【完結】29国一金持ちの娘達は、幸せを掴めるのでしょうか?

華蓮

文字の大きさ
上 下
5 / 46

帰り道

しおりを挟む
ハヤト様が突然。
 
「サラリ様。私と婚約してもらえますか?ダメですか?
私もあなたと話をしていて、答えが出た。私も商会を立ち上げたいと思った。私たち気が合うのではないか?」

「そうですね。気が合うと思います。
父が言ったとおり、素敵なお方ですわ。
でも、婚約はやめた方がいいですわ。
姉のような容姿が好きなのでしょう?
私の容姿は、よくありませんもの。
母にも不細工だから顔を隠しなさいとよく言われましたもの。
私が婚約者なら恥ずかしいと思いますよ。」
笑顔で返答した。

「キラリ嬢が好みではない。正直、婚約解消になって嬉しいぐらいだ。
容姿に拘らないと言ったら失礼だが、君の考え方が好きだし、そのメガネの下の瞳がきれいだと思う。」

「本当に、、良いのでしょうか?わたしは、夫ができるならそれでいいですが、、でも、ハヤト様が、わたしと結婚してメリットがあるのでしょうか?爵位がなくなりますよ?」

「私は、あなたを気に入った。あなたと過ごしたいと思った。爵位は、気にしなくていい。」

「そうですか、、、父と相談しましょうか。」

すぐに父上のとこに行き、
ハヤト様は、父に私と一緒になりたいといってくれた。

公爵様は、


「キラリ嬢とは婚約解消し、
サラリ嬢と正式に婚約すると言う形で良いのだな。」

「はい。正式にキラリ嬢を婚約者と発表していませんし、、世間的には全く問題ないと思います。」


「慰謝料は、きちんと払うよ。」

「サラリ嬢と婚約することになったのだから、慰謝料は、入りません。」
公爵様は言ってくれたが、、、

「いや。慰謝料という形で、支払うが、商会のために使いなさい。」

「では、ありがたく頂戴致します。」

2人は無事婚約することになった。


帰り道、お父様は、
財産分与をするよ。お前たちの結婚を機にな。

わたしは、国一番と言われるぐらいお金を持っているのは確かだ。
だがな。
お前を救えなかった。
あんなひどいことを平気で言ってる奴らだとは、びっくりしたんだ。
仕事で、家を開けていたから、お前の様子がわからなかった。すまない。
確かに妻は金目当てで結婚されたたのは、知ってた。
私は何と言われてもかまわない。
でも、サラリは自分で産んだから、可愛がると思ってたんだ。すまない

ナラリが継ぐと言っているが、心配ではある。
今のうちに財産を分けておい方がいい。
財産は、減る、使ってばっかりの3人がいるから、今は、最大期の3分の2だ。
私が運用してもそんなに減ってるんだ。
私が隠居したら、減る一方のはずだよ。

運用できるお前たちは、大きくなれるはずだ。サラリなら大丈夫だ。私の血を受け継いでる。
と言い出した。

お父様はショックを受けているようだった。

「お父様。ありがとうございます。」
だけ伝えることにした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

子持ちの私は、夫に駆け落ちされました

月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

【完結】失いかけた君にもう一度

暮田呉子
恋愛
偶然、振り払った手が婚約者の頬に当たってしまった。 叩くつもりはなかった。 しかし、謝ろうとした矢先、彼女は全てを捨てていなくなってしまった──。

記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした 

結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。

侍女から第2夫人、そして……

しゃーりん
恋愛
公爵家の2歳のお嬢様の侍女をしているルイーズは、酔って夢だと思い込んでお嬢様の父親であるガレントと関係を持ってしまう。 翌朝、現実だったと知った2人は親たちの話し合いの結果、ガレントの第2夫人になることに決まった。 ガレントの正妻セルフィが病弱でもう子供を望めないからだった。 一日で侍女から第2夫人になってしまったルイーズ。 正妻セルフィからは、娘を義母として可愛がり、夫を好きになってほしいと頼まれる。 セルフィの残り時間は少なく、ルイーズがやがて正妻になるというお話です。

とまどいの花嫁は、夫から逃げられない

椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ 初夜、夫は愛人の家へと行った。 戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。 「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」 と言い置いて。 やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に 彼女は強い違和感を感じる。 夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り 突然彼女を溺愛し始めたからだ ______________________ ✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定) ✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです ✴︎なろうさんにも投稿しています 私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

【完結】長い眠りのその後で

maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。 でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。 いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう? このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!! どうして旦那様はずっと眠ってるの? 唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。 しょうがないアディル頑張りまーす!! 複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です 全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む) ※他サイトでも投稿しております ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです

いつか彼女を手に入れる日まで

月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

処理中です...