【完結】29国一金持ちの娘達は、幸せを掴めるのでしょうか?

華蓮

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生い立ち

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話は弾み、盛り上がってる街に着いた。少し遅いお昼の時間。
その土地の食事を楽しみにしていたハヤト

サラリは、あまり食事に興味がなかった。
それは、家では、残り物を食べていたから、また、食べない時もあったから。
父には知られていない。


「サラリは何が食べたい?」

「わたしは、、ハヤト様が食べたいもので。」

と毎回言うから、気になった。
また馬車に乗ると、、

今度は、
「サラリの生い立ちを聞いていい?」

「私、、、。」

「なぁ。食事に興味がないのは、なぜ?普通の令嬢なら、食べたいものはあるよね?」

「えーと。。」
サラリの顔色が悪くなっていた、、

「大丈夫だよ。、何があっても嫌わない。話してほしい。」


「あの、、わたしは、、、お母様に嫌われているんです。
わたしの顔は、お母様に似ていないから。

小さい頃から、メガネをかけさせられました。
外すな。醜いから。とそれからお母様は、わたしを避けるようになりました。
お父様はわたしを愛してくれるのですが、お父様も仕事でいないことが多いから、その時、食事は残り物になるのです。
または、食べれないこともありました。
使用人もわたしを醜いから仕方ないと言います。
こんなわたしで本当によかったのですか?」

「話してくれてありがとう。わたしは、サラリにメガネをかけていてほしい。
でも、それは、綺麗だから。誰にも見せたくないよ。」

「え?」

「君の瞳がとても綺麗って初めて言ったよね?それは本当だから。この前鏡で見たでしょ?」

「あれは、鏡がおかしいんですよ。」


「次の街で、今日は泊まる。」

「予定が、狂いませんか?」

「大丈夫だよ。別に急いで行くことはないよ。」

「でも、早く見たいから、急な出発ではなかったのですか?」

「君と早く一緒にいたかったから。それに、あの家からはやく出したかった。」

真っ赤になった。

「本当に?」

「ああ。俺は君に一目惚れしたんだよ。君といると話が弾む。楽しいんだ。俺と話が合う令嬢なんでいないからな。」

「そうなんですか?私変わっているんでしょうか?」

「令嬢らしくないな。令嬢は、普通わがままだからな。君は遠慮しすぎだと思う。」

「わがままなんですよ。わたし、、、」

「?」

「だって、、、生きていたいって思うから。」

「どうゆう?」

「わたしは生きているのは、ダメなんだって、、この世にいるのはダメらしいの。不細工だから。」

「サラリはきれいだよ?生きたいと思うなんて当たり前のことだし、、」


「よくわかりません。」

「わかった。これからは、わたしのいうことを信じて、わたしが可愛いと言ったら事実だ。
わたしだけのいうことを信じてくれないかな?夫婦になるんだから。」

「わたし、、、」



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