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リーナ牽制
しおりを挟む入れ違いにリーナ様がきた。
奥様のお見舞いをしたいと。
「そうなの?ならこのままで、、」
「アイカ様。お元気そうで何よりです。」
「だいぶ体調が戻りました。」
「そうなんですね。それはよかったわ。
仕事でカインが必要なのよ。
貴方はカインに迷惑をかけてるのよ。それがわからない?
せっかく頑張ってやってきた仕事を台無しにするの?
もう体調が良くなったら、
もうカインはいいよね。私に返して。
私はカインを必要しているの。
カインも私を必要だから、、、
早く離縁してちょうだい、
私たちは愛し合ってるのよ。
早く体をつなげたいわ。」
「、、、、」下を向いた。
「わかってもらったらいいわ。楽しみにしてるから。」
と言って出ていった。
「ただいま、アイカの好きなお菓子を買ってきたよ。食べれるかな?」
「アイカは?」
「お部屋の方に、、、
あの、先程、リーナ様が奥様の御見舞いに、、、」
リーナが?私に断りもなく?
「アイカ。ただいま。」
「、、、、」
「アイカ。」
「お菓子をかってきたよ。」
と笑顔でアイカに問いかけた。
アイカは、平然とするつもりだった。
カイン様の声を聞き、笑顔をみたら、我慢ができなくなった。
「どうした?」
「ごめんなさい。
わたし、、、早く修道院に行きたい。
お願い。修道院に、、、」
「何があった、、」
「ごめんなさい、、、」
「わからない。教えて、リーナに何か言われたんだろ?」
「、、、、、」
「お願い。私を修道院に、、、」
「アイカ。無理だ。なんで、、、」
「お願い、、、」
気を失ってしまった。
せっかく体調が良くなってきたのに。
何しにきたんだ。
医師に来てもらい、診察をしてもらった。
「極度のストレスですよ。あれほど注意してほしいと言ったのに、、、」
「すみません。」
「もし、難しかったら、入院しますか。」
「いえ。家で見ます。問題を解決させてください。」
「わかりました。また何かあったら、すぐに言ってください。」
誰か、話を聞いていなかったのか?
ただ、様子を見ていると一方的に奥様を責めていたように。
旦那様のことで。
「んん、」
「アイカ。大丈夫か?」
「カイン様、、、私、、、」
「大丈夫か?」
「はい。ご迷惑をおかけしまして、、、」
「あの。カイン様。もうお仕事戻ってください。迷惑かけることは、、」
「迷惑じゃないし、アイカきちんと話そう。今思ってることお互いに話そう。それから、考えよう。一度ちゃんと話さないとダメだ。でも今は、眠ってほしい。明日元気だったら行きたいところがある。」
「わかりました。」
アイカは眠った。
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