【完結】26両親に愛されない令嬢は、魔剣を扱う

華蓮

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ユイカ

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ユウトが20歳になった。
とてもフランクに似て、かっこよく、
ユイカに似て強かった。
奥さんになるカリーナは、アリーヌによく似ていた。
2人はとても似合っていて、今日結婚式を挙げる。

私は、2人の結婚式が終わったら、魔剣を手放すことにした。

あの山に返しに行く。

カオスとカレンと離れるのも嫌なんだけど、私はフランクに会いたい。

カオスもカレンも理解してくれていてカオスからの提案だった。
カオスは私の気持ちをしっていたので、先に言ってくれたんだ。

最後の返却の儀式のため山に登った。

今までのたくさんの思い出を思い出しながら、ゆっくり登った。

4日間かけて、ゆっくりと。
離れたくない気持ちを整理して。

「ありがとう。カオス、カレン。あなたと出会って私は楽しかった。」

「俺たちも楽しかったよ。」

「私達や神様にも名前をつける子なんて、初めてで、新鮮だったわ。今まで出会っただれよりも、強いしね。でも、寂しがり屋で、ナイーブな女子よね。」

「そうだな。フランクがいないとダメだもんな。」

「ありがとう。」ユイカは泣き出した。

「ユイカのからだを元に戻すのは、一週間後な。下山する力と身辺整理をするようにな。元に戻すと、多分体は動けなくなるはずだよ。アルカスとアリーヌに世話になるようにな。2人には話をしてある。」

「カオス。」

「「ユイカ。ありがとう。笑って別れよう!!」」

「カオス、カレン。ありがとう。楽しかった。またね!!」

ユイカは下山した。
もちろん帰りは1人なので、
早く帰った。

残りの時間を動けるうちにしておきたかった。

最後にアルカスとアリーヌ、ユウト、トライアルに手紙を書いた。

そして、弟にもかいた。

ユイカは一週間後、アスカルとアリーヌに見守られて、亡くなった。

その姿は、綺麗だった。
カレンが最後は、綺麗な姿で、逝けるようにしてくれた。

中身はもうボロボロだった。
立つことはできない、、

そんな姿だった。
ユイカは笑顔でこの世を去った。

アリーヌは、
「フランクのところに行くのね。娘が1人いなくなったみたい。」
アルカスに抱きついて泣いた。

アスカルもアリーヌを抱きしめて泣いた。ユイカの魂が、天に向かって登っていくと、フランクが待っていた。

「おかえり」
「ただいま」

「ユイカは偉かったね。お疲れ様。これから2人でいよう」

「うん。フランク寂しかった?」

「寂しかったよ。でも、ユイカが楽しそうに毎日過ごしているのを見るのは楽しかった。」

「これから一緒だね。」


2人の魂は無事出会った。







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