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帰り道

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ハヤト様が突然。
 
「サラリ様。私と婚約してもらえますか?ダメですか?
私もあなたと話をしていて、答えが出た。私も商会を立ち上げたいと思った。私たち気が合うのではないか?」

「そうですね。気が合うと思います。
父が言ったとおり、素敵なお方ですわ。
でも、婚約はやめた方がいいですわ。
姉のような容姿が好きなのでしょう?
私の容姿は、よくありませんもの。
母にも不細工だから顔を隠しなさいとよく言われましたもの。
私が婚約者なら恥ずかしいと思いますよ。」
笑顔で返答した。

「キラリ嬢が好みではない。正直、婚約解消になって嬉しいぐらいだ。
容姿に拘らないと言ったら失礼だが、君の考え方が好きだし、そのメガネの下の瞳がきれいだと思う。」

「本当に、、良いのでしょうか?わたしは、夫ができるならそれでいいですが、、でも、ハヤト様が、わたしと結婚してメリットがあるのでしょうか?爵位がなくなりますよ?」

「私は、あなたを気に入った。あなたと過ごしたいと思った。爵位は、気にしなくていい。」

「そうですか、、、父と相談しましょうか。」

すぐに父上のとこに行き、
ハヤト様は、父に私と一緒になりたいといってくれた。

公爵様は、


「キラリ嬢とは婚約解消し、
サラリ嬢と正式に婚約すると言う形で良いのだな。」

「はい。正式にキラリ嬢を婚約者と発表していませんし、、世間的には全く問題ないと思います。」


「慰謝料は、きちんと払うよ。」

「サラリ嬢と婚約することになったのだから、慰謝料は、入りません。」
公爵様は言ってくれたが、、、

「いや。慰謝料という形で、支払うが、商会のために使いなさい。」

「では、ありがたく頂戴致します。」

2人は無事婚約することになった。


帰り道、お父様は、
財産分与をするよ。お前たちの結婚を機にな。

わたしは、国一番と言われるぐらいお金を持っているのは確かだ。
だがな。
お前を救えなかった。
あんなひどいことを平気で言ってる奴らだとは、びっくりしたんだ。
仕事で、家を開けていたから、お前の様子がわからなかった。すまない。
確かに妻は金目当てで結婚されたたのは、知ってた。
私は何と言われてもかまわない。
でも、サラリは自分で産んだから、可愛がると思ってたんだ。すまない

ナラリが継ぐと言っているが、心配ではある。
今のうちに財産を分けておい方がいい。
財産は、減る、使ってばっかりの3人がいるから、今は、最大期の3分の2だ。
私が運用してもそんなに減ってるんだ。
私が隠居したら、減る一方のはずだよ。

運用できるお前たちは、大きくなれるはずだ。サラリなら大丈夫だ。私の血を受け継いでる。
と言い出した。

お父様はショックを受けているようだった。

「お父様。ありがとうございます。」
だけ伝えることにした。
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