【完結】26両親に愛されない令嬢は、魔剣を扱う

2人は、

ユイカとフランクは元に戻り、普通の生活になった。
いや。違うのは、一緒に料理をしたり、買い物に行くことにした。

お互い任せるのでなく、分かち合うこと。



ユイカはなんでも1人でやってしまう。
親に愛されていなかった上の行動だったが、クィーンだから仕方ないと思ってた。
それがフランクの悪いところだった。


討伐の時は、クィーンとして引っ張るけど、普段の生活は、ユイカとして、甘えたい。

幸せな時間を過ごした。


そんな時に、嫌なことが起こった。
「ユイカ。ごめん。ずっとそばにいてあげれない。」

「どうして？」

「今日病院に行ってきたんだ。私は病に犯されたよ。オオカミにやられた時に菌が入ってしまった。そこまでは治らなかったようだよ。」


「そんな、、、」


「ユイカ。余命は五年。まだ先の話だ。
俺は、死ぬまでお前のそばにいたい。離れたくない。俺を見届けてくれないか？」

「いや、、なんとかならないの？」

「こればっかりはね。なんとかなったらあの時に治っていたとおもう。受け入れてくれないか？」


「そんな、、、私、、、」

「俺が生きている間、お前を愛する。離れない。あと、、俺の子を作って欲しい。だめかな？俺の遺伝子を残してくれたら、俺も幸せだ。」

「私、、、」

「考えて欲しい。まだ五年もあるから焦らなくていい。俺が早めに話をしたのは、隠し事はしないこと、それに、、死を受け入れたい。ユイカともっと愛し合いたい。これが俺の本心だ。」






ユイカは、しばらく真剣に考えた。


「私、、、あなたの子が欲しい。子供を産むまで討伐は休むわ。アルカスにも相談した。」


「嬉しいよ。ありがとう。少しでも長生きするよ。ユイカといたい。早速いい？愛したい。」

「大丈夫なの？」

「ああ。ユイカを抱いている幸せなんだよ。」