42 / 46
番外編 サラリ専属侍女
しおりを挟む
時は遡り、北の領地に着いたころのこと。
思ったより大きい家が、見つかり、護衛数名とリエも一緒に泊まった。
ちなみにリエの旦那さんは、護衛の一人、ハルだった。
二人は、喧嘩もするけど仲良かった。
ここでは、食事も全て自分達でしないといけなかった。
サラリは、そんな生活も楽しんでいた。
夜、ハヤト様と散歩をしてると、
声がした。
「リエっ。」「ハルっ」
「最近忙しいから、久しぶりね。」
「ああ。そうだな。」
「サラリ様どうなんだ?」
「やばいわね。あんなに純粋な子いないわよ。それに、優しくて、人想いで、何より可愛い。
実家では、辛い思いしたみたいで、わたし可愛くないって言うの。
それが悔しくて、わたしは、サラリ様が自信を持って、ハヤト様に愛されてほしい」
「確かに、ハヤト様ベタ惚れだよね。あんな笑顔見たことないぞ。サラリ様のお陰で、平和だな。
いつもピリピリしてたのに、最近穏やかだな。
でも、サラリ様に近寄ろうとしたら、睨まれたぞ。ただの護衛だぞ?」
「そうなんだ。ハヤト様、ベタ惚れなんだ。二人が幸せになれるといいな。
サラリ様も笑ってることが多くなって本当によかった。
本当にサラリ様は可愛い。ああ!わたしが男なら絶対結婚したわ。」
「はあ?何言ってんの?俺のことは?」
「やきもち?」
「ああ。」
二人はキスを始めた。
「ハルっ。好きよ。」
「俺も好き。久しぶりにいい?」
「ここで?」
「仕方ないじゃん。家に戻るとリエはサラリ様から離れないし、、」
「だって、サラリ様可愛いんだよ。一緒に居て、もっと磨きたいもん。ドレスもいっぱい着せたい。」
「わかった。もう俺を見て、、、」
二人は、抱き合って愛し合っていた。
「邪魔したら悪いから違うところ行こうか。リエは、サラリの事好きなんだね。よかったよ。リエを連れてきて良かった。」
「んっ。」
顔が赤い。さっきのやりとりを見て、パンク気味、、、
少し風が通る涼しいところに、行った。
「リエのおかげで、サラリは、おしゃれをすることを覚えたかな?」
「リエはとても素敵なの。」
「良かった。リエは、貴族から、平民に落ちて、ひどい扱いをされてたんだ。ボロボロで、それで俺が買い取った。」
「買い取った?」
「借金のために、タダ働きのような事してる。」
買い取ったというより借金返済ね。
「リエは、今も俺に返済しているんだ。だから、連れてきた。ハルとリエは、結構早くに惹かれあってて、少し前に結婚したんだ。サラリのために仕事してもらおうと思ってな。」
「ハヤト様、お優しいんですね。」
「え?どこが?買い取ったんだよ?金でリエを働かせてる」
「本当にそんなふうに思ってるの?」
「ああ。」
「ハヤト様は、とても優しいです。わたしは好きです。」
「よくわからないな。」
「ハヤト様。好きです。私を選んでくれて、ありがとうございます。
あなたと毎日夜を過ごせる幸せ。あなたの温もりを感じる幸せ。
あなたと一緒に食事ができる幸せ。
あなたといると心が温かくなるの。」
「ありがとう。サラリ。私も好きだよ。」
キスをした。
「口を少し開けて、、、」
ハヤト様の舌が入ってきた。それが気持ちよかった。
なんか幸せな気持ちになったから、サラリも同じように真似をした。
それに驚いたハヤト。でも嬉しかった。
「うちに帰ろうか。」
離れたのが寂しかったサラリは、顔に出ていた。
ハヤトは耳元で
「可愛いよ。俺だけのサラリ。結婚したら、可愛がってあげるからな。」
思ったより大きい家が、見つかり、護衛数名とリエも一緒に泊まった。
ちなみにリエの旦那さんは、護衛の一人、ハルだった。
二人は、喧嘩もするけど仲良かった。
ここでは、食事も全て自分達でしないといけなかった。
サラリは、そんな生活も楽しんでいた。
夜、ハヤト様と散歩をしてると、
声がした。
「リエっ。」「ハルっ」
「最近忙しいから、久しぶりね。」
「ああ。そうだな。」
「サラリ様どうなんだ?」
「やばいわね。あんなに純粋な子いないわよ。それに、優しくて、人想いで、何より可愛い。
実家では、辛い思いしたみたいで、わたし可愛くないって言うの。
それが悔しくて、わたしは、サラリ様が自信を持って、ハヤト様に愛されてほしい」
「確かに、ハヤト様ベタ惚れだよね。あんな笑顔見たことないぞ。サラリ様のお陰で、平和だな。
いつもピリピリしてたのに、最近穏やかだな。
でも、サラリ様に近寄ろうとしたら、睨まれたぞ。ただの護衛だぞ?」
「そうなんだ。ハヤト様、ベタ惚れなんだ。二人が幸せになれるといいな。
サラリ様も笑ってることが多くなって本当によかった。
本当にサラリ様は可愛い。ああ!わたしが男なら絶対結婚したわ。」
「はあ?何言ってんの?俺のことは?」
「やきもち?」
「ああ。」
二人はキスを始めた。
「ハルっ。好きよ。」
「俺も好き。久しぶりにいい?」
「ここで?」
「仕方ないじゃん。家に戻るとリエはサラリ様から離れないし、、」
「だって、サラリ様可愛いんだよ。一緒に居て、もっと磨きたいもん。ドレスもいっぱい着せたい。」
「わかった。もう俺を見て、、、」
二人は、抱き合って愛し合っていた。
「邪魔したら悪いから違うところ行こうか。リエは、サラリの事好きなんだね。よかったよ。リエを連れてきて良かった。」
「んっ。」
顔が赤い。さっきのやりとりを見て、パンク気味、、、
少し風が通る涼しいところに、行った。
「リエのおかげで、サラリは、おしゃれをすることを覚えたかな?」
「リエはとても素敵なの。」
「良かった。リエは、貴族から、平民に落ちて、ひどい扱いをされてたんだ。ボロボロで、それで俺が買い取った。」
「買い取った?」
「借金のために、タダ働きのような事してる。」
買い取ったというより借金返済ね。
「リエは、今も俺に返済しているんだ。だから、連れてきた。ハルとリエは、結構早くに惹かれあってて、少し前に結婚したんだ。サラリのために仕事してもらおうと思ってな。」
「ハヤト様、お優しいんですね。」
「え?どこが?買い取ったんだよ?金でリエを働かせてる」
「本当にそんなふうに思ってるの?」
「ああ。」
「ハヤト様は、とても優しいです。わたしは好きです。」
「よくわからないな。」
「ハヤト様。好きです。私を選んでくれて、ありがとうございます。
あなたと毎日夜を過ごせる幸せ。あなたの温もりを感じる幸せ。
あなたと一緒に食事ができる幸せ。
あなたといると心が温かくなるの。」
「ありがとう。サラリ。私も好きだよ。」
キスをした。
「口を少し開けて、、、」
ハヤト様の舌が入ってきた。それが気持ちよかった。
なんか幸せな気持ちになったから、サラリも同じように真似をした。
それに驚いたハヤト。でも嬉しかった。
「うちに帰ろうか。」
離れたのが寂しかったサラリは、顔に出ていた。
ハヤトは耳元で
「可愛いよ。俺だけのサラリ。結婚したら、可愛がってあげるからな。」
75
お気に入りに追加
316
あなたにおすすめの小説
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。

侍女から第2夫人、そして……
しゃーりん
恋愛
公爵家の2歳のお嬢様の侍女をしているルイーズは、酔って夢だと思い込んでお嬢様の父親であるガレントと関係を持ってしまう。
翌朝、現実だったと知った2人は親たちの話し合いの結果、ガレントの第2夫人になることに決まった。
ガレントの正妻セルフィが病弱でもう子供を望めないからだった。
一日で侍女から第2夫人になってしまったルイーズ。
正妻セルフィからは、娘を義母として可愛がり、夫を好きになってほしいと頼まれる。
セルフィの残り時間は少なく、ルイーズがやがて正妻になるというお話です。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
いつか彼女を手に入れる日まで
月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる