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14告白

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目が覚めたら、アルフレッド様と同じベットに入っていた。
抱きしめられていた。真っ赤な顔して、、

「おはようございます。あの。。」

「おはよう。起きたんだね。
あれから、震えてたから、心配になって、抱きしめたんだ。
そしたら、落ち着いて、眠ってくれたから、そばにいさせてもらった。
ここは、私の指示がない限り、誰も入って来ないから大丈夫。心配しないで。」

「ありがとうございます。今日は凄く元気です!!」

「そう。良かった。話があるんだけど、話せる?」

「はい。大丈夫です。着替えますね。」

「メイドを呼ぶね。」

「あの。私のメイドは誰も居ません。」

「うちのメイドがいるから大丈夫。」

とアルフレッド様は、部屋を出ていった。

その代わりにメイドが、入ってきて、隣の部屋に連れていってもらった。
数名のメイドが、準備をしていた。

「すみません。私なんかのために手伝ってもらって、、、」

「こちらこそ。クレスタ様の準備させていただけるなんて、光栄です。」

化粧もし、髪も結ってもらった。

そして、こちらのドレスを着てください。と。。


鏡で見てびっくりした。

「え?誰?私?鏡に魔法?」

「クレスタ様ですよ。」とクスクス笑われた。

「こんなにしていただきありがとうございます」

「こちらも綺麗なクレスタを着飾れて楽しかったです」


「アルフレッド様が、中庭でお待ちしております。」

メイドに連れらて、中庭に行った。バラが綺麗に咲かれていた。
いろんな種類のバラが。。素敵だった。

「クレスタ。とても綺麗だよ。僕が贈ったドレス似合ってる。ここにかけて。」


「ありがとうございます。
アルフレッド様が選んでくださったんですか?
私好みドレスで、色がとても綺麗で、安心するんです。
明るい色なのに、、、
こんなドレスも着させてくれてありがとうございます。」


「気がつかない?そのドレスの色」

「ほんとに?偶然じゃなく?」

「偶然じゃないよ。わたしの瞳の色。わたしの色のドレスを着せたかった。
クレスタ。君が好きなんだ。初めて会った時から、引かれている。
帝国に来てから、一緒にいるほど、好きになっていく。

私にだけわかるクレスタの気持ち。

我慢せずに笑って過ごさせたい。と日に日に思う気持ちが強くなってきた。

君なしでは、いられない。離したくない。」


「私も、アルフレッド様と過ごせたら、どんなに幸せか。
あなたと過ごすたびに、私もあなたに惹かれています。
でも、私は、王太子妃、いずれ王妃になるんです。簡単にあなたのそばにいけるわけがないんです。
だから、あなたとの事を思い出に王国に帰って、頑張らないといけないんです。

帝国と国の問題になります。」


「それは、皇帝と皇后が考えている。」

「え?」

「私は、サウジランドの視察が終わって、すぐに、クレスタのことを、両親に相談したんだ。

だから今回の帝国視察が叶ったんだ。
父、母として、皇帝、皇后として、クレスタを見たかったよう。
私が話した時点でほぼ決定だった。クレスタに会い、確認するって感じね。

そしたら、再婚でも構わない。ただ、子供だけは、作っていたら、諦めなければならなかったんだ。」

「子供。。私、王太子とは、何もありません。夫婦でも、本当に何もなかったんです。」

「白い関係だったんだね。辛かったね。ごめん。
でも、僕は嬉しいんだ。これでクレスタと障害もなく、結婚できるんだ。

そして、今回クレスタ1人を帝国に残した。

これは、わかるよね?好都合なんだ。」


「普通、王太子妃をひとり残して帰ることは、ありえません。私は、人質として、帝国に渡された身です。」

「王太子のおかげで、帝国は、簡単にクレスタを手に入れることができた。そう。私もね。」


「私なんかが、あなたのそばにいていいのですか?
私は、可愛くないし、
王国では、みんな私を愛してくれなかった。
ただの王太子妃としての役職みたいだった。
そんな私ですよ。」


「みんながクレスタに私の妻になって欲しいんだ。
父も母も。ダイアナなんて、ベタボレだよ。」

「本当に?私なんかを好きと言ってくれるのですか?」

「もう一回言うよ。クレスタ。愛している。
もう君なしじゃ居られない。クレスタを幸せにしたい。
わたしと一緒に生きてくれませんか?」

「はい。私もアルフレッド様の事、好きです。
あなたのそばにいたい。あなたと幸せになりたい。」
と二人は、抱きしめたあった。


「キスをしたいけど、いまは、我慢するよ。まだ、人妻だからね。でも、覚悟しておいて、甘やかすよ。愛し尽くすよ。嫌だって言っても離さないからね。」

クレスタは、涙を流した。嬉し涙もある事を知った。


「皇帝が、国王宛に手紙を贈った。」と先程連絡が来たよ。複写だけどみる?



サウジランド王様

この度は、こちらの不手際だったようで、王太子様一同を満足させる事ができず、申し訳ございません。
王妃さまの帰国命令だったようで、早急に帰られたこと、残念でなりません。
王太子妃のクレスタ様も一緒に帰国されたと思っていましたが、体調が悪く、一人部屋で寝込まれていました。
メイドも護衛も一人もいませんが、大丈夫でしょうか?
こちらで、療養してもらいます。精神的、肉体的疲労のようと医師に診断されました。
こちらでまた丁重におもてなしさせて頂きますので、ご心配なさらずに、、、、

ロイヤルブルー帝国
  皇帝  ロバート   ロイヤルブルー
  皇后  アイリーン  ロイヤルブルー
  皇太子 アルフレッド ロイヤルブルー

署名捺印付きの手紙。しかも連名。
これは、ただの手紙ではない。


これあの王太子は、意味わからないわ。
国王様しか理解できないかもしれない。。。



皇帝と皇后に会いに行った。

「この度、クレスタに想いを伝えました。そして、受け入れてもらうことができました。」

「良かったな。アルフレッド。」

「クレスタ。わたしの娘になってくれるの?」


「あの。私一つ確認したい事があります。アルフレッド様から、再婚でも大丈夫と言われたのですが、本当によろしいのでしょうか?」

「確かに大臣たちから、文句は出そうだ。でも、白い関係出で会ったこと、険悪な関係で、あったことを説明する。」


「いえ。皇帝陛下、皇后陛下が、再婚で良いのでしょうか?」


「私たちは、まず、アルフレッドが、気に入った子だったらいいの。
アルフレッドは、しっかりと自分の理想の相手を見極めてきたのよ。
今まで、一回も結婚したいと言わなかった。
それが、視察から帰ってきて、すぐに、ダイアナと話して、私たちのところに、相談しに来たのよ。

隣国の王太子妃、クレスタを嫁に迎えたい。と言ったのよ。
しかも、テンション高めで、、」

「あの勢いは、久しぶりにみたな。」

「再婚は、気にしなくていい。アルフレッドと仲良くしてくれたらいいわ。」

「でも、検査だけさせてもらっていいかしら?
クレスタを信用していないのでは、ありませんよ。
証拠が欲しいのです。」


「クレスタを、私たちの娘にしたい。
アルフレッドの妻にしたい。
帝国をかけて、クレスタを王国から奪うつもり。」

「ごめんなさいね。怖いこと言って、それほど私たちは、あなたを好きになったし、幸せにしたい。と思ってる。」


「ありがとうございます。わたし。こんなに思ってもらったことないんです。両親の愛も私は、知らない。記憶にないんです。」と涙を流した。

「クレスタ。心配しないで。」

「ありがとうございます。」

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