントも公務が遅れてるけど、前は余裕だったよな。マリーンと遊んでたじゃないか。今は、マリーンが忙しいから、前より余裕で終わるはずだよな。」
「王太子妃に手伝ってもらってました。」
「違うだろ。クレスタにしてもらって、捺印しただけ。」
「はい。そうです。
王太子妃は、いつ帰ってくるんですか?」
「まだ寝ぼけたことを言ってるのか?
クレスタが帰ってくることはない。離縁届にサインをしたのはお前だ。」
「無効ですよ。騙してサインをさせられたじゃないですか?」
「誰も騙していないぞ。
お前が聞いていなかっただけだ。そのサインをする時、クレスタの話をしたはずだ、
おまえは、あいつの話なんてする必要がない。サインするればいいんだろうって言ったよな。」
「わわ私は、、今から謝って、大事にします。
王太子妃として、、
子供をつくり、後継ぎも育てますから、、、」
「今更何言ってるんだ。」
「?」
「お前が、帝国でやっていたこと、全て聞いている。
まさか、私が部屋の案内をされた後、
王太子と王太子妃の部屋をマリーンと2人で使ってたとはな。まさか帝国にバレていないと思ってるのか?」
「私がいなくなってからは、闇の声をクレスタに聞かせてたんだってな。」
「聞かせては、、、」
「隣の部屋にいることもわかっているのに、、最悪だな。
体調崩したのはお前のせいだ。
毎日そんな声聞かされて、おかしくならないものがいるか?
お前たちは、白い関係だったんだろ。」
「はい。」
「まさか白い関係だったとはな。お前にとっての王太子妃は、公務だけやらせたらいいわけだ。」
「王太子妃が必要なんです。」
「優秀な王太子妃は必要だろうな。でもクレスタはお前を必要ではない。」
「ずっと小さい頃から王太子妃として俺のそばにいたから、俺のそばがいいはずだ。」
「それなら、なんとしてでも帰ってくるだろ。違うか?
報告書が送られてきたんだから、帰ってこないだろ。」
「それは、早めに送ってくれたのだと思います。私の為に、、、」
「お前は、本当にわからないのか?クレスタを人して見てるのか?
お前が捨てて、ひとりぼっちしたクレスタを看病したのは、誰だと思う?」
「メイドじゃないんですか?」
「皇太子だよ。」
「え?」
「何を驚いてる。クレスタは、王太子妃だぞ。王国の4番目の地位と言うことをわかっておるのか?
お前は、マリーンと出会う前のが、マシだったな。
あと、クレスタの状況は、かなり悪かったようだ。」
「どうして、そんなに悪くなるなんて、、、帝国にいる間、元気そうでしたけど、、、」
「前日から体調が悪かったようだが、帰国を伝えた時に気がつかなかったのか?」
「いえ、帰国は、メイドに伝えさせました。」
「ほぉ。お前はクレスタと会話もないんだな。そんなにひどい状態だったのか。クレスタは、何一つ文句も言わず、態度にも出さなかった。これは国王である私の責任だな。」
「、、、、」
「お前が、クレスタを1人捨てて、帰った事を知った
クレスタは、泣き崩れ、意識を手放したそうだ。
夜は、ウナさせていたようだ。本当に、よく闇の声なんで聞かせたな。」
「クレスタは、可愛げがない。
なんでも出来るし、俺のやることにケチをつける。
マリーンは、俺を必要としてくれて、やさしくしてくれる。」
「お前はクレスタの妃教育を知ってるのか?」
「いえ?知りません。」
「すべては、ルーセントために、捧げろ。気持ちを表に出すな。
ルーセントが、殺されそうになったら、盾になって、死ね。
ルーセントのために死ぬことは幸せだ。
小さい頃から、王妃は、幸せになれると徹底的に、教育され、洗脳されていた。
それをおまえは、劣等感を感じて、クレスタを罵倒した。
クレスタが心を閉ざすのは、わかるよな。
まだ小さい頃のが笑っていただろ。全てお前の責任だ。」
「、、、、、」
「お前を甘やかしてくれる、優しいマリーンと2人で仲良くしたらいい」
「でも公務が、、、」
「王になる必要があるのか?公務も出来ない、人して最悪。お前に国をまとめれるのか?
今までのようにマリーンと気楽に暮らせばいいのではないのか?」
「そんな、、」
「クレスタを大事にしなかったのは、お前たちだよ。」と国王は去っていった。
王妃とルーセントは、このままでは、私達はヤバい。なんとかして、クレスタを戻さないと。無理やりでも連れてこないと。。
王太子のためにと洗脳してあるから、絶対戻ってくるはず。
その頃、クレスタは、毎日を楽しんでいた。
いろんな発見を経験し、アルフレッドといる事で、今までにはなかった感情が湧き出てきてた。
自分の意思でやりたい事が増えた。
皇后様からも
「クレスタ。ここにきた時と比べて、あなたは綺麗になった。表情も良くなった。こんな楽しそうあなたをみる事ができて良かったわ。」
「お母様のおかげです。好きな人のことを思ってするのが、こんなに楽しい事だと知りませんでした。
喜んでくれる顔を見る為に、私が変わる。
そして、愛される喜びも感じました。
帝国に来て、知らなかったことばかりで、毎日が楽しいです。
私。アルフレッド様のために、生きたい。自分のために生きたいです。」
「クレスタ。今のあなたは、安心できるわ。任せられる。アルフレッドのこと、そして、我が帝国の事もお願い。」
クレスタは、王国にいた頃の表情を出さないのでなく、常に笑顔でいた。
でも、その笑顔の違いがあった。
アルフレッドは、その笑顔の違いの差を楽しんでいた。
「えーと2段階くらいです。」
「遅いな。
それと王妃の公務も大幅に遅れてるけど、まだ減らさないといけないのか?今までの半分もしてないんだか、、、」
「マリーンの教育には、時間がかかっていまして、公務が遅れます。」
「そんなことわかってることだろ」
「え?」
「マナーもできていなかっただろ?今更何を言ってる。それを許してきたの王妃だからな。違うか?公務もクレスタにさせていたから、出来ないだろ。。違うか。」
「、、、、、、」
「ルーセントも公務が遅れてるけど、前は余裕だったよな。マリーンと遊んでたじゃないか。今は、マリーンが忙しいから、前より余裕で終わるはずだよな。」
「王太子妃に手伝ってもらってました。」
「違うだろ。クレスタにしてもらって、捺印しただけ。」
「はい。そうです。
王太子妃は、いつ帰ってくるんですか?」
「まだ寝ぼけたことを言ってるのか?
クレスタが帰ってくることはない。離縁届にサインをしたのはお前だ。」
「無効ですよ。騙してサインをさせられたじゃないですか?」
「誰も騙していないぞ。
お前が聞いていなかっただけだ。そのサインをする時、クレスタの話をしたはずだ、
おまえは、あいつの話なんてする必要がない。サインするればいいんだろうって言ったよな。」
「わわ私は、、今から謝って、大事にします。
王太子妃として、、
子供をつくり、後継ぎも育てますから、、、」
「今更何言ってるんだ。」
「?」
「お前が、帝国でやっていたこと、全て聞いている。
まさか、私が部屋の案内をされた後、
王太子と王太子妃の部屋をマリーンと2人で使ってたとはな。まさか帝国にバレていないと思ってるのか?」
「私がいなくなってからは、闇の声をクレスタに聞かせてたんだってな。」
「聞かせては、、、」
「隣の部屋にいることもわかっているのに、、最悪だな。
体調崩したのはお前のせいだ。
毎日そんな声聞かされて、おかしくならないものがいるか?
お前たちは、白い関係だったんだろ。」
「はい。」
「まさか白い関係だったとはな。お前にとっての王太子妃は、公務だけやらせたらいいわけだ。」
「王太子妃が必要なんです。」
「優秀な王太子妃は必要だろうな。でもクレスタはお前を必要ではない。」
「ずっと小さい頃から王太子妃として俺のそばにいたから、俺のそばがいいはずだ。」
「それなら、なんとしてでも帰ってくるだろ。違うか?
報告書が送られてきたんだから、帰ってこないだろ。」
「それは、早めに送ってくれたのだと思います。私の為に、、、」
「お前は、本当にわからないのか?クレスタを人して見てるのか?
お前が捨てて、ひとりぼっちしたクレスタを看病したのは、誰だと思う?」
「メイドじゃないんですか?」
「皇太子だよ。」
「え?」
「何を驚いてる。クレスタは、王太子妃だぞ。王国の4番目の地位と言うことをわかっておるのか?
お前は、マリーンと出会う前のが、マシだったな。
あと、クレスタの状況は、かなり悪かったようだ。」
「どうして、そんなに悪くなるなんて、、、帝国にいる間、元気そうでしたけど、、、」
「前日から体調が悪かったようだが、帰国を伝えた時に気がつかなかったのか?」
「いえ、帰国は、メイドに伝えさせました。」
「ほぉ。お前はクレスタと会話もないんだな。そんなにひどい状態だったのか。クレスタは、何一つ文句も言わず、態度にも出さなかった。これは国王である私の責任だな。」
「、、、、」
「お前が、クレスタを1人捨てて、帰った事を知った
クレスタは、泣き崩れ、意識を手放したそうだ。
夜は、ウナさせていたようだ。本当に、よく闇の声なんで聞かせたな。」
「クレスタは、可愛げがない。
なんでも出来るし、俺のやることにケチをつける。
マリーンは、俺を必要としてくれて、やさしくしてくれる。」
「お前はクレスタの妃教育を知ってるのか?」
「いえ?知りません。」
「すべては、ルーセントために、捧げろ。気持ちを表に出すな。
ルーセントが、殺されそうになったら、盾になって、死ね。
ルーセントのために死ぬことは幸せだ。
小さい頃から、王妃は、幸せになれると徹底的に、教育され、洗脳されていた。
それをおまえは、劣等感を感じて、クレスタを罵倒した。
クレスタが心を閉ざすのは、わかるよな。
まだ小さい頃のが笑っていただろ。全てお前の責任だ。」
「、、、、、」
「お前を甘やかしてくれる、優しいマリーンと2人で仲良くしたらいい」
「でも公務が、、、」
「王になる必要があるのか?公務も出来ない、人して最悪。お前に国をまとめれるのか?
今までのようにマリーンと気楽に暮らせばいいのではないのか?」
「そんな、、」
「クレスタを大事にしなかったのは、お前たちだよ。」と国王は去っていった。
王妃とルーセントは、このままでは、私達はヤバい。なんとかして、クレスタを戻さないと。無理やりでも連れてこないと。。
王太子のためにと洗脳してあるから、絶対戻ってくるはず。
その頃、クレスタは、毎日を楽しんでいた。
いろんな発見を経験し、アルフレッドといる事で、今までにはなかった感情が湧き出てきてた。
自分の意思でやりたい事が増えた。
皇后様からも
「クレスタ。ここにきた時と比べて、あなたは綺麗になった。表情も良くなった。こんな楽しそうあなたをみる事ができて良かったわ。」
「お母様のおかげです。好きな人のことを思ってするのが、こんなに楽しい事だと知りませんでした。
喜んでくれる顔を見る為に、私が変わる。
そして、愛される喜びも感じました。
帝国に来て、知らなかったことばかりで、毎日が楽しいです。
私。アルフレッド様のために、生きたい。自分のために生きたいです。」
「クレスタ。今のあなたは、安心できるわ。任せられる。アルフレッドのこと、そして、我が帝国の事もお願い。」
クレスタは、王国にいた頃の表情を出さないのでなく、常に笑顔でいた。
でも、その笑顔の違いがあった。
アルフレッドは、その笑顔の違いの差を楽しんでいた。
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