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挨拶
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お茶会が無事?終わった。
「アイリーン様。お部屋に案内しますわ」
シオリは自信満々の部屋を案内した。
キラキラ豪華な家具、
落ち着かない。
確かにわたしは、外交は派手にしている。それは、経済を回すため、
部屋は落ち着いたところがいい。
アイカはわかっていたけどな。何も言わなくても、、
「素敵な部屋を用意してくれて、ありがとう」
「いえ。気に入っていただいてうれしいですわ。ありがとう。」
あらっ。言葉が、どんどん雑になっていきますね。
面白いわ。
「さて。先に王太子を呼んでもらおうかしら。」
「はい。承知しました、その後アイカを。」
「よろしく」
王太子が部屋に入ってきた。
「フォート。刺繍をする部屋を用意してくれる?今回大きな作品を作りたいの。刺繍は、わたしも練習をしてきたから、アイカと一緒に作品を作りたいとおもっているのよ。、だから、ベットとソファがあるだけの部屋を用意してくれない?」
「わかった。アイカは知ってるのか?」
「何も言ってないわ。教えてもらうつもりだもの。」
「そう。」
「それとさ。なんでアイカを捨てたの?失敗したよね?そんなにシオリの体がよかったの?」
「なんで、、」
「アイカはどうしてるの?」
「本人に聞いてくれ。」
「そうよね。婚約破棄したのに、よく来てくれたよね。」
「アイカだからな。」
「もったいない事をしたよね。」
「まぁいいや。アイカを呼んできて。」
王太子と入れ替わりにアイカがはいってきた。
「アイリーン様。お久しぶりです。綺麗になられましたね。」
「アイカ。久しぶりだね。会いたかったよ。」抱きついた。
「相変わらず可愛いですね。わたしも会いたかった。いつもアイリーン様には元気をもらいます。」
強く抱きしめてしまった。
「アイカ?」
「失礼致しました。お会いできて、嬉しくて。」
「滞在中、刺繍を教えてくれるのよね?」
「もちろん。1週間の滞在の予定を。その前に、お菓子を食べましょう。」
「アイカ。作ってくれたの?」
「パウンドケーキです。大人になったアイリーン様にあうように、お酒を入れました。
アイリーン様が国に帰った時に、次会えた時に食べてもらえるよう。木の実や、フルーツを乾燥させたものをブランデーにつけました。」
「アイカは、変わらないね。」
「いただきます。なにこれ。美味しい。」
子供の頃の笑顔に戻った。
「紅茶も合うわね。」
「庶民的ですが、この組み合わせには、一番合うのです。」
「流石ね。それで計画表は?」
「今回、アイリーン様には、刺繍の練習を1日してもらいます。そして残りの時間は作品を作ってもらおうと思います。」
「作品?」
「はい。大きなものです。かなり大変ですが、今のアイリーン様にはできるでしょう。大変な部分はわたしも手伝います。」
「相変わらず、すごいわね。なんでわかるかな。さっきフォートに言ったのよ。大きな作品をアイカと作りたいって。」
「良かったわ。最近のアイリーン様の作品をみていて、そう思っただけですわ。」
「見てくれたの?」
「残念ながら、現物を見ることはできませんが、作品集を取り寄せました。」
「アイカ。ありがとう。」
「部屋は、私の滞在している部屋でもよろしいでしょうか?
大きい作品を作りますと、アイリーン様の部屋では、難しいので、何もない方がよろしいかと。」
「フォートに、用意してと言ってしまったわ。フォートを呼んできてもらえる?」
「シル様よろしくお願いします。」
王太子が入ってきた。
「フォート。、さっき言った部屋のことは、いいわ。、アイカの部屋でするわ。」
「アイカの部屋で?」
「そう、何もないから、刺繍をしやすいそうよ。」
「フォート。アイカはさすがだわ。私は何も言ってないのに、大きな作品を作ろうって、、、」
「いえ。アイリーン様が上達されていますからです。」
「アイカ殿ありがとう。」
「殿下、お願いがあるのですが、アイリーン様が、帰る2日前に厨房を貸してもらえませんか?小麦と卵をいただけると、、」
「別に構わないけど、、何するんだ。」
「もしかして焼いてくれるの?」
「はい。気に入ってくれたので、お土産に、、、」
「本当に。嬉しい。」
「何を?」
「アイカは、私のためにパウンドケーキを焼いてくれたの。フォートも食べてみて。」
アイリーンは、フォートの口の中に、ほりこんだ。
「うまい。アイカが作ったのか。」
「はい。」
「フォート。シオリには内緒ね。」
「ああ。そうだな。その方がいい。」
「アイカ。俺にも焼いてくれないか?美味しいな。そーいや昔はよくお菓子を焼いてくれたね。」
「そうですね。段々と王妃教育が忙しくて、、、」
「カイン殿は幸せだろうな。」
「いつも美味しいと言って食べてくれます。」
「カイン?」
「アイカの夫だよ。」
「そうなんだ。アイカ。幸せ?」
「はい。優しい夫です。」
微笑んだけど、アイリーンは、アイカの微笑みに何かあると感じた。
「アイリーン様。お部屋に案内しますわ」
シオリは自信満々の部屋を案内した。
キラキラ豪華な家具、
落ち着かない。
確かにわたしは、外交は派手にしている。それは、経済を回すため、
部屋は落ち着いたところがいい。
アイカはわかっていたけどな。何も言わなくても、、
「素敵な部屋を用意してくれて、ありがとう」
「いえ。気に入っていただいてうれしいですわ。ありがとう。」
あらっ。言葉が、どんどん雑になっていきますね。
面白いわ。
「さて。先に王太子を呼んでもらおうかしら。」
「はい。承知しました、その後アイカを。」
「よろしく」
王太子が部屋に入ってきた。
「フォート。刺繍をする部屋を用意してくれる?今回大きな作品を作りたいの。刺繍は、わたしも練習をしてきたから、アイカと一緒に作品を作りたいとおもっているのよ。、だから、ベットとソファがあるだけの部屋を用意してくれない?」
「わかった。アイカは知ってるのか?」
「何も言ってないわ。教えてもらうつもりだもの。」
「そう。」
「それとさ。なんでアイカを捨てたの?失敗したよね?そんなにシオリの体がよかったの?」
「なんで、、」
「アイカはどうしてるの?」
「本人に聞いてくれ。」
「そうよね。婚約破棄したのに、よく来てくれたよね。」
「アイカだからな。」
「もったいない事をしたよね。」
「まぁいいや。アイカを呼んできて。」
王太子と入れ替わりにアイカがはいってきた。
「アイリーン様。お久しぶりです。綺麗になられましたね。」
「アイカ。久しぶりだね。会いたかったよ。」抱きついた。
「相変わらず可愛いですね。わたしも会いたかった。いつもアイリーン様には元気をもらいます。」
強く抱きしめてしまった。
「アイカ?」
「失礼致しました。お会いできて、嬉しくて。」
「滞在中、刺繍を教えてくれるのよね?」
「もちろん。1週間の滞在の予定を。その前に、お菓子を食べましょう。」
「アイカ。作ってくれたの?」
「パウンドケーキです。大人になったアイリーン様にあうように、お酒を入れました。
アイリーン様が国に帰った時に、次会えた時に食べてもらえるよう。木の実や、フルーツを乾燥させたものをブランデーにつけました。」
「アイカは、変わらないね。」
「いただきます。なにこれ。美味しい。」
子供の頃の笑顔に戻った。
「紅茶も合うわね。」
「庶民的ですが、この組み合わせには、一番合うのです。」
「流石ね。それで計画表は?」
「今回、アイリーン様には、刺繍の練習を1日してもらいます。そして残りの時間は作品を作ってもらおうと思います。」
「作品?」
「はい。大きなものです。かなり大変ですが、今のアイリーン様にはできるでしょう。大変な部分はわたしも手伝います。」
「相変わらず、すごいわね。なんでわかるかな。さっきフォートに言ったのよ。大きな作品をアイカと作りたいって。」
「良かったわ。最近のアイリーン様の作品をみていて、そう思っただけですわ。」
「見てくれたの?」
「残念ながら、現物を見ることはできませんが、作品集を取り寄せました。」
「アイカ。ありがとう。」
「部屋は、私の滞在している部屋でもよろしいでしょうか?
大きい作品を作りますと、アイリーン様の部屋では、難しいので、何もない方がよろしいかと。」
「フォートに、用意してと言ってしまったわ。フォートを呼んできてもらえる?」
「シル様よろしくお願いします。」
王太子が入ってきた。
「フォート。、さっき言った部屋のことは、いいわ。、アイカの部屋でするわ。」
「アイカの部屋で?」
「そう、何もないから、刺繍をしやすいそうよ。」
「フォート。アイカはさすがだわ。私は何も言ってないのに、大きな作品を作ろうって、、、」
「いえ。アイリーン様が上達されていますからです。」
「アイカ殿ありがとう。」
「殿下、お願いがあるのですが、アイリーン様が、帰る2日前に厨房を貸してもらえませんか?小麦と卵をいただけると、、」
「別に構わないけど、、何するんだ。」
「もしかして焼いてくれるの?」
「はい。気に入ってくれたので、お土産に、、、」
「本当に。嬉しい。」
「何を?」
「アイカは、私のためにパウンドケーキを焼いてくれたの。フォートも食べてみて。」
アイリーンは、フォートの口の中に、ほりこんだ。
「うまい。アイカが作ったのか。」
「はい。」
「フォート。シオリには内緒ね。」
「ああ。そうだな。その方がいい。」
「アイカ。俺にも焼いてくれないか?美味しいな。そーいや昔はよくお菓子を焼いてくれたね。」
「そうですね。段々と王妃教育が忙しくて、、、」
「カイン殿は幸せだろうな。」
「いつも美味しいと言って食べてくれます。」
「カイン?」
「アイカの夫だよ。」
「そうなんだ。アイカ。幸せ?」
「はい。優しい夫です。」
微笑んだけど、アイリーンは、アイカの微笑みに何かあると感じた。
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