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強いもの
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順位が出来上がった。
10番目までのやつが、明らかに女団長を馬鹿にしている。
「俺が変わってやる」
後のものは、負けてしまったから、初めのような目がなくなっていた。
「お疲れ様。20番目の君。団長、副団長、どちらと戦いたい?」
「副団長。お願い出来ますか?あなたと力で闘ってみたい。」
「ではやろう。10番目の君は?」
「団長とお願いします。」
「ちょっと待って、俺を団長と戦わせてくれ。」
がたいのいい男が、いた。
「いいよ。10番目と一緒でいいよ。」
「はあ?2対1ですか?馬鹿にしてませんか?」
「別に、馬鹿にしてないけど?なんならまとめてお相手しましょうか?」
「はあ?女一人勝てるわけないだろ?」
「アルカス。めんどくさいから、まとめてめんどうみていい?」
「ダメです。」
「ほらなっ。俺たちに負けてしまうとダメだから、、、」
「今回は倒すことが目的ではありません。倒すのではなく、見極め、育てるのです。」
「えー見極めたじゃん。育てるのは私は無理よ。アルカスの仕事だよ。」
アルカスに睨まれた。
「はいはい。わかりました。じゃあ。ご褒美に私の相手をしてくれる?」
「わかりました。特別ですよ。」
「はい。じゃあその二人やろう。」
怒りの表情剥き出しになっている。二人、、冷静さが欠ける。
それでは普段の力が出せない。。
二人は一斉にユイカをめがけて、パンチを繰り出した。
力自慢のやつは、自信満々に私を叩きにきた。
もちろん私はギリギリまで待って、かわす。相手は捉えたと思うタイミングで、消える。空振りするから、面白い。
捉えられると思ってるから何度も力を入れてする。
全てギリギリ交わしているだけ、私も練習させてもらわないとね。
息が切れ、汗だくの二人、、
私は汗ひとつかいていない。
「さあ。どうする?まだやる?」
「やるさ、、」
「私もうこの練習は飽きたわ。違う人とやりたいの。」
その言葉聞いてむかついた二人は、剣を出しユイカに向かって振り下ろした。
「チェックメイト」
ユイカは短刀で、一人の首を切り、もう一人の心臓をめがけて刺すまねをした。
「チェックメイト」
二人が倒れた。
誰もが、真剣を使われたら、ユイカが死ぬと思った。
まさか短刀でやられるとは思わなかった。
「団長の勝ち。」
「何やってるの。早く立ちなさい。」
「え?」
「死ぬわけないでしょ。これは竹細工よ。」
「恐れ入りました。」
「次、誰がやる?」
「、、、、」
「誰もやってくれないの?」
「お願いします。」
3位のトライアルが、希望を出した。
「いいわよ。何でやる?」
「道具なしで、普通に戦えれば、」
「いいけど、あなたは、団長になりたいの?この団に入る目的を教えてほしいわ。」
「私は魔獣に可愛い妹を食べられました。そんなこと二度と起こしたくない。だから、騎士団に入って磨きたい。」
「団長は?」
「私は団長には興味がありません。強い相手に挑み、自分が強くなりたい。」
「そう、なぜ3番目のかしら?」
「あまり目立ちたくなかったので、、団長を批判していると思われたくなかったので、、、」
「そんなことしなくてもいいのに。なら、今から本気になりなさい。あなたの瞳を見たらわかるわよ。
まずその重りを外しなさい。
まさか、私にその状態で挑むわけないわよね?」
「もちろん。先ほどの戦いを見て、只者ではないと思いました。」
「へえ。」
「私の動きについてこれそうね。」
パンチにキック、格闘すること15分。
トライアルは、汗をかき出してきた。
「いいよ。トライアル。もっとできるはず。」
「少し待ってもらえますか?」
最後の重りを外した。
「まだあったの?」
「これは、私の守りみたいなもので、外すことはないのですが、、、」
「続きをしましょ」
ユイカは楽しかった。何これ。アルカス以外にこんなこと味わえるの?
互角、、いや。俺のが上か?
微妙なところだな。いけるぞと思うトライアル。
二人の決闘は!1時間近く経っていた。
「チェックメイト」
勝ったのはメイカだった。
「恐れ入りました。」
「トライアルありがとう。楽しかった。あなたは、これから私が鍛えてあげるよ。」
よく見ると汗一つかいていない。1時間も戦っているのに息も上がっていない。
あと少しで勝てるなんてもんじゃない、、
こっちは汗だくだ、、、。
「嬉しいです。あなたに一生仕えます。」
「喜んで入れるのも今のうちよ。覚悟しなさい。」
「覚悟?」
「今からシャワーを浴びましょう。私の本当の姿を見せるから。アルカス。あとは任せたわよ。」
二人はシャワーをし、着替えた。
トライアルは、先に食事をしていた。
10番目までのやつが、明らかに女団長を馬鹿にしている。
「俺が変わってやる」
後のものは、負けてしまったから、初めのような目がなくなっていた。
「お疲れ様。20番目の君。団長、副団長、どちらと戦いたい?」
「副団長。お願い出来ますか?あなたと力で闘ってみたい。」
「ではやろう。10番目の君は?」
「団長とお願いします。」
「ちょっと待って、俺を団長と戦わせてくれ。」
がたいのいい男が、いた。
「いいよ。10番目と一緒でいいよ。」
「はあ?2対1ですか?馬鹿にしてませんか?」
「別に、馬鹿にしてないけど?なんならまとめてお相手しましょうか?」
「はあ?女一人勝てるわけないだろ?」
「アルカス。めんどくさいから、まとめてめんどうみていい?」
「ダメです。」
「ほらなっ。俺たちに負けてしまうとダメだから、、、」
「今回は倒すことが目的ではありません。倒すのではなく、見極め、育てるのです。」
「えー見極めたじゃん。育てるのは私は無理よ。アルカスの仕事だよ。」
アルカスに睨まれた。
「はいはい。わかりました。じゃあ。ご褒美に私の相手をしてくれる?」
「わかりました。特別ですよ。」
「はい。じゃあその二人やろう。」
怒りの表情剥き出しになっている。二人、、冷静さが欠ける。
それでは普段の力が出せない。。
二人は一斉にユイカをめがけて、パンチを繰り出した。
力自慢のやつは、自信満々に私を叩きにきた。
もちろん私はギリギリまで待って、かわす。相手は捉えたと思うタイミングで、消える。空振りするから、面白い。
捉えられると思ってるから何度も力を入れてする。
全てギリギリ交わしているだけ、私も練習させてもらわないとね。
息が切れ、汗だくの二人、、
私は汗ひとつかいていない。
「さあ。どうする?まだやる?」
「やるさ、、」
「私もうこの練習は飽きたわ。違う人とやりたいの。」
その言葉聞いてむかついた二人は、剣を出しユイカに向かって振り下ろした。
「チェックメイト」
ユイカは短刀で、一人の首を切り、もう一人の心臓をめがけて刺すまねをした。
「チェックメイト」
二人が倒れた。
誰もが、真剣を使われたら、ユイカが死ぬと思った。
まさか短刀でやられるとは思わなかった。
「団長の勝ち。」
「何やってるの。早く立ちなさい。」
「え?」
「死ぬわけないでしょ。これは竹細工よ。」
「恐れ入りました。」
「次、誰がやる?」
「、、、、」
「誰もやってくれないの?」
「お願いします。」
3位のトライアルが、希望を出した。
「いいわよ。何でやる?」
「道具なしで、普通に戦えれば、」
「いいけど、あなたは、団長になりたいの?この団に入る目的を教えてほしいわ。」
「私は魔獣に可愛い妹を食べられました。そんなこと二度と起こしたくない。だから、騎士団に入って磨きたい。」
「団長は?」
「私は団長には興味がありません。強い相手に挑み、自分が強くなりたい。」
「そう、なぜ3番目のかしら?」
「あまり目立ちたくなかったので、、団長を批判していると思われたくなかったので、、、」
「そんなことしなくてもいいのに。なら、今から本気になりなさい。あなたの瞳を見たらわかるわよ。
まずその重りを外しなさい。
まさか、私にその状態で挑むわけないわよね?」
「もちろん。先ほどの戦いを見て、只者ではないと思いました。」
「へえ。」
「私の動きについてこれそうね。」
パンチにキック、格闘すること15分。
トライアルは、汗をかき出してきた。
「いいよ。トライアル。もっとできるはず。」
「少し待ってもらえますか?」
最後の重りを外した。
「まだあったの?」
「これは、私の守りみたいなもので、外すことはないのですが、、、」
「続きをしましょ」
ユイカは楽しかった。何これ。アルカス以外にこんなこと味わえるの?
互角、、いや。俺のが上か?
微妙なところだな。いけるぞと思うトライアル。
二人の決闘は!1時間近く経っていた。
「チェックメイト」
勝ったのはメイカだった。
「恐れ入りました。」
「トライアルありがとう。楽しかった。あなたは、これから私が鍛えてあげるよ。」
よく見ると汗一つかいていない。1時間も戦っているのに息も上がっていない。
あと少しで勝てるなんてもんじゃない、、
こっちは汗だくだ、、、。
「嬉しいです。あなたに一生仕えます。」
「喜んで入れるのも今のうちよ。覚悟しなさい。」
「覚悟?」
「今からシャワーを浴びましょう。私の本当の姿を見せるから。アルカス。あとは任せたわよ。」
二人はシャワーをし、着替えた。
トライアルは、先に食事をしていた。
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