【完結】26両親に愛されない令嬢は、魔剣を扱う

華蓮

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フランクの入団

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ユイカーナ伯爵令嬢としては、完璧だった。
微笑む笑顔、完璧マナー。人に優しく、
学問も優秀。

トライアルは、誰がユイカーナ様を癒すのだろうと思っていた。

放課後は、生徒会室に行き、仕事をする。

2位だったフランクという男が、同じ生徒会にいた。
ユイカーナ様との会話を聞いていると、ユイカーナ様も遠慮せず、ズバズバ言うし、フランクの方もズバズバ言っている。気兼ねなく話せる相手であるみたい。
トライアルは、スパイのように、ユイカーナ様の様子を見ている。
それも訓練の一つ。アルカス様から命令であった。


一年間生徒会の仕事をして、2人は、仲が良かった。

生徒会長と副会長の間柄。
ユイカーナ様、見た目も可愛くて、モテるはずなのに、フランクがいつもいるため、男が声をかけない。。

もしや2人は恋人か?と思いきや。
そーでもなかった。ただの友達を超えない。

2年になると学園に通いながら騎士団に入ることを許される。
爵位を継ぐものも一度経験しないといけない。

「フランクは、どこの団にいこうとおもうの?」

「受かったらな。」


フランクは、ローズクレセント騎士団の試験を受けていた。

頭の良さは、ユイカの次だったから、優秀。筆記問題も面白い解答を導いてきた。
問題は体力は?と思っているとあら?それなりにできていた。

少し意外だった。
合格し、無事入団できた。


「ユイカ。合格したよ。ローズクレセント騎士団に!!」

「おめでとう!!良かったわね。」

学生の間は、放課後に訓練を受ける。
いわゆるユイカと同じ。

ローズクレセントも一年が経つと女団長に否定的なものが少なくなった。
ユイカが結果を出してきたからだ。

ユイカとアルカスとトライアルの3人で魔獣を討伐してきた。

この一年、そんな大きいものは出てきていないが、残り者は、正直、強いとはいえない。
アルカスが教育をしているが、トライアルのようなものに育つことは出来なかった。素質が違う、、、

アルカスは心配をしていた。
ユイカへの負担が多すぎること。
圧倒的に強い。
魔剣は、ユイカを気に入っているから、他人にうつることもなかった。
いや。それ以外の者が現れなかったと言った方がよかった。

アルカスは、魔剣について調べた。ユイカは、魔剣について詳しいことを知らない。いや隠していると感じている。







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