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アイカの普段

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忙しさにかまけて、使用人ともあまり話をしていなかった。
アイカがいつも笑顔で、私を出迎えてくれて、癒してくれてた。
それに甘えすぎていた。


使用人に、最近のアイカの様子を聞き出した。

最近の奥様は、少し寂しそうでした。
「今旦那様がお忙しいから、私ができることは全てするから、」
といつも以上に頑張っていらしゃっていました。

食事係の使用人が、
「あの。奥様は旦那様には、内緒にしてほしいと言っておりましたが、私も少し気になることがあるのです。」

「なんだ?」

「最近旦那様が、帰りが遅くなり、食事を家で食べられませんよね。
奥様が、旦那様がいないときは、使用人と同じ食事にしてほしいと。

理由を聞いたところ、最近太ってきたから、痩せて綺麗な姿を見せたいから。というのですが、奥様は痩せております。これ以上痩せない方が、、、、」

「ありがとう。ほかには、、」


「あの。。前に街に行った時に、迷子になって、顔色が悪かった時かあります。でも、奥様が街に出て迷子になったことがないので、不思議に思いました。」

「それはいつのことだ?」

「祭りの日です。」


別の使用人が、
「奥様は、一人で街に出かけられて、夕方まで帰ってこないことがあります。」

「誰もついて行かないのか?」

「はい。奥様が、一人でゆっくりしたいからついてこないで、」

「街は安全だから大丈夫よ。」
と、、、

「旦那様と出かけられたら?」
ときいたところ。

「カイン様、今夜も帰ってくるのも遅いぐらいお仕事をされているの。
私のわがままで時間を取るなんてしたらダメよ。」
というので、相談できませんでした。


わかった一度アイカと話をしてみる。



中庭で、花をみていたアイカは、
消えそうだった。


「アイカ。」

「カイン様。どうされました?」

「少し話がある。」

「?」

「最近、アイカはどうしている?」

「いつもと変わりませんよ。」

「そおか。私も少し早く帰るようにするよ。」

「いえ。お仕事大変ですもの。無理なさらず、リーナ様もこちらに戻ってきて大変ですし、カイン様が一緒にいてあげる方が安心しますわ。」

「リーナ?」

「あの。カイン様。私も話があります。王女様の仕事は、カイン様の為になると思うのです。
その間王宮に住むことになると思います。刺繍だけでなく、こちらに滞在中お世話をしようと思います。もう、会えないと思うので。」

「それはありがたいと思うけど、王宮に泊まるの?」

「その方が、お世話しやすいですし、王女様が、そこまで入らないと言われたら、帰ってくるつもりです。まだ、殿下には話をしておりません。一度王宮に行こうと思っています。」


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