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お願い
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ある日、
会社から帰ってきて、陸は、お願いがあるという。。
「かりん。すまない。
俺の上司のところで家政婦をして欲しいんだ。
出世にも関わるんだ。俺がミスをしたのをフォローしてくれたんだ。
家政婦を探してると言ってるのを聞いたんだ。
借りを返す良いタイミングで、
私の妻が行きますって言ったんだ。
そのミスは、かなりの代償で、、部長がフォローしてくれなかったら、、俺は、クビになるくらいで、部長に借りを返したいんだ。、」と手を合わせてたのんできた。
「あなたは、東條商事を継ぐのよね?
少し早めて、辞めることになるだけじゃないの?」と疑問を問いかけると。
「何を言ってる?クビになったら、体裁が悪いだろ、、、」と少し怒り気味。
「私にとっては、赤の他人の家に行き、
あなたのミスを私がカバーするために家政婦をするんだよね?」
「そうだな。でも俺の知り合いだ。」
「私の知り合いではないよ。そこは、わかってるんだよね?」
「ああ。わかってる。」
「理解してるのね。家事をしたらいいの?」
「ああ。詳しいことは、部長に聞いて欲しい。青山晴翔部長というんだ。。」と名刺を渡してきた。そこには、住所と電話番号が書いてあった。
「私1人で、ここに行くの?
あなたは、連れて行ってくれないの?
せめて家の前まででも、ついて行ってくれないの?」と不安そうに言うが。
「休日休みじゃなくなったんだ。だから、1人で行ってくれ。
なるべく、行けるようにしたいけど、仕事があるから、、調整するようにする。。」
とってつけたようなセリフ。多分一緒には行かないわ。。
「あなたの上司の家に行くのに仕事ね。。。私1人でいくんだね。」
一度も会ったことのない貴方の上司の依頼を勝手に引き受けて、正式な家政婦ではないことの理解をしているのかしら?
しかも、あなたの挨拶もなく、一人で行けなんて、、
流石にないわ。信じられない。。。
「これからも、、休日、仕事になることが多いんだ。休みも減るけど、ミスを取り戻さないとな。」と自分勝手に言う。
「部長さん休みじゃなくなるわけだ。いない間に家事をしたらいいの?」
「いや、部長は、休みに出ることはないよ。部下だけだよ。」
「部長さんがいる時に、家事をするのね?」
「詳しくは、部長から聞いてくれ。」
「私が家政婦を引き受けたら、なにかご褒美でもあるのよね?あなたのカバーをしてるんだから、、、」
「ああ。なにか、かりんの望みを一つ叶えよう。。」
「わかった。」
かりんは、この時は、ただの家政婦を考えていた。
部長さんは、お年を召しており、奥様が亡くなり、家事が大変なんだと勝手に想像していた。
それが間違いだったのは、のちに知ることになる。
そして、かりんの運命が変わっていく。
会社から帰ってきて、陸は、お願いがあるという。。
「かりん。すまない。
俺の上司のところで家政婦をして欲しいんだ。
出世にも関わるんだ。俺がミスをしたのをフォローしてくれたんだ。
家政婦を探してると言ってるのを聞いたんだ。
借りを返す良いタイミングで、
私の妻が行きますって言ったんだ。
そのミスは、かなりの代償で、、部長がフォローしてくれなかったら、、俺は、クビになるくらいで、部長に借りを返したいんだ。、」と手を合わせてたのんできた。
「あなたは、東條商事を継ぐのよね?
少し早めて、辞めることになるだけじゃないの?」と疑問を問いかけると。
「何を言ってる?クビになったら、体裁が悪いだろ、、、」と少し怒り気味。
「私にとっては、赤の他人の家に行き、
あなたのミスを私がカバーするために家政婦をするんだよね?」
「そうだな。でも俺の知り合いだ。」
「私の知り合いではないよ。そこは、わかってるんだよね?」
「ああ。わかってる。」
「理解してるのね。家事をしたらいいの?」
「ああ。詳しいことは、部長に聞いて欲しい。青山晴翔部長というんだ。。」と名刺を渡してきた。そこには、住所と電話番号が書いてあった。
「私1人で、ここに行くの?
あなたは、連れて行ってくれないの?
せめて家の前まででも、ついて行ってくれないの?」と不安そうに言うが。
「休日休みじゃなくなったんだ。だから、1人で行ってくれ。
なるべく、行けるようにしたいけど、仕事があるから、、調整するようにする。。」
とってつけたようなセリフ。多分一緒には行かないわ。。
「あなたの上司の家に行くのに仕事ね。。。私1人でいくんだね。」
一度も会ったことのない貴方の上司の依頼を勝手に引き受けて、正式な家政婦ではないことの理解をしているのかしら?
しかも、あなたの挨拶もなく、一人で行けなんて、、
流石にないわ。信じられない。。。
「これからも、、休日、仕事になることが多いんだ。休みも減るけど、ミスを取り戻さないとな。」と自分勝手に言う。
「部長さん休みじゃなくなるわけだ。いない間に家事をしたらいいの?」
「いや、部長は、休みに出ることはないよ。部下だけだよ。」
「部長さんがいる時に、家事をするのね?」
「詳しくは、部長から聞いてくれ。」
「私が家政婦を引き受けたら、なにかご褒美でもあるのよね?あなたのカバーをしてるんだから、、、」
「ああ。なにか、かりんの望みを一つ叶えよう。。」
「わかった。」
かりんは、この時は、ただの家政婦を考えていた。
部長さんは、お年を召しており、奥様が亡くなり、家事が大変なんだと勝手に想像していた。
それが間違いだったのは、のちに知ることになる。
そして、かりんの運命が変わっていく。
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