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17離婚結婚
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サウジランドの国王と叔父さんがやってきた。
「この度は、申し訳ございませんでした。」
「別に迷惑はかかってないよ。」
「こちらは、クレスタの叔父である、ハーレー、クリエイトです。」
「クレスタに会わせてもらえませんか?」
「先に離縁書を渡してもらえたら、いい。」
「はい。どうぞ。」
「アルフレッド、クレスタを呼んできて。」
「クレスタ。元気で良かった。」
「叔父様。お久しぶりです。ロイヤルブルー帝国の皆様のおかげです。」
「王宮に縛り続けてすまなかった。」
「いえ、国王様がいてくれたので、私は今まで頑張れました。
いつも気にかけてくださり、評価してくださっていたのは、
国王様だけでした、」
「すまない。ルーセントでは、頼りにならないので、
クレスタを離せなかった。私のせいだ。」
「いえ。その言葉だけで救われます。」
「クレスタに伝えないといけないことがあるんだ。
その前にアルフレッド皇太子様に聞きたい。
顔を見れば、クレスタのことを大事に思ってくれてるのはわかる。どんなことがあっても、守ってくれるか?」
「叔父様?」
「もちろん、クレスタのことは守ります。どんなことがあっても嫌いになれない。」
「頼むよ。
クレスタの母は、私の姉だけど、クレスタを産んですぐに亡くなったんだ。そのあと、あの男が、再婚して、あの女がきた。
クレスタが邪魔になったから、王妃に売った。多額だった。
表向きは、王太子の婚約者。誰も反対しなかった。
王妃は、ルーセントのために、なんでも言うことを聞く者を
将来の王妃にし、従わそうとした。
小さい頃の教育から、ルーセントのために、命を捨てる覚悟をつけさせていた。全ての公務をさせるためだけ。
「王妃は、幸せになれる」と言い聞かせてこられたはずだ。
私が、クレスタを引き取ると言ったんだが、私に圧力をかけてきた。やっと力をつけ、証拠を掴んだんだ。
「私は、、、、」
「すまない。クレスタ。私に力なくて、助けてあげることができなくて、、、アルフレッド皇太子のおかげで、助かった。あの地獄のような生活から、解放させてくださってありがとうございます。」
「いえ。私は、クレスタを好きになっただけですから。」
「叔父様。私何も知らなくて、、、ごめんなさい。」
「クレスタが気にすることではない。だから、国を捨てたとか、裏切ったとか、色々考えなくていい。
優しいクレスタのことだ、罪悪感みたいなものがあっただろ。。」
「はい。でも、スッキリしました。」
「皇帝陛下、皇后陛下、皇太子様クレスタのことをお願いします。」
「クレスタ。アルフレッド皇太子と出会え良かったな。綺麗なドレスだ。似合ってる。」
「はい。初めて、好きな男性に贈り物をして頂きました。
私の好みのデザイン。アルフレッド様の瞳の色のドレス。
こんな嬉しいんですね。ドレスをもらえるのは。」
「そうだな。あの王太子は、贈り物一つしなかったのか?」
「はい。
私、帝国に来てから、食事が美味しいんです。
王国では、食事の味がわからなかったの。」
「いつから?」
「側妃が、王宮に来てから、」
「すまない。クレスタ。誰も気がつかなくて、、、」
「国王様、私も黙っていましたもの。。」
「幸せになりな。その権利があるんだ。」
「ありがとうございます」
クレスタは、離婚書にサインをし、皇帝と国王が、提出しに行った。
皇帝は、そのまま、アルフレッドとクレスタの婚約手続きをした。
白い関係だった証明をつけたので、すぐに受理された。
「クレスタ。離婚と婚約が両方成立をされたよ。
これからは、堂々と可愛がれる。覚悟しておいてね。」
「はい。良かったです。アルフレッド様。」
「これから、アルと呼んでくれない?」
「アル様。」
「クレスタお願いがある。気が早いとおもうけど、籍だけ先に入れさせてくれないか?」
「理由を聞いてもいい?」
「クレスタ以外考えられないし、はやく、ぼくのものしたい。独占欲も強いんだ。
そして、心配もあるんだ。ルーセントがらクレスタとこんなに離れたのが初めてだろ?
だから、惜しくなって、取り戻しにくるかもしれない。王妃のこともあるからなぁ。」
「まさか。あんなに嫌ってたのに。
でも、私はアル様と一緒になれるなら構いません。
私もアル様に愛されたいもの。」
「クレスタ。煽らないでくれ。」
「明日、教会に行かないか?2人だけで式を挙げたい。」
「ドレスは、初めて頂いたのがいいです。」
「確かにあのドレスは、私の思いが詰まってる。楽しみだ。」
翌日、小さな教会にいき、2人で式を挙げた。
「クレスタ。これからは、2人で幸せな道をあるいていくんだよ。
私のそばで、笑って過ごしてほしい。永遠に愛することを誓うよ。」
「アル様。私も永遠に愛することを誓います。」
誓いのキスをした。
そして、ピンクの可愛いバラの花と指輪をくれた。
指輪の石は、青緑。ブレスレットと同じ色。
2人の色になった。
「これで夫婦だね。皇帝と皇后に報告しに行こう」
「「おめでとう。クレスタが娘になったんだな。」」
「ありがとうございます、よろしくお願いします。」
「披露宴は、しないといけないけど、結婚式は、どうする? 2人でやったんでしょ?」
「母上、バレましたか。」
「クレスタ。さっきのは、牧師もいないし、見守ってくれる人もいなかったけど、結婚式もう一回しようかあ。」
「いえ。私は、さっきほどの結婚式だけでよいです。アルフレッド様と私だけでしたが、とても幸せな気分になりました。」
「ということです。」
「お好きにしなさい。」
「この度は、申し訳ございませんでした。」
「別に迷惑はかかってないよ。」
「こちらは、クレスタの叔父である、ハーレー、クリエイトです。」
「クレスタに会わせてもらえませんか?」
「先に離縁書を渡してもらえたら、いい。」
「はい。どうぞ。」
「アルフレッド、クレスタを呼んできて。」
「クレスタ。元気で良かった。」
「叔父様。お久しぶりです。ロイヤルブルー帝国の皆様のおかげです。」
「王宮に縛り続けてすまなかった。」
「いえ、国王様がいてくれたので、私は今まで頑張れました。
いつも気にかけてくださり、評価してくださっていたのは、
国王様だけでした、」
「すまない。ルーセントでは、頼りにならないので、
クレスタを離せなかった。私のせいだ。」
「いえ。その言葉だけで救われます。」
「クレスタに伝えないといけないことがあるんだ。
その前にアルフレッド皇太子様に聞きたい。
顔を見れば、クレスタのことを大事に思ってくれてるのはわかる。どんなことがあっても、守ってくれるか?」
「叔父様?」
「もちろん、クレスタのことは守ります。どんなことがあっても嫌いになれない。」
「頼むよ。
クレスタの母は、私の姉だけど、クレスタを産んですぐに亡くなったんだ。そのあと、あの男が、再婚して、あの女がきた。
クレスタが邪魔になったから、王妃に売った。多額だった。
表向きは、王太子の婚約者。誰も反対しなかった。
王妃は、ルーセントのために、なんでも言うことを聞く者を
将来の王妃にし、従わそうとした。
小さい頃の教育から、ルーセントのために、命を捨てる覚悟をつけさせていた。全ての公務をさせるためだけ。
「王妃は、幸せになれる」と言い聞かせてこられたはずだ。
私が、クレスタを引き取ると言ったんだが、私に圧力をかけてきた。やっと力をつけ、証拠を掴んだんだ。
「私は、、、、」
「すまない。クレスタ。私に力なくて、助けてあげることができなくて、、、アルフレッド皇太子のおかげで、助かった。あの地獄のような生活から、解放させてくださってありがとうございます。」
「いえ。私は、クレスタを好きになっただけですから。」
「叔父様。私何も知らなくて、、、ごめんなさい。」
「クレスタが気にすることではない。だから、国を捨てたとか、裏切ったとか、色々考えなくていい。
優しいクレスタのことだ、罪悪感みたいなものがあっただろ。。」
「はい。でも、スッキリしました。」
「皇帝陛下、皇后陛下、皇太子様クレスタのことをお願いします。」
「クレスタ。アルフレッド皇太子と出会え良かったな。綺麗なドレスだ。似合ってる。」
「はい。初めて、好きな男性に贈り物をして頂きました。
私の好みのデザイン。アルフレッド様の瞳の色のドレス。
こんな嬉しいんですね。ドレスをもらえるのは。」
「そうだな。あの王太子は、贈り物一つしなかったのか?」
「はい。
私、帝国に来てから、食事が美味しいんです。
王国では、食事の味がわからなかったの。」
「いつから?」
「側妃が、王宮に来てから、」
「すまない。クレスタ。誰も気がつかなくて、、、」
「国王様、私も黙っていましたもの。。」
「幸せになりな。その権利があるんだ。」
「ありがとうございます」
クレスタは、離婚書にサインをし、皇帝と国王が、提出しに行った。
皇帝は、そのまま、アルフレッドとクレスタの婚約手続きをした。
白い関係だった証明をつけたので、すぐに受理された。
「クレスタ。離婚と婚約が両方成立をされたよ。
これからは、堂々と可愛がれる。覚悟しておいてね。」
「はい。良かったです。アルフレッド様。」
「これから、アルと呼んでくれない?」
「アル様。」
「クレスタお願いがある。気が早いとおもうけど、籍だけ先に入れさせてくれないか?」
「理由を聞いてもいい?」
「クレスタ以外考えられないし、はやく、ぼくのものしたい。独占欲も強いんだ。
そして、心配もあるんだ。ルーセントがらクレスタとこんなに離れたのが初めてだろ?
だから、惜しくなって、取り戻しにくるかもしれない。王妃のこともあるからなぁ。」
「まさか。あんなに嫌ってたのに。
でも、私はアル様と一緒になれるなら構いません。
私もアル様に愛されたいもの。」
「クレスタ。煽らないでくれ。」
「明日、教会に行かないか?2人だけで式を挙げたい。」
「ドレスは、初めて頂いたのがいいです。」
「確かにあのドレスは、私の思いが詰まってる。楽しみだ。」
翌日、小さな教会にいき、2人で式を挙げた。
「クレスタ。これからは、2人で幸せな道をあるいていくんだよ。
私のそばで、笑って過ごしてほしい。永遠に愛することを誓うよ。」
「アル様。私も永遠に愛することを誓います。」
誓いのキスをした。
そして、ピンクの可愛いバラの花と指輪をくれた。
指輪の石は、青緑。ブレスレットと同じ色。
2人の色になった。
「これで夫婦だね。皇帝と皇后に報告しに行こう」
「「おめでとう。クレスタが娘になったんだな。」」
「ありがとうございます、よろしくお願いします。」
「披露宴は、しないといけないけど、結婚式は、どうする? 2人でやったんでしょ?」
「母上、バレましたか。」
「クレスタ。さっきのは、牧師もいないし、見守ってくれる人もいなかったけど、結婚式もう一回しようかあ。」
「いえ。私は、さっきほどの結婚式だけでよいです。アルフレッド様と私だけでしたが、とても幸せな気分になりました。」
「ということです。」
「お好きにしなさい。」
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