24 / 36
大丈夫
しおりを挟む
「王太子殿下は、陰ながらアイカも見守っていたよ。愛しそうな瞳で、いつも見ていた。
修道院の件、反対したんだと思う。
修道院に行くくらいなら、殿下の横にいてほしいと。」
「、、、、」
「アイカ。王太子の所に戻りたい?」
「え?」
「シオリ様が、病気ということにする話も出ているから、もう一度、アイカが王太子妃になると言う話も出ているんだ。だから、王宮の誰かが、私とリーナの噂を流したと思う。」
「それはないわ。
わたしは捨てられたのよ。」
「アイカ。今好きなのは誰?教えて。」
「私は、、カイン様をお慕いしています。
私、可愛くないし、甘え方も知らない。何より愛されたことがないの。だから、リーナ様といる方がカイン様が幸せになると思う。」
「アイカ。全部話をして、、」
アイカは話し始めた。
私は、幼いころに、殿下と婚約することになり、王妃教育が始まったの。厳しかったわ。でも、それは、仕方なかったと思う。王妃になるなら、、、
公爵家では、私は殿下の婚約者としてしか価値がなかったの。両親に優しくしてもらった事はないし、両親と仲良く会話をしたこともない、血のつながりがある他人なの。
シオリ様が現れるまでは、殿下とは仲がよかったの。
だから、愛してくれてると思った。でも、愛してると思ったのは、私だけだった。家族愛だったの。
家族愛でもよかったのよ。私は親にも愛されなかったから、でも、殿下は、私は、守る必要がないと。
シオリ様は、守ってあげたいから、公務にも出さずに、いるのよ。
わたしは、守ってほしいとは思わなかった。王妃は、殿下を守らないといけないと幼い頃から教えられたから、守らないといけないと思っていたけど、殿下は違ったのよ。
わたしは、王妃教育が染み付いてるの。
だから、可愛くないのよ。
リーナ様も、守ってあげたくなる方よ。
だから、カイン様は、リーナ様のところに行き、守ってあげないと。」
「アイカは、誰が守るの?」
「わたしは、大丈夫。
今は少し、気持ちがついていけなかったけど、修道院に行ったら、大丈夫。
だから、王都とは、関係ない、北の修道院に行こうと思うの。
北の修道院なら、わたしを知ってる人はいない。そこで、シスターになろうかと思うの。」
修道院の件、反対したんだと思う。
修道院に行くくらいなら、殿下の横にいてほしいと。」
「、、、、」
「アイカ。王太子の所に戻りたい?」
「え?」
「シオリ様が、病気ということにする話も出ているから、もう一度、アイカが王太子妃になると言う話も出ているんだ。だから、王宮の誰かが、私とリーナの噂を流したと思う。」
「それはないわ。
わたしは捨てられたのよ。」
「アイカ。今好きなのは誰?教えて。」
「私は、、カイン様をお慕いしています。
私、可愛くないし、甘え方も知らない。何より愛されたことがないの。だから、リーナ様といる方がカイン様が幸せになると思う。」
「アイカ。全部話をして、、」
アイカは話し始めた。
私は、幼いころに、殿下と婚約することになり、王妃教育が始まったの。厳しかったわ。でも、それは、仕方なかったと思う。王妃になるなら、、、
公爵家では、私は殿下の婚約者としてしか価値がなかったの。両親に優しくしてもらった事はないし、両親と仲良く会話をしたこともない、血のつながりがある他人なの。
シオリ様が現れるまでは、殿下とは仲がよかったの。
だから、愛してくれてると思った。でも、愛してると思ったのは、私だけだった。家族愛だったの。
家族愛でもよかったのよ。私は親にも愛されなかったから、でも、殿下は、私は、守る必要がないと。
シオリ様は、守ってあげたいから、公務にも出さずに、いるのよ。
わたしは、守ってほしいとは思わなかった。王妃は、殿下を守らないといけないと幼い頃から教えられたから、守らないといけないと思っていたけど、殿下は違ったのよ。
わたしは、王妃教育が染み付いてるの。
だから、可愛くないのよ。
リーナ様も、守ってあげたくなる方よ。
だから、カイン様は、リーナ様のところに行き、守ってあげないと。」
「アイカは、誰が守るの?」
「わたしは、大丈夫。
今は少し、気持ちがついていけなかったけど、修道院に行ったら、大丈夫。
だから、王都とは、関係ない、北の修道院に行こうと思うの。
北の修道院なら、わたしを知ってる人はいない。そこで、シスターになろうかと思うの。」
応援ありがとうございます!
7
お気に入りに追加
212
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる