【完結】29国一金持ちの娘達は、幸せを掴めるのでしょうか?

華蓮

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ビスコside4

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ハヤト様が、仕事ができる人とは知っていたけど、サラリ様がここまで仕事ができる人だと思わなかった。一緒に仕事をすると楽しかった。
 2人とも尊敬できた。


 あの時、婚約者交換して正解だったと思う。
 2人は、運命の出会いだったのだろう。
 あのまま、キラリがハヤト様とサラリ様と私が結婚したら、2人はこんなに輝くことがなかったと思った。
心からそー思った。


 そして、お義父様にも久しぶりに会った。

「ビスコ。すまないね。もう、自由になってもいいよ。」

「え?」


「キラリと別れなさい。」

「でも、わたしが、あの時、、、」

「キラリが婚約者を変えたいと言ったんだ。ビスコのせいではない。それに、ハヤトとサラリは、うまく行ってる。
ビスコのおかげでもあるんだ。そー思ってくれないか?」

「キラリは、何も経営はできません、、」

「ビスコは、経営を見ないと言いながら、補填してくれてだろ。」

「なぜそれを、、、」

「どこかで補填しないとこんなに続けることはできないんだ。もう良いんだ。。君も心が愛する女性と結婚するべきだ。」


「、、、、」

「もう、良いからな。」

「でも、、キラリは、、」

「キラリは、ナラリを追い出したんだ。」

「え?追い出した?」  
何をしてるんだ?当主を追い出す??


「ナラリがここにきている間に、ナラリのドレスや宝石、全てのものを売った。
アスファルトの物を黙って売った。
そのことを文句言うと追い出したんだ。」

「え???そんなこと、、普通しませんよね?黙って、、、」

「常識もないんだ。だから、もう救いようがない、、、」


「申し訳ありません。わたしがいながら、、、」

「君の責任ではないよ。わたしの責任だ。だから、離婚してもらえるか?もうこれ以上。。。。」

少し考えさせて欲しいとお義父さんに返事をした。



キラリへの愛情がない。一緒に居る意味がない。
息子は流行病で亡くなったから、両親からは、跡継ぎを産むべきだとは言われているが、キラリともう一度そーゆうことをしたいと思わない。
息子が亡くなったのに、キラリは、帰ってこなかった。
元々乳母任せだから、愛情もないのだろう。

離婚をすることにした。

離婚届にサインをしてもらうために伯爵邸を訪れた。

今までと違って、殺風景だった。
それに使用人の質が変わった。



キラリが入ってきた。

「あらっビスコ様。私のお迎えですか?
遅かったわね。やっぱり帰ってほしいのよね。私がいなくて寂しかったでしょう。」

「嫌っ。一生帰ってこなくていいよ。離婚しよう」

「え?」

「だって君は、私といるより実家がいいんだよね。私のことを考えていた?息子が亡くなったのに、帰ってこなかったよね?」

「、、、、、」

「じゃあいいよね?早くサインして。」

「わかったわ、浮気男なんてこっちから捨ててやる。慰謝料がいるわ。後日請求するわ」

「ああ。構わないよ。請求金額とその詳細をきちんと書いて、送ってくれ。」


キラリは、離婚届にサインをしたので、正式に別れた。

ビスコは、ほっとした。
気が楽になった。
自分が思っていたより負担があったよう。

キラリは、プライドが高くて、自分のことしか考えていない。



離婚してから、仕事に、影響があった。
 女の人が逆に寄ってくるようになった。今まで以上に、、

「ビスコは、すごいな。、離婚しても、変わらずに人気だな。持ち帰りもできるな。」


 でも、自分の心にはカリーナ様だけだった。


 ビスコは、カリーナの関係には満足していた。体の関係は望んでいないし、自分も淡白だったから、必要なかった。


 サラリ様から提案があり、
 また新しい商品を作ることになったから、一度来てほしいと、、

 わたしは、サラリ様に会うとそこにはカリーナ様がいた。

「カリーナ様もおみえでしたか。新しい商品とは?」

「サプリメント。」

「え?なんですか?」

 楽しそうに2人は話をしてくれた。
 商品はできていた。

 わたしの最終決定だけだった。

「わかりました。ターゲットは、年配の方にしましょう。」

「よろしくね、、久しぶりにカリーナ様とゆっくりして。」

 

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