6 / 15
6隣国へ護衛
しおりを挟む
王女殿下は、隣国へ視察を国王様から命じられた。
視察であったが、お近づきになるのが目的であった。
貿易を有利にするために、カイレ王太子を落とせということだった。
それに同行することになった。
隣国に着くと、王女様は、挨拶をし、その間に、王女様の泊まる場所に先に案内してもらい、確認をする。
カイレ第一王子が、出迎えた。
「ようこそ。
私、カイレと申します。」
「よろしくね。エリーナ第一王女です。」
「こちら私の通訳のアリエンスです。」
「アリエンスと申します。よろしくお願い致します。」
「よろしく。」
そっぽ向かれた。王女は、自分より綺麗な人には、冷たい。
アリエンスは、王女とは、会ったことがあるけど、その時は、着飾っていなかった。平凡な街娘、、そんな感じだったから、今のアリエンスを見ても気がつかない。
王太子の横にいても恥ずかしくないようにドレスアップしている。
カイレ様は、国外的には、婚約者がいないことになっている。
色仕掛けをしてくる国を見定めようとしていた。
でも、カイレ王太子には、愛する人がいた。
そう。アルシードの妹キャサリンだった。
カイレ様の方が一途に恋しているそう。
キャサリンも好きらしいけど、素直じゃないらしい。。
そこも気に入っているそう。。
「では、案内をします。」
アリエンスは、王宮を案内し、食事会が始まった。
アリエンスも、もちろん参加した。
アリエンスは、マナーもしっかりしていて、通訳もわかりやすいし、補佐にもピッタリだった。
その反面、エリーナ王女は、マナーも良くない。
甘やかされて育ったことがよくわかる。
視察目的であったとしても、我が国の方が豊かである。
権力も強いのに、この王女はわかっていない。
「明日は、街の視察になります」
「買い物はできる?宝石が見たいわ」
「宝石ですね。わかりました。手配します。」
「今流行りの観劇もみたいわ。」
「手配します。」
「ありがとう。明日が楽しみだわ。」
今日は、これで終わったが、
視察の予定を変更しないといけなくなり、皆さんが集まった。
街の宝石、ドレス、小物、を扱う店に明日行くことを伝え、
観劇も夜に手配をした。
「エリーナ王女は、自由なんだね。まさか、視察で、宝石か、、、アリエンス。王女と元婚約者の話、アルシードから、聞いたけど、詳しく教えてくれないか?」
「えーと。私の元婚約者が、王女の護衛についてから、私たちは、会わなくなったのです。
私の誕生日も、、一年ほど、、、
彼は王女の護衛にずっとついていました。
それで、私が我慢できなくて、婚約破棄をしてもらったのです。
最近成立しました。」
「最近?」
「留学して、半年の間に連絡があれば、婚約解消しようと思いまして、、、でも連絡がなくて、破棄になりました。」
「一年半も婚約者と連絡しなかったの?」
「王女の護衛につく前は、仲が良かったのですよ。でも、護衛についてからは、デートもキャンセルが多く、しまいには、連絡もなくなりました。」
「あの王女のせいか?」
「そーゆうわけではありませんよ。私たちの絆がなくなっただけですわ。あんなに好きだったのに、今は何も思いません。」
「アルシードとは、どうなんだ?」
「アルシードとは、仲良くしていますよ。」
「そうじゃなくて、アルシードの気持ちは知ってるんだろ?アルシードは、昔からアリエンスのことを好きだったのだよ。あいつは純粋だし、アリエンスのことを1番に考えてくれるよ。」
「はい。優しいです。私も惹かれています。アルシードを幸せにしたいと思い、婚約を受けました。」
「そうか。本心を聞けてよかったよ。アルシードの前だとな。言いにくいだろうから。
私ももうすぐ、アルシードの妹、キャサリンと婚約する。
私もキャサリンのことずっと好きでな。
キャサリンが、やっと受けてくれてな。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう。それで一つ頼みがある。アルシードと、結婚するということだよな?」
「はい。」
「なら、この国にいる?」
「そうなると思います。」
「なら、私たちの側近になってくれないか?アルシードと共に、」
「それは、アルシードは知っていますか?今回だけと聞いています。」
「まだ言っていない。アリエンスのマナー、通訳、全て優秀だ。
しかも、私の間合いもわかってくれた。心地が良い。それに、キャサリンも君のこと気に入ってるだろ?
側近になってほしい」
「アルシードにも言ってもらえませんか?私一人で決めるつもりはありません。
アルシードが、嫌ならするつもりはありません。
わたしは今アルシードが1番なのです。」
「わかったよ。とりあえず1週間よろしくな。今日は、帰るんだろ?キャサリンに花とお菓子を渡してくれるか?」
「もちろんです。」
視察であったが、お近づきになるのが目的であった。
貿易を有利にするために、カイレ王太子を落とせということだった。
それに同行することになった。
隣国に着くと、王女様は、挨拶をし、その間に、王女様の泊まる場所に先に案内してもらい、確認をする。
カイレ第一王子が、出迎えた。
「ようこそ。
私、カイレと申します。」
「よろしくね。エリーナ第一王女です。」
「こちら私の通訳のアリエンスです。」
「アリエンスと申します。よろしくお願い致します。」
「よろしく。」
そっぽ向かれた。王女は、自分より綺麗な人には、冷たい。
アリエンスは、王女とは、会ったことがあるけど、その時は、着飾っていなかった。平凡な街娘、、そんな感じだったから、今のアリエンスを見ても気がつかない。
王太子の横にいても恥ずかしくないようにドレスアップしている。
カイレ様は、国外的には、婚約者がいないことになっている。
色仕掛けをしてくる国を見定めようとしていた。
でも、カイレ王太子には、愛する人がいた。
そう。アルシードの妹キャサリンだった。
カイレ様の方が一途に恋しているそう。
キャサリンも好きらしいけど、素直じゃないらしい。。
そこも気に入っているそう。。
「では、案内をします。」
アリエンスは、王宮を案内し、食事会が始まった。
アリエンスも、もちろん参加した。
アリエンスは、マナーもしっかりしていて、通訳もわかりやすいし、補佐にもピッタリだった。
その反面、エリーナ王女は、マナーも良くない。
甘やかされて育ったことがよくわかる。
視察目的であったとしても、我が国の方が豊かである。
権力も強いのに、この王女はわかっていない。
「明日は、街の視察になります」
「買い物はできる?宝石が見たいわ」
「宝石ですね。わかりました。手配します。」
「今流行りの観劇もみたいわ。」
「手配します。」
「ありがとう。明日が楽しみだわ。」
今日は、これで終わったが、
視察の予定を変更しないといけなくなり、皆さんが集まった。
街の宝石、ドレス、小物、を扱う店に明日行くことを伝え、
観劇も夜に手配をした。
「エリーナ王女は、自由なんだね。まさか、視察で、宝石か、、、アリエンス。王女と元婚約者の話、アルシードから、聞いたけど、詳しく教えてくれないか?」
「えーと。私の元婚約者が、王女の護衛についてから、私たちは、会わなくなったのです。
私の誕生日も、、一年ほど、、、
彼は王女の護衛にずっとついていました。
それで、私が我慢できなくて、婚約破棄をしてもらったのです。
最近成立しました。」
「最近?」
「留学して、半年の間に連絡があれば、婚約解消しようと思いまして、、、でも連絡がなくて、破棄になりました。」
「一年半も婚約者と連絡しなかったの?」
「王女の護衛につく前は、仲が良かったのですよ。でも、護衛についてからは、デートもキャンセルが多く、しまいには、連絡もなくなりました。」
「あの王女のせいか?」
「そーゆうわけではありませんよ。私たちの絆がなくなっただけですわ。あんなに好きだったのに、今は何も思いません。」
「アルシードとは、どうなんだ?」
「アルシードとは、仲良くしていますよ。」
「そうじゃなくて、アルシードの気持ちは知ってるんだろ?アルシードは、昔からアリエンスのことを好きだったのだよ。あいつは純粋だし、アリエンスのことを1番に考えてくれるよ。」
「はい。優しいです。私も惹かれています。アルシードを幸せにしたいと思い、婚約を受けました。」
「そうか。本心を聞けてよかったよ。アルシードの前だとな。言いにくいだろうから。
私ももうすぐ、アルシードの妹、キャサリンと婚約する。
私もキャサリンのことずっと好きでな。
キャサリンが、やっと受けてくれてな。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう。それで一つ頼みがある。アルシードと、結婚するということだよな?」
「はい。」
「なら、この国にいる?」
「そうなると思います。」
「なら、私たちの側近になってくれないか?アルシードと共に、」
「それは、アルシードは知っていますか?今回だけと聞いています。」
「まだ言っていない。アリエンスのマナー、通訳、全て優秀だ。
しかも、私の間合いもわかってくれた。心地が良い。それに、キャサリンも君のこと気に入ってるだろ?
側近になってほしい」
「アルシードにも言ってもらえませんか?私一人で決めるつもりはありません。
アルシードが、嫌ならするつもりはありません。
わたしは今アルシードが1番なのです。」
「わかったよ。とりあえず1週間よろしくな。今日は、帰るんだろ?キャサリンに花とお菓子を渡してくれるか?」
「もちろんです。」
170
お気に入りに追加
1,940
あなたにおすすめの小説
貴方もヒロインのところに行くのね? [完]
風龍佳乃
恋愛
元気で活発だったマデリーンは
アカデミーに入学すると生活が一変し
てしまった
友人となったサブリナはマデリーンと
仲良くなった男性を次々と奪っていき
そしてマデリーンに愛を告白した
バーレンまでもがサブリナと一緒に居た
マデリーンは過去に決別して
隣国へと旅立ち新しい生活を送る。
そして帰国したマデリーンは
目を引く美しい蝶になっていた
そんなに妹が好きなら死んであげます。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
『思い詰めて毒を飲んだら周りが動き出しました』
フィアル公爵家の長女オードリーは、父や母、弟や妹に苛め抜かれていた。
それどころか婚約者であるはずのジェイムズ第一王子や国王王妃にも邪魔者扱いにされていた。
そもそもオードリーはフィアル公爵家の娘ではない。
イルフランド王国を救った大恩人、大賢者ルーパスの娘だ。
異世界に逃げた大魔王を追って勇者と共にこの世界を去った大賢者ルーパス。
何の音沙汰もない勇者達が死んだと思った王達は……
そういうとこだぞ
あとさん♪
恋愛
「そういえば、なぜオフィーリアが出迎えない? オフィーリアはどうした?」
ウィリアムが宮廷で宰相たちと激論を交わし、心身ともに疲れ果ててシャーウッド公爵家に帰ったとき。
いつもなら出迎えるはずの妻がいない。
「公爵閣下。奥さまはご不在です。ここ一週間ほど」
「――は?」
ウィリアムは元老院議員だ。彼が王宮で忙しく働いている間、公爵家を守るのは公爵夫人たるオフィーリアの役目である。主人のウィリアムに断りもなく出かけるとはいかがなものか。それも、息子を連れてなど……。
これは、どこにでもいる普通の貴族夫婦のお話。
彼らの選んだ未来。
※設定はゆるんゆるん。
※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください。
※この話は小説家になろうにも掲載しています。
好きな人と友人が付き合い始め、しかも嫌われたのですが
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ナターシャは以前から恋の相談をしていた友人が、自分の想い人ディーンと秘かに付き合うようになっていてショックを受ける。しかし諦めて二人の恋を応援しようと決める。だがディーンから「二度と僕達に話しかけないでくれ」とまで言われ、嫌われていたことにまたまたショック。どうしてこんなに嫌われてしまったのか?卒業パーティーのパートナーも決まっていないし、どうしたらいいの?
【完】愛していますよ。だから幸せになってくださいね!
さこの
恋愛
「僕の事愛してる?」
「はい、愛しています」
「ごめん。僕は……婚約が決まりそうなんだ、何度も何度も説得しようと試みたけれど、本当にごめん」
「はい。その件はお聞きしました。どうかお幸せになってください」
「え……?」
「さようなら、どうかお元気で」
愛しているから身を引きます。
*全22話【執筆済み】です( .ˬ.)"
ホットランキング入りありがとうございます
2021/09/12
※頂いた感想欄にはネタバレが含まれていますので、ご覧の際にはお気をつけください!
2021/09/20
あなたが私を捨てた夏
豆狸
恋愛
私は、ニコライ陛下が好きでした。彼に恋していました。
幼いころから、それこそ初めて会った瞬間から心を寄せていました。誕生と同時に母君を失った彼を癒すのは私の役目だと自惚れていました。
ずっと彼を見ていた私だから、わかりました。わかってしまったのです。
──彼は今、恋に落ちたのです。
なろう様でも公開中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる