17 / 29
17離婚結婚
しおりを挟む
サウジランドの国王と叔父さんがやってきた。
「この度は、申し訳ございませんでした。」
「別に迷惑はかかってないよ。」
「こちらは、クレスタの叔父である、ハーレー、クリエイトです。」
「クレスタに会わせてもらえませんか?」
「先に離縁書を渡してもらえたら、いい。」
「はい。どうぞ。」
「アルフレッド、クレスタを呼んできて。」
「クレスタ。元気で良かった。」
「叔父様。お久しぶりです。ロイヤルブルー帝国の皆様のおかげです。」
「王宮に縛り続けてすまなかった。」
「いえ、国王様がいてくれたので、私は今まで頑張れました。
いつも気にかけてくださり、評価してくださっていたのは、
国王様だけでした、」
「すまない。ルーセントでは、頼りにならないので、
クレスタを離せなかった。私のせいだ。」
「いえ。その言葉だけで救われます。」
「クレスタに伝えないといけないことがあるんだ。
その前にアルフレッド皇太子様に聞きたい。
顔を見れば、クレスタのことを大事に思ってくれてるのはわかる。どんなことがあっても、守ってくれるか?」
「叔父様?」
「もちろん、クレスタのことは守ります。どんなことがあっても嫌いになれない。」
「頼むよ。
クレスタの母は、私の姉だけど、クレスタを産んですぐに亡くなったんだ。そのあと、あの男が、再婚して、あの女がきた。
クレスタが邪魔になったから、王妃に売った。多額だった。
表向きは、王太子の婚約者。誰も反対しなかった。
王妃は、ルーセントのために、なんでも言うことを聞く者を
将来の王妃にし、従わそうとした。
小さい頃の教育から、ルーセントのために、命を捨てる覚悟をつけさせていた。全ての公務をさせるためだけ。
「王妃は、幸せになれる」と言い聞かせてこられたはずだ。
私が、クレスタを引き取ると言ったんだが、私に圧力をかけてきた。やっと力をつけ、証拠を掴んだんだ。
「私は、、、、」
「すまない。クレスタ。私に力なくて、助けてあげることができなくて、、、アルフレッド皇太子のおかげで、助かった。あの地獄のような生活から、解放させてくださってありがとうございます。」
「いえ。私は、クレスタを好きになっただけですから。」
「叔父様。私何も知らなくて、、、ごめんなさい。」
「クレスタが気にすることではない。だから、国を捨てたとか、裏切ったとか、色々考えなくていい。
優しいクレスタのことだ、罪悪感みたいなものがあっただろ。。」
「はい。でも、スッキリしました。」
「皇帝陛下、皇后陛下、皇太子様クレスタのことをお願いします。」
「クレスタ。アルフレッド皇太子と出会え良かったな。綺麗なドレスだ。似合ってる。」
「はい。初めて、好きな男性に贈り物をして頂きました。
私の好みのデザイン。アルフレッド様の瞳の色のドレス。
こんな嬉しいんですね。ドレスをもらえるのは。」
「そうだな。あの王太子は、贈り物一つしなかったのか?」
「はい。
私、帝国に来てから、食事が美味しいんです。
王国では、食事の味がわからなかったの。」
「いつから?」
「側妃が、王宮に来てから、」
「すまない。クレスタ。誰も気がつかなくて、、、」
「国王様、私も黙っていましたもの。。」
「幸せになりな。その権利があるんだ。」
「ありがとうございます」
クレスタは、離婚書にサインをし、皇帝と国王が、提出しに行った。
皇帝は、そのまま、アルフレッドとクレスタの婚約手続きをした。
白い関係だった証明をつけたので、すぐに受理された。
「クレスタ。離婚と婚約が両方成立をされたよ。
これからは、堂々と可愛がれる。覚悟しておいてね。」
「はい。良かったです。アルフレッド様。」
「これから、アルと呼んでくれない?」
「アル様。」
「クレスタお願いがある。気が早いとおもうけど、籍だけ先に入れさせてくれないか?」
「理由を聞いてもいい?」
「クレスタ以外考えられないし、はやく、ぼくのものしたい。独占欲も強いんだ。
そして、心配もあるんだ。ルーセントがらクレスタとこんなに離れたのが初めてだろ?
だから、惜しくなって、取り戻しにくるかもしれない。王妃のこともあるからなぁ。」
「まさか。あんなに嫌ってたのに。
でも、私はアル様と一緒になれるなら構いません。
私もアル様に愛されたいもの。」
「クレスタ。煽らないでくれ。」
「明日、教会に行かないか?2人だけで式を挙げたい。」
「ドレスは、初めて頂いたのがいいです。」
「確かにあのドレスは、私の思いが詰まってる。楽しみだ。」
翌日、小さな教会にいき、2人で式を挙げた。
「クレスタ。これからは、2人で幸せな道をあるいていくんだよ。
私のそばで、笑って過ごしてほしい。永遠に愛することを誓うよ。」
「アル様。私も永遠に愛することを誓います。」
誓いのキスをした。
そして、ピンクの可愛いバラの花と指輪をくれた。
指輪の石は、青緑。ブレスレットと同じ色。
2人の色になった。
「これで夫婦だね。皇帝と皇后に報告しに行こう」
「「おめでとう。クレスタが娘になったんだな。」」
「ありがとうございます、よろしくお願いします。」
「披露宴は、しないといけないけど、結婚式は、どうする? 2人でやったんでしょ?」
「母上、バレましたか。」
「クレスタ。さっきのは、牧師もいないし、見守ってくれる人もいなかったけど、結婚式もう一回しようかあ。」
「いえ。私は、さっきほどの結婚式だけでよいです。アルフレッド様と私だけでしたが、とても幸せな気分になりました。」
「ということです。」
「お好きにしなさい。」
「この度は、申し訳ございませんでした。」
「別に迷惑はかかってないよ。」
「こちらは、クレスタの叔父である、ハーレー、クリエイトです。」
「クレスタに会わせてもらえませんか?」
「先に離縁書を渡してもらえたら、いい。」
「はい。どうぞ。」
「アルフレッド、クレスタを呼んできて。」
「クレスタ。元気で良かった。」
「叔父様。お久しぶりです。ロイヤルブルー帝国の皆様のおかげです。」
「王宮に縛り続けてすまなかった。」
「いえ、国王様がいてくれたので、私は今まで頑張れました。
いつも気にかけてくださり、評価してくださっていたのは、
国王様だけでした、」
「すまない。ルーセントでは、頼りにならないので、
クレスタを離せなかった。私のせいだ。」
「いえ。その言葉だけで救われます。」
「クレスタに伝えないといけないことがあるんだ。
その前にアルフレッド皇太子様に聞きたい。
顔を見れば、クレスタのことを大事に思ってくれてるのはわかる。どんなことがあっても、守ってくれるか?」
「叔父様?」
「もちろん、クレスタのことは守ります。どんなことがあっても嫌いになれない。」
「頼むよ。
クレスタの母は、私の姉だけど、クレスタを産んですぐに亡くなったんだ。そのあと、あの男が、再婚して、あの女がきた。
クレスタが邪魔になったから、王妃に売った。多額だった。
表向きは、王太子の婚約者。誰も反対しなかった。
王妃は、ルーセントのために、なんでも言うことを聞く者を
将来の王妃にし、従わそうとした。
小さい頃の教育から、ルーセントのために、命を捨てる覚悟をつけさせていた。全ての公務をさせるためだけ。
「王妃は、幸せになれる」と言い聞かせてこられたはずだ。
私が、クレスタを引き取ると言ったんだが、私に圧力をかけてきた。やっと力をつけ、証拠を掴んだんだ。
「私は、、、、」
「すまない。クレスタ。私に力なくて、助けてあげることができなくて、、、アルフレッド皇太子のおかげで、助かった。あの地獄のような生活から、解放させてくださってありがとうございます。」
「いえ。私は、クレスタを好きになっただけですから。」
「叔父様。私何も知らなくて、、、ごめんなさい。」
「クレスタが気にすることではない。だから、国を捨てたとか、裏切ったとか、色々考えなくていい。
優しいクレスタのことだ、罪悪感みたいなものがあっただろ。。」
「はい。でも、スッキリしました。」
「皇帝陛下、皇后陛下、皇太子様クレスタのことをお願いします。」
「クレスタ。アルフレッド皇太子と出会え良かったな。綺麗なドレスだ。似合ってる。」
「はい。初めて、好きな男性に贈り物をして頂きました。
私の好みのデザイン。アルフレッド様の瞳の色のドレス。
こんな嬉しいんですね。ドレスをもらえるのは。」
「そうだな。あの王太子は、贈り物一つしなかったのか?」
「はい。
私、帝国に来てから、食事が美味しいんです。
王国では、食事の味がわからなかったの。」
「いつから?」
「側妃が、王宮に来てから、」
「すまない。クレスタ。誰も気がつかなくて、、、」
「国王様、私も黙っていましたもの。。」
「幸せになりな。その権利があるんだ。」
「ありがとうございます」
クレスタは、離婚書にサインをし、皇帝と国王が、提出しに行った。
皇帝は、そのまま、アルフレッドとクレスタの婚約手続きをした。
白い関係だった証明をつけたので、すぐに受理された。
「クレスタ。離婚と婚約が両方成立をされたよ。
これからは、堂々と可愛がれる。覚悟しておいてね。」
「はい。良かったです。アルフレッド様。」
「これから、アルと呼んでくれない?」
「アル様。」
「クレスタお願いがある。気が早いとおもうけど、籍だけ先に入れさせてくれないか?」
「理由を聞いてもいい?」
「クレスタ以外考えられないし、はやく、ぼくのものしたい。独占欲も強いんだ。
そして、心配もあるんだ。ルーセントがらクレスタとこんなに離れたのが初めてだろ?
だから、惜しくなって、取り戻しにくるかもしれない。王妃のこともあるからなぁ。」
「まさか。あんなに嫌ってたのに。
でも、私はアル様と一緒になれるなら構いません。
私もアル様に愛されたいもの。」
「クレスタ。煽らないでくれ。」
「明日、教会に行かないか?2人だけで式を挙げたい。」
「ドレスは、初めて頂いたのがいいです。」
「確かにあのドレスは、私の思いが詰まってる。楽しみだ。」
翌日、小さな教会にいき、2人で式を挙げた。
「クレスタ。これからは、2人で幸せな道をあるいていくんだよ。
私のそばで、笑って過ごしてほしい。永遠に愛することを誓うよ。」
「アル様。私も永遠に愛することを誓います。」
誓いのキスをした。
そして、ピンクの可愛いバラの花と指輪をくれた。
指輪の石は、青緑。ブレスレットと同じ色。
2人の色になった。
「これで夫婦だね。皇帝と皇后に報告しに行こう」
「「おめでとう。クレスタが娘になったんだな。」」
「ありがとうございます、よろしくお願いします。」
「披露宴は、しないといけないけど、結婚式は、どうする? 2人でやったんでしょ?」
「母上、バレましたか。」
「クレスタ。さっきのは、牧師もいないし、見守ってくれる人もいなかったけど、結婚式もう一回しようかあ。」
「いえ。私は、さっきほどの結婚式だけでよいです。アルフレッド様と私だけでしたが、とても幸せな気分になりました。」
「ということです。」
「お好きにしなさい。」
95
お気に入りに追加
2,629
あなたにおすすめの小説
【完結】愛に裏切られた私と、愛を諦めなかった元夫
紫崎 藍華
恋愛
政略結婚だったにも関わらず、スティーヴンはイルマに浮気し、妻のミシェルを捨てた。
スティーヴンは政略結婚の重要性を理解できていなかった。
そのような男の愛が許されるはずないのだが、彼は愛を貫いた。
捨てられたミシェルも貴族という立場に翻弄されつつも、一つの答えを見出した。
愛されていたのだと知りました。それは、あなたの愛をなくした時の事でした。
桗梛葉 (たなは)
恋愛
リリナシスと王太子ヴィルトスが婚約をしたのは、2人がまだ幼い頃だった。
それから、ずっと2人は一緒に過ごしていた。
一緒に駆け回って、悪戯をして、叱られる事もあったのに。
いつの間にか、そんな2人の関係は、ひどく冷たくなっていた。
変わってしまったのは、いつだろう。
分からないままリリナシスは、想いを反転させる禁忌薬に手を出してしまう。
******************************************
こちらは、全19話(修正したら予定より6話伸びました🙏)
7/22~7/25の4日間は、1日2話の投稿予定です。以降は、1日1話になります。
【完結】政略結婚だからと諦めていましたが、離縁を決めさせていただきました
あおくん
恋愛
父が決めた結婚。
顔を会わせたこともない相手との結婚を言い渡された私は、反論することもせず政略結婚を受け入れた。
これから私の家となるディオダ侯爵で働く使用人たちとの関係も良好で、旦那様となる義両親ともいい関係を築けた私は今後上手くいくことを悟った。
だが婚姻後、初めての初夜で旦那様から言い渡されたのは「白い結婚」だった。
政略結婚だから最悪愛を求めることは考えてはいなかったけれど、旦那様がそのつもりなら私にも考えがあります。
どうか最後まで、その強気な態度を変えることがないことを、祈っておりますわ。
※いつものゆるふわ設定です。拙い文章がちりばめられています。
最後はハッピーエンドで終えます。
毒家族から逃亡、のち側妃
チャイムン
恋愛
四歳下の妹ばかり可愛がる両親に「あなたにかけるお金はないから働きなさい」
十二歳で告げられたベルナデットは、自立と家族からの脱却を夢見る。
まずは王立学院に奨学生として入学して、文官を目指す。
夢は自分で叶えなきゃ。
ところが妹への縁談話がきっかけで、バシュロ第一王子が動き出す。
自分勝手な側妃を見習えとおっしゃったのですから、わたくしの望む未来を手にすると決めました。
Mayoi
恋愛
国王キングズリーの寵愛を受ける側妃メラニー。
二人から見下される正妃クローディア。
正妃として国王に苦言を呈すれば嫉妬だと言われ、逆に側妃を見習うように言わる始末。
国王であるキングズリーがそう言ったのだからクローディアも決心する。
クローディアは自らの望む未来を手にすべく、密かに手を回す。
伝える前に振られてしまった私の恋
メカ喜楽直人
恋愛
母に連れられて行った王妃様とのお茶会の席を、ひとり抜け出したアーリーンは、幼馴染みと友人たちが歓談する場に出くわす。
そこで、ひとりの令息が婚約をしたのだと話し出した。
〖完結〗あなたに愛されることは望みません。
藍川みいな
恋愛
ブルーク公爵家の長女に生まれた私は、幼い頃に母を亡くした。父に愛されたことなど一度もなく、父が後妻を迎えると、私は使用人用の住まいに追いやられた。
父はこの国で、一番力を持っていた。一国の王よりも。
国王陛下と王妃様を殺害し、王太子であるアンディ様を国王に据えた。両親を殺され、12歳で国王となったアンディ様は、父の操り人形だった。
アンディ様が18歳になると、王妃になるように父に命じられた。私の役割は、アンディ様の監視と彼の子を産むこと。
両親の仇であるブルーク公爵の娘を、愛することなど出来るはずがない。けれど、私はアンディ様を愛していた。自分が愛されていないことも、愛されない理由も、愛される資格がないことも分かっている。愛されることなど、望まない。
父親がどんな人間かは、私が一番良く分かっている。父は母を、殺したのだから……。
彼に愛されなくても、彼を守るために私は王妃となる決意をする。王妃となってまもなく、アンディ様は愛する人を見つけたからと側室を迎えた。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
【完結】美しい人。
❄️冬は つとめて
恋愛
「あなたが、ウイリアム兄様の婚約者? 」
「わたくし、カミーユと言いますの。ねえ、あなたがウイリアム兄様の婚約者で、間違いないかしら。」
「ねえ、返事は。」
「はい。私、ウイリアム様と婚約しています ナンシー。ナンシー・ヘルシンキ伯爵令嬢です。」
彼女の前に現れたのは、とても美しい人でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる