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ハヤトside

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キラリと政略結婚と聞いて正直いやだった。
確かに見た目は良かったけど、性格が悪そう。
自分の家を継ぐのに、私任せ、、
どうゆうことだ?
なんで継ぐって言ったのだ?

とりあえず、挨拶をして帰った。

元々いい噂がないキラリ。
だから、わざと、太った変装をしていた。

まぁ、この見かけを好きと言うやつは居ない。
案の定、婚約解消を言ってきた。
それは良かった。

だが、妹サラリが、姉の代わりにきたらしい。
キラリが、サラリの婚約者を俺よりいいと判断して、交換しようと言い出して、この妹のサラリは、姉のいうことを聞いたわけか。
面倒だなと思っていた。

姉とは全然違う、一言で言えば、地味。
メガネをかけてるから、顔がわからないが、瞳が綺麗だ。
交換して、婚約者になるというのかと思いきやサラリは、結婚をするつもりがない。
会社を作るといいだした。
そんな女初めてだ。
俺の胸は高鳴った。
経済の話をしたら、答えてきた。
それがすごいと思う。普通こんな話は、令嬢は嫌がるもの。
なのに楽しそうに会話をしていた。

しかも何かを思いついたようで、
笑顔で私から去ろうとする。

ついつい婚約して欲しいと言った。
確かにサラリのようなものとはもう会えないような気がする。

それでも婚約を渋った。
俺の本能が離すべきではないと判断したから諦めなかった。

婚約は受け入れてはくれたよう。
1人で生きて行くよりマシと判断したのだろう。



サラリと過ごすと落ち着いた。
こんなこと初めてだった。
令嬢といると香水臭く、早く帰りたくなるのに、
サラリの臭いは、落ち着く。

会話も弾む。

メガネを外すと、すごく可愛かった。
俺好み。いや。ドストライク。

これはやばい。


変装を解くと太ってる方のが好きと言い出す始末。
カッコいいと、緊張するって、、、

いや、慣れてくれないと困る。

優しいし、かわいい。

心も体も俺のものにしたいと思った。

絶対に惚れささないと。

まだまだ俺のことを婚約者として意識をしてくれない。
サラリを捕まえておかないと離れていきそう。

愛情が薄い。愛され方がわからない?
なかなか難しい。

とにかく俺を信用してもらわないといけないな。

サラリは、一緒に寝てもドキドキしてくれるのだろうか?

俺は、一緒に過ごす度好きになる。
しっかりしてるのに、時々見せる仕草が可愛い。本当のサラリを俺の前だけに出して欲しい。
好きすぎて怖い。こんな自分がいると知らなかったな。
本当にサラリを好きになった。
この気持ちは信じて欲しいな。



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