【完結】29国一金持ちの娘達は、幸せを掴めるのでしょうか？

婚約者紹介

年頃になったので、キラリとサラリに婚約者を探すことになった。

姉は、跡取りになるから、婿をとることになるから、長男以外でないといけない。
私は、嫁ぐから、長男でないと爵位が、なくなる。

まず、姉から、ショート二公爵のハヤト様
が婚約者になるそうで、うちに来てくれた。

私たちが挨拶に出ることはなく、姉だけが対応した。

「はじめまして。キラリと申します。」

「初めまして、ハヤト　ショートニと申します。」


「今日はわざわざ来ていただき、ありがとうございます。」
キラリは、一般的な挨拶をした。
見た目も良くないから、媚びることもないわ。


「キラリさんと一緒にこの家を継ぐのですよね？」

「そうなりますね。」

「確認なんですけど、あなたがメインでやるのですか？私がメインでやるのですか？」

「あなたでしょう。そのためにこの家に婿入りするのでしょう？」

「そうですか。」

淡々と話が済んでいった。
ハヤト様が帰っていったら、キラリは、

「何あれ？あんな体型、、、かっこよくないし。私は、あんな人と一緒にならないといけないの？」

ぼやいていた。

「もっと見た目が良い人もいるでしょうに。公爵だからと言って、、、」

ため息をついていた。



私の婚約者の家に行く予定だったけど、うちに来てくれた。


「はじめまして。ビスコ　ビーンズです。」

「はじめまして、サラリと申します」

「へえ。君がね。そう。」

ビスコ様はとても美形で、スタイルも良かった。


「姉のキラリと妹のサラリを紹介しますね。」と母は言った。

婚約者は、私なのに、

ああ、かっこよかったから、私で不服なんでしょうね。
キラリのことだから、私婚約者の噂を聞いて、お母様に頼み込んだのでしょう。
だかは、うちに来てもらったのね。


「はじめましてサラリの姉キラリです。」

「はじめまして妹のナラリです」

「美人な姉妹だね。」

「ねえお父様、私ビスコ様と婚約したい。ビスコ様とハヤト様と交換しましょうよ。」
姉が言い出した。


「それがいいわ。ビスコ様は、妹のサラリでよろしいのかしら？地味だし、ビスコ様と釣り合わないと思うわ。美男美女の方が良いに決まっているわ。」
母もビスコ様に聞き出した。

「わたしは長男だから、跡取りです。
嫁いできてくれるのなら、構いませんよ。」

「はい。私が嫁ぎますわ。ビスコ様の方がいいわ。」


「なら、決定ね。ビスコ様のところにキラリ。ハヤト様のところにサラリ。
お互い釣り合った物同士が一番よ。」

母は楽しそうに言っていた。