【完結】29国一金持ちの娘達は、幸せを掴めるのでしょうか?

華蓮

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デート

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婚約が決まったから、デートをすることなった。
ハヤトは、どこに誘うか悩んだ。

演劇に行きディナーを食べて定番デートにするか?

公園デートするか?

悩んでいた。まずは聞いてみることにした。

「どこに行きたい?」

「あの、、一つ行きたいところがあるんです。わたし1人だと行けなくて、、、」

「どこ?」

「あの、食の博覧会があるでしょ?あれに行きたくて、、、ダメですか?」
遠慮しながら言ってきた。

「いいの?俺もあれ行きたくて、」

「じゃあ行きましょう。」


博覧会に行くと、
面白くて、ついつい没頭してしまった。
ハヤトは、食べることが好きなので、他国の食事を見るのは楽しかった。


サラリは、薬剤に興味があるみたいで、熱中していた。



「サラリは、薬剤?」

「そうですね。民に何かあった時に少しでも薬があるのはいいことなので、、、」

自分のことより、他人のことを考えているサラリ、
なんか自分が、好きな物を見ているのが少し恥ずかしくなった。
サラリは、色々考えていることに感心した。

でも、、食べれたらいいというかんじがする。
それにドレスも地味。

普通の令嬢とは違う。


帰りにディナーに誘うと、
喜んでくれた。

食べることは、嫌ではないように思える。出てきた物を堪能してるように見える。

サラリは、俺がすることに対して、喜んでくれる。笑顔で過ごしてくれる。

可愛い。
「ハヤト様。美味しいです。私、、こーゆうところで食べるのは初めてで緊張します。」

「初めて?」


「私、、あまりこーゆうところに連れてもらったことがなくて、、、」


普通のレストランだ。
令嬢なら誰でも行くところだ。

「気に入った?」

「はい。また、記念日の時にでも連れてきてくださいね。」

「記念日じゃなくても、大丈夫だよ。サラリは美味しい物をたくさん知った方が良い。これからの人生に役に立つよ。」

サラリにはこーゆうった方がいい。
楽しみだけでは遠慮する。


「そうですね。商会をするなら、いろんなことを知っておいた方がいいですものね。」

次の週は、ドレスを買いに行くことにした。

ハヤトは、サラリにドレスを贈ることにした。

地味なドレスが多いから、あまりドレスにも興味がないと思っていたら、
楽しそうにしていた。


「これは可愛い」

「素敵」


なぜこんなに楽しそうなのに自分を飾らないんだ?不思議で仕方ない。


「サラリ着てみたら?」

「良いのですか?」


着替え終わったサラリを見ると、
可愛かった。
俺好みだった。

「似合ってる。」

「ありがとうございます。」

「こちらをもらおう。」

「いえ、、私もらっても来て行くところがありません。」

「普段着だから、、、」

「それなら、この髪留めを、、、」

髪留めもかわいい物を選んでた。

「遠慮しなくていい。初めのプレゼントだ。俺が贈りたい、」

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