22 / 29
22失態
しおりを挟む
「王太子妃の教育はどこまで進んでるんだ?」
「えーと2段階くらいです。」
「遅いな。
それと王妃の公務も大幅に遅れてるけど、まだ減らさないといけないのか?今までの半分もしてないんだか、、、」
「マリーンの教育には、時間がかかっていまして、公務が遅れます。」
「そんなことわかってることだろ」
「え?」
「マナーもできていなかっただろ?今更何を言ってる。それを許してきたの王妃だからな。違うか?公務もクレスタにさせていたから、出来ないだろ。。違うか。」
「、、、、、、」
「ルーセントも公務が遅れてるけど、前は余裕だったよな。マリーンと遊んでたじゃないか。今は、マリーンが忙しいから、前より余裕で終わるはずだよな。」
「王太子妃に手伝ってもらってました。」
「違うだろ。クレスタにしてもらって、捺印しただけ。」
「はい。そうです。
王太子妃は、いつ帰ってくるんですか?」
「まだ寝ぼけたことを言ってるのか?
クレスタが帰ってくることはない。離縁届にサインをしたのはお前だ。」
「無効ですよ。騙してサインをさせられたじゃないですか?」
「誰も騙していないぞ。
お前が聞いていなかっただけだ。そのサインをする時、クレスタの話をしたはずだ、
おまえは、あいつの話なんてする必要がない。サインするればいいんだろうって言ったよな。」
「わわ私は、、今から謝って、大事にします。
王太子妃として、、
子供をつくり、後継ぎも育てますから、、、」
「今更何言ってるんだ。」
「?」
「お前が、帝国でやっていたこと、全て聞いている。
まさか、私が部屋の案内をされた後、
王太子と王太子妃の部屋をマリーンと2人で使ってたとはな。まさか帝国にバレていないと思ってるのか?」
「私がいなくなってからは、闇の声をクレスタに聞かせてたんだってな。」
「聞かせては、、、」
「隣の部屋にいることもわかっているのに、、最悪だな。
体調崩したのはお前のせいだ。
毎日そんな声聞かされて、おかしくならないものがいるか?
お前たちは、白い関係だったんだろ。」
「はい。」
「まさか白い関係だったとはな。お前にとっての王太子妃は、公務だけやらせたらいいわけだ。」
「王太子妃が必要なんです。」
「優秀な王太子妃は必要だろうな。でもクレスタはお前を必要ではない。」
「ずっと小さい頃から王太子妃として俺のそばにいたから、俺のそばがいいはずだ。」
「それなら、なんとしてでも帰ってくるだろ。違うか?
報告書が送られてきたんだから、帰ってこないだろ。」
「それは、早めに送ってくれたのだと思います。私の為に、、、」
「お前は、本当にわからないのか?クレスタを人して見てるのか?
お前が捨てて、ひとりぼっちしたクレスタを看病したのは、誰だと思う?」
「メイドじゃないんですか?」
「皇太子だよ。」
「え?」
「何を驚いてる。クレスタは、王太子妃だぞ。王国の4番目の地位と言うことをわかっておるのか?
お前は、マリーンと出会う前のが、マシだったな。
あと、クレスタの状況は、かなり悪かったようだ。」
「どうして、そんなに悪くなるなんて、、、帝国にいる間、元気そうでしたけど、、、」
「前日から体調が悪かったようだが、帰国を伝えた時に気がつかなかったのか?」
「いえ、帰国は、メイドに伝えさせました。」
「ほぉ。お前はクレスタと会話もないんだな。そんなにひどい状態だったのか。クレスタは、何一つ文句も言わず、態度にも出さなかった。これは国王である私の責任だな。」
「、、、、」
「お前が、クレスタを1人捨てて、帰った事を知った
クレスタは、泣き崩れ、意識を手放したそうだ。
夜は、ウナさせていたようだ。本当に、よく闇の声なんで聞かせたな。」
「クレスタは、可愛げがない。
なんでも出来るし、俺のやることにケチをつける。
マリーンは、俺を必要としてくれて、やさしくしてくれる。」
「お前はクレスタの妃教育を知ってるのか?」
「いえ?知りません。」
「すべては、ルーセントために、捧げろ。気持ちを表に出すな。
ルーセントが、殺されそうになったら、盾になって、死ね。
ルーセントのために死ぬことは幸せだ。
小さい頃から、王妃は、幸せになれると徹底的に、教育され、洗脳されていた。
それをおまえは、劣等感を感じて、クレスタを罵倒した。
クレスタが心を閉ざすのは、わかるよな。
まだ小さい頃のが笑っていただろ。全てお前の責任だ。」
「、、、、、」
「お前を甘やかしてくれる、優しいマリーンと2人で仲良くしたらいい」
「でも公務が、、、」
「王になる必要があるのか?公務も出来ない、人して最悪。お前に国をまとめれるのか?
今までのようにマリーンと気楽に暮らせばいいのではないのか?」
「そんな、、」
「クレスタを大事にしなかったのは、お前たちだよ。」と国王は去っていった。
王妃とルーセントは、このままでは、私達はヤバい。なんとかして、クレスタを戻さないと。無理やりでも連れてこないと。。
王太子のためにと洗脳してあるから、絶対戻ってくるはず。
その頃、クレスタは、毎日を楽しんでいた。
いろんな発見を経験し、アルフレッドといる事で、今までにはなかった感情が湧き出てきてた。
自分の意思でやりたい事が増えた。
皇后様からも
「クレスタ。ここにきた時と比べて、あなたは綺麗になった。表情も良くなった。こんな楽しそうあなたをみる事ができて良かったわ。」
「お母様のおかげです。好きな人のことを思ってするのが、こんなに楽しい事だと知りませんでした。
喜んでくれる顔を見る為に、私が変わる。
そして、愛される喜びも感じました。
帝国に来て、知らなかったことばかりで、毎日が楽しいです。
私。アルフレッド様のために、生きたい。自分のために生きたいです。」
「クレスタ。今のあなたは、安心できるわ。任せられる。アルフレッドのこと、そして、我が帝国の事もお願い。」
クレスタは、王国にいた頃の表情を出さないのでなく、常に笑顔でいた。
でも、その笑顔の違いがあった。
アルフレッドは、その笑顔の違いの差を楽しんでいた。
「えーと2段階くらいです。」
「遅いな。
それと王妃の公務も大幅に遅れてるけど、まだ減らさないといけないのか?今までの半分もしてないんだか、、、」
「マリーンの教育には、時間がかかっていまして、公務が遅れます。」
「そんなことわかってることだろ」
「え?」
「マナーもできていなかっただろ?今更何を言ってる。それを許してきたの王妃だからな。違うか?公務もクレスタにさせていたから、出来ないだろ。。違うか。」
「、、、、、、」
「ルーセントも公務が遅れてるけど、前は余裕だったよな。マリーンと遊んでたじゃないか。今は、マリーンが忙しいから、前より余裕で終わるはずだよな。」
「王太子妃に手伝ってもらってました。」
「違うだろ。クレスタにしてもらって、捺印しただけ。」
「はい。そうです。
王太子妃は、いつ帰ってくるんですか?」
「まだ寝ぼけたことを言ってるのか?
クレスタが帰ってくることはない。離縁届にサインをしたのはお前だ。」
「無効ですよ。騙してサインをさせられたじゃないですか?」
「誰も騙していないぞ。
お前が聞いていなかっただけだ。そのサインをする時、クレスタの話をしたはずだ、
おまえは、あいつの話なんてする必要がない。サインするればいいんだろうって言ったよな。」
「わわ私は、、今から謝って、大事にします。
王太子妃として、、
子供をつくり、後継ぎも育てますから、、、」
「今更何言ってるんだ。」
「?」
「お前が、帝国でやっていたこと、全て聞いている。
まさか、私が部屋の案内をされた後、
王太子と王太子妃の部屋をマリーンと2人で使ってたとはな。まさか帝国にバレていないと思ってるのか?」
「私がいなくなってからは、闇の声をクレスタに聞かせてたんだってな。」
「聞かせては、、、」
「隣の部屋にいることもわかっているのに、、最悪だな。
体調崩したのはお前のせいだ。
毎日そんな声聞かされて、おかしくならないものがいるか?
お前たちは、白い関係だったんだろ。」
「はい。」
「まさか白い関係だったとはな。お前にとっての王太子妃は、公務だけやらせたらいいわけだ。」
「王太子妃が必要なんです。」
「優秀な王太子妃は必要だろうな。でもクレスタはお前を必要ではない。」
「ずっと小さい頃から王太子妃として俺のそばにいたから、俺のそばがいいはずだ。」
「それなら、なんとしてでも帰ってくるだろ。違うか?
報告書が送られてきたんだから、帰ってこないだろ。」
「それは、早めに送ってくれたのだと思います。私の為に、、、」
「お前は、本当にわからないのか?クレスタを人して見てるのか?
お前が捨てて、ひとりぼっちしたクレスタを看病したのは、誰だと思う?」
「メイドじゃないんですか?」
「皇太子だよ。」
「え?」
「何を驚いてる。クレスタは、王太子妃だぞ。王国の4番目の地位と言うことをわかっておるのか?
お前は、マリーンと出会う前のが、マシだったな。
あと、クレスタの状況は、かなり悪かったようだ。」
「どうして、そんなに悪くなるなんて、、、帝国にいる間、元気そうでしたけど、、、」
「前日から体調が悪かったようだが、帰国を伝えた時に気がつかなかったのか?」
「いえ、帰国は、メイドに伝えさせました。」
「ほぉ。お前はクレスタと会話もないんだな。そんなにひどい状態だったのか。クレスタは、何一つ文句も言わず、態度にも出さなかった。これは国王である私の責任だな。」
「、、、、」
「お前が、クレスタを1人捨てて、帰った事を知った
クレスタは、泣き崩れ、意識を手放したそうだ。
夜は、ウナさせていたようだ。本当に、よく闇の声なんで聞かせたな。」
「クレスタは、可愛げがない。
なんでも出来るし、俺のやることにケチをつける。
マリーンは、俺を必要としてくれて、やさしくしてくれる。」
「お前はクレスタの妃教育を知ってるのか?」
「いえ?知りません。」
「すべては、ルーセントために、捧げろ。気持ちを表に出すな。
ルーセントが、殺されそうになったら、盾になって、死ね。
ルーセントのために死ぬことは幸せだ。
小さい頃から、王妃は、幸せになれると徹底的に、教育され、洗脳されていた。
それをおまえは、劣等感を感じて、クレスタを罵倒した。
クレスタが心を閉ざすのは、わかるよな。
まだ小さい頃のが笑っていただろ。全てお前の責任だ。」
「、、、、、」
「お前を甘やかしてくれる、優しいマリーンと2人で仲良くしたらいい」
「でも公務が、、、」
「王になる必要があるのか?公務も出来ない、人して最悪。お前に国をまとめれるのか?
今までのようにマリーンと気楽に暮らせばいいのではないのか?」
「そんな、、」
「クレスタを大事にしなかったのは、お前たちだよ。」と国王は去っていった。
王妃とルーセントは、このままでは、私達はヤバい。なんとかして、クレスタを戻さないと。無理やりでも連れてこないと。。
王太子のためにと洗脳してあるから、絶対戻ってくるはず。
その頃、クレスタは、毎日を楽しんでいた。
いろんな発見を経験し、アルフレッドといる事で、今までにはなかった感情が湧き出てきてた。
自分の意思でやりたい事が増えた。
皇后様からも
「クレスタ。ここにきた時と比べて、あなたは綺麗になった。表情も良くなった。こんな楽しそうあなたをみる事ができて良かったわ。」
「お母様のおかげです。好きな人のことを思ってするのが、こんなに楽しい事だと知りませんでした。
喜んでくれる顔を見る為に、私が変わる。
そして、愛される喜びも感じました。
帝国に来て、知らなかったことばかりで、毎日が楽しいです。
私。アルフレッド様のために、生きたい。自分のために生きたいです。」
「クレスタ。今のあなたは、安心できるわ。任せられる。アルフレッドのこと、そして、我が帝国の事もお願い。」
クレスタは、王国にいた頃の表情を出さないのでなく、常に笑顔でいた。
でも、その笑顔の違いがあった。
アルフレッドは、その笑顔の違いの差を楽しんでいた。
96
お気に入りに追加
2,656
あなたにおすすめの小説

【完結】白い結婚をした悪役令嬢は田舎暮らしと陰謀を満喫する
ツカノ
恋愛
「こんな形での君との婚姻は望んでなかった」と、私は初夜の夜に旦那様になる方に告げられた。
卒業パーティーで婚約者の最愛を虐げた悪役令嬢として予定通り断罪された挙げ句に、その罰としてなぜか元婚約者と目と髪の色以外はそっくりな男と『白い結婚』をさせられてしまった私は思う。
それにしても、旦那様。あなたはいったいどこの誰ですか?
陰謀と事件混みのご都合主義なふんわり設定です。

君を愛す気はない?どうぞご自由に!あなたがいない場所へ行きます。
みみぢあん
恋愛
貧乏なタムワース男爵家令嬢のマリエルは、初恋の騎士セイン・ガルフェルト侯爵の部下、ギリス・モリダールと結婚し初夜を迎えようとするが… 夫ギリスの暴言に耐えられず、マリエルは神殿へ逃げこんだ。
マリエルは身分違いで告白をできなくても、セインを愛する自分が、他の男性と結婚するのは間違いだと、自立への道をあゆもうとする。
そんなマリエルをセインは心配し… マリエルは愛するセインの優しさに苦悩する。
※ざまぁ系メインのお話ではありません、ご注意を😓
お飾り王妃の愛と献身
石河 翠
恋愛
エスターは、お飾りの王妃だ。初夜どころか結婚式もない、王国存続の生贄のような結婚は、父親である宰相によって調えられた。国王は身分の低い平民に溺れ、公務を放棄している。
けれどエスターは白い結婚を隠しもせずに、王の代わりに執務を続けている。彼女にとって大切なものは国であり、夫の愛情など必要としていなかったのだ。
ところがある日、暗愚だが無害だった国王の独断により、隣国への侵攻が始まる。それをきっかけに国内では革命が起き……。
国のために恋を捨て、人生を捧げてきたヒロインと、王妃を密かに愛し、彼女を手に入れるために国を変えることを決意した一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:24963620)をお借りしております。

お飾りの役目すら果たせない王を退位させ、愛妾と一生一緒にいられるようにしてあげます。
田太 優
恋愛
愛妾に夢中になってしまった王に何を言っても無駄だった。
私は正妃として見過ごすことはできず、この問題を解決することに決めた。
王はお飾りの王でしかなく、誰が本当の権力者なのか理解させてあげる。
愛する愛妾と一緒にいられれば王だって幸せでしょう?
一生一緒にいられるようにしてあげる。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。
【完結】私の望み通り婚約を解消しようと言うけど、そもそも半年間も嫌だと言い続けたのは貴方でしょう?〜初恋は終わりました。
るんた
恋愛
「君の望み通り、君との婚約解消を受け入れるよ」
色とりどりの春の花が咲き誇る我が伯爵家の庭園で、沈痛な面持ちで目の前に座る男の言葉を、私は内心冷ややかに受け止める。
……ほんとに屑だわ。
結果はうまくいかないけど、初恋と学園生活をそれなりに真面目にがんばる主人公のお話です。
彼はイケメンだけど、あれ?何か残念だな……。という感じを目指してます。そう思っていただけたら嬉しいです。
彼女視点(side A)と彼視点(side J)を交互にあげていきます。

政略結婚で「新興国の王女のくせに」と馬鹿にされたので反撃します
nanahi
恋愛
政略結婚により新興国クリューガーから因習漂う隣国に嫁いだ王女イーリス。王宮に上がったその日から「子爵上がりの王が作った新興国風情が」と揶揄される。さらに側妃の陰謀で王との夜も邪魔され続け、次第に身の危険を感じるようになる。
イーリスが邪険にされる理由は父が王と交わした婚姻の条件にあった。財政難で困窮している隣国の王は巨万の富を得たイーリスの父の財に目をつけ、婚姻を打診してきたのだ。資金援助と引き換えに父が提示した条件がこれだ。
「娘イーリスが王子を産んだ場合、その子を王太子とすること」
すでに二人の側妃の間にそれぞれ王子がいるにも関わらずだ。こうしてイーリスの輿入れは王宮に波乱をもたらすことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる