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別室  公爵 3

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「育てるにはお金が必要なのよ?
それを遺産をもらっても良いでしょうに。
それにあのままだとフロンティアは、どうなっていたか分からないわ。
私達が助けてあげたのよ。
感謝してもらわないと、、、」

感謝って、、、
いやいや。事故の調査が入ったら、帝国に必ず連絡がいく。
その調査をさせなかったのに、、、、


「家庭教師代と食事代、そしてドレス代だけですよね?光熱費もでしたか。」

「そうよ。膨大になるのよ」

「家庭教師が、一年で多く見ても100万ドール、
ドレス代は、一般的公爵令嬢なら、100万ドールあれば十分だ。フロンティアは、もっと少なかったはずだ。

食事と光熱費もかなり多く見積もって100万ドール
合計300万ドールそれが、15年5000万ドールでしょう。
引き取り分として5000万ドールとして、一億ドールのお金があれば、フロンティアは育つでしょう。」


「そんなことは、、、、」

少し顔色が悪いようだった。


「遺産は、15億ドールあったそうですね。
残りは、フロンティアの分ですよ。お渡しください。」

「え?そんなの、、、」

「5億ドールは、公爵のために出資した。」

「公爵のためにね。残りは?9億ドールはあるはずだ。」

「9億はあるわけないだろう?」

「一体いくらあるんだ?」

「1億ドールぐらいは、、ファミリアの結婚式に使ったのよ。王太子妃であるから盛大にしないと。
それに、、貴方の家庭教師もそこから、、、」


「そう。なら、俺の分は、1億ドールぐらいだね。フロンティアと同じだけ、家庭教師はついていたし、服は、そこまでかかっていないはずだよ。
俺も、質素な服だったよな?

食事は、それなりに食べさせてもらったからな。
俺の分で使った分は、フロンティアに返すわ。だから、残りは?」

「それは、、、、」

「返してくれたらいい。フロンティアの分だからな。」


「そんなの無理よ。使ったから」

「ファミリアの結婚式も盛大だろうけど、普段もドレスや宝石、そして、母上の宝石、、ドレスも、、違いますか?
ファミリアの養育はフロンティアには関係ないよな?

フロンティアにはドレスも質素だったのにな。

宝石を売ってでも、返すべきじゃないの?」


「プライズ様、、、あの私は、、、」


フロンティアは、我慢しすぎるし、
諦めてるところがある、、、
2人でいたら何もいらないというけど、この問題は違う。



「ティアは、この件に関して口出ししないで、」強めに言った。

「申し訳ありません。」

プライズ様は私のことを思っていることはわかるけど、怒ってるのは初めてだった。


「宝石は私のものよ。なぜそんなことしないとかないの?そんなの時効でしょう。昔の話よ。」



「時効ね。」
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