【完結】4公爵令嬢は、この世から居なくなる為に、魔女の薬を飲んだ。王子様のキスで目覚めて、本当の愛を与えてもらった。

華蓮

文字の大きさ
上 下
2 / 15

王妃になりたくない

しおりを挟む
友人である伯爵令嬢のメイとユウザ王子は、急接近した。

メイは、マリアの婚約者のユウザ王子を好きになった。
ユウザ王子は、正妃はマリアと考えてる、
だから、私が、側妃になり、王子の寵愛をうけ、一生遊んで暮らそうと考えた。正妃なんて、わたしには、教養もないし、マリアみたいにはなれない。


メイは、マリアと違い、気楽に付き合うことができた。王子としての過ごすのではなく、1人の男として、過ごすことができた。ユウザ王子は、メイのことをどんどん好きになっていった。

マリアのことは家族として、大事だし、将来の王妃は、マリアしかいない。優秀だ。
だから、マリアにバレなければいい。と考えた。。



マリアは、王子と側近が話しているのを聞いた、、、

「マリアの友人のメイが可愛くてな。マリアにないものを持っている。」

「王子?」

「マリアに内緒にメイと付き合うことにした。学園の間だけだ。ちゃんとマリアと結婚する。正妃はマリアしかない。」

「マリア様は、王子のために毎日頑張っています。なのに、、、」

「わかってる。
でもメイといるのが楽しいのだ。
マリアの前だと王子でいなくてはならない。メイの前では、男として居れるのだ。
守ってあげたくなる。
マリアにバレなければいい。
正妃は、マリアだ。それは変わらない。」

「それは、、、、。マリア様は、誰が守るのでしょうか。」

「お前は、余計なことを考えなくていい。
マリアにバレないようにしたらいい!!
贈り物とか、お前が用意して、送っておけ。」

マリアは聞いてしまった。王子の気持ちを、、、、



メイは、マリアの友人。友人と恋仲。

マリアとの結婚に、自由はない。愛もないけど、王になるために仕方ないと言っているものだ。

婚約破棄してくれたら、いいのに、、、
ユウザ王子は、残酷な人よね。

私はなんのために生きているの?
王妃になんてなりたくない、
王妃より普通に、愛のある結婚がしたい。と日に日に思うようになった。


マリアは、その日から、ユウザ王子を避けるようになり、仕事以外合わなかった。

でも、ユウザ王子は気に留めなかった。
都合がいいくらいにしか思っていなかった。

メイに夢中だから、マリアが王子への気持ちが離れていることが気がつかなかった。


ユウザは、メイにハマり、一線を超えてしまった。
マリアにバレなかったらいいと何度も、、、何度も、、、。


その間、マリアに贈り物が定期的に届くようになった。
持ってくるのは、側近。。
王子は、顔を出さない

「ありがとう。
王子にわざわざ定期的に贈り物なさらなくても良いのに、、、」とつたえてくださる?

「王子は、マリア様のためを思って、贈り物をされてるようです。もうすぐ結婚されるのですから、、」

「、、、、」

側近は、マリア様にバレてるのではないかと考えた。。
最近、マリア様は、王子に会わないようにしている。用事は、全て私を通すようになった。

必要以上会わなかった。明らかに避けている。。

でも王子は気がついていない。というか、その分メイと会えると思ってる。

このままで大丈夫なのか。
もし、マリア様が、王子の元を離れたら、大変なことになる。

今まで、マリア様がいてくれたから、仕事もうまくまわった。人間関係を理解してくれてるから、必要な人に必要なことを割り振ってくれた。

居なくなったら、公務が、止まる上に、人間関係にヒビが入る。


「マリア様。このところ大丈夫ですか?
少し休みをとられた方が、、、、」

「ありがとうね。そうね。今日は、早く上がるわ。」
と書類に目を通した。

側近は、何事もなく、無事結婚して欲しいと願い部屋を出た。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

殿下の婚約者は、記憶喪失です。

有沢真尋
恋愛
 王太子の婚約者である公爵令嬢アメリアは、いつも微笑みの影に疲労を蓄えているように見えた。  王太子リチャードは、アメリアがその献身を止めたら烈火の如く怒り狂うのは想像に難くない。自分の行動にアメリアが口を出すのも絶対に許さない。たとえば結婚前に派手な女遊びはやめて欲しい、という願いでさえも。  たとえ王太子妃になれるとしても、幸せとは無縁そうに見えたアメリア。  彼女は高熱にうなされた後、すべてを忘れてしまっていた。 ※ざまあ要素はありません。 ※表紙はかんたん表紙メーカーさま

絵姿

金峯蓮華
恋愛
お飾りの妻になるなんて思わなかった。貴族の娘なのだから政略結婚は仕方ないと思っていた。でも、きっと、お互いに歩み寄り、母のように幸せになれると信じていた。 それなのに……。 独自の異世界の緩いお話です。

【完結】消えた姉の婚約者と結婚しました。愛し愛されたかったけどどうやら無理みたいです

金峯蓮華
恋愛
侯爵令嬢のベアトリーチェは消えた姉の代わりに、姉の婚約者だった公爵家の子息ランスロットと結婚した。 夫とは愛し愛されたいと夢みていたベアトリーチェだったが、夫を見ていてやっぱり無理かもと思いはじめている。 ベアトリーチェはランスロットと愛し愛される夫婦になることを諦め、楽しい次期公爵夫人生活を過ごそうと決めた。 一方夫のランスロットは……。 作者の頭の中の異世界が舞台の緩い設定のお話です。 ご都合主義です。 以前公開していた『政略結婚して次期侯爵夫人になりました。愛し愛されたかったのにどうやら無理みたいです』の改訂版です。少し内容を変更して書き直しています。前のを読んだ方にも楽しんでいただけると嬉しいです。

【完結】冤罪で殺された王太子の婚約者は100年後に生まれ変わりました。今世では愛し愛される相手を見つけたいと思っています。

金峯蓮華
恋愛
どうやら私は階段から突き落とされ落下する間に前世の記憶を思い出していたらしい。 前世は冤罪を着せられて殺害されたのだった。それにしても酷い。その後あの国はどうなったのだろう? 私の願い通り滅びたのだろうか? 前世で冤罪を着せられ殺害された王太子の婚約者だった令嬢が生まれ変わった今世で愛し愛される相手とめぐりあい幸せになるお話。 緩い世界観の緩いお話しです。 ご都合主義です。 *タイトル変更しました。すみません。

《完結》愛する人と結婚するだけが愛じゃない

ぜらいす黒糖
恋愛
オリビアはジェームズとこのまま結婚するだろうと思っていた。 ある日、可愛がっていた後輩のマリアから「先輩と別れて下さい」とオリビアは言われた。 ジェームズに確かめようと部屋に行くと、そこにはジェームズとマリアがベッドで抱き合っていた。 ショックのあまり部屋を飛び出したオリビアだったが、気がつくと走る馬車の前を歩いていた。

愛されない花嫁はいなくなりました。

豆狸
恋愛
私には以前の記憶がありません。 侍女のジータと川遊びに行ったとき、はしゃぎ過ぎて船から落ちてしまい、水に流されているうちに岩で頭を打って記憶を失ってしまったのです。 ……間抜け過ぎて自分が恥ずかしいです。

あなたの側にいられたら、それだけで

椎名さえら
恋愛
目を覚ましたとき、すべての記憶が失われていた。 私の名前は、どうやらアデルと言うらしい。 傍らにいた男性はエリオットと名乗り、甲斐甲斐しく面倒をみてくれる。 彼は一体誰? そして私は……? アデルの記憶が戻るとき、すべての真実がわかる。 _____________________________ 私らしい作品になっているかと思います。 ご都合主義ですが、雰囲気を楽しんでいただければ嬉しいです。 ※私の商業2周年記念にネップリで配布した短編小説になります ※表紙イラストは 由乃嶋 眞亊先生に有償依頼いたしました(投稿の許可を得ています)

大好きなあなたを忘れる方法

山田ランチ
恋愛
あらすじ  王子と婚約関係にある侯爵令嬢のメリベルは、訳あってずっと秘密の婚約者のままにされていた。学園へ入学してすぐ、メリベルの魔廻が(魔術を使う為の魔素を貯めておく器官)が限界を向かえようとしている事に気が付いた大魔術師は、魔廻を小さくする事を提案する。その方法は、魔素が好むという悲しい記憶を失くしていくものだった。悲しい記憶を引っ張り出しては消していくという日々を過ごすうち、徐々に王子との記憶を失くしていくメリベル。そんな中、魔廻を奪う謎の者達に大魔術師とメリベルが襲われてしまう。  魔廻を奪おうとする者達は何者なのか。王子との婚約が隠されている訳と、重大な秘密を抱える大魔術師の正体が、メリベルの記憶に導かれ、やがて世界の始まりへと繋がっていく。 登場人物 ・メリベル・アークトュラス 17歳、アークトゥラス侯爵の一人娘。ジャスパーの婚約者。 ・ジャスパー・オリオン 17歳、第一王子。メリベルの婚約者。 ・イーライ 学園の園芸員。 クレイシー・クレリック 17歳、クレリック侯爵の一人娘。 ・リーヴァイ・ブルーマー 18歳、ブルーマー子爵家の嫡男でジャスパーの側近。 ・アイザック・スチュアート 17歳、スチュアート侯爵の嫡男でジャスパーの側近。 ・ノア・ワード 18歳、ワード騎士団長の息子でジャスパーの従騎士。 ・シア・ガイザー 17歳、ガイザー男爵の娘でメリベルの友人。 ・マイロ 17歳、メリベルの友人。 魔素→世界に漂っている物質。触れれば精神を侵され、生き物は主に凶暴化し魔獣となる。 魔廻→体内にある魔廻(まかい)と呼ばれる器官、魔素を取り込み貯める事が出来る。魔術師はこの器官がある事が必須。 ソル神とルナ神→太陽と月の男女神が魔素で満ちた混沌の大地に現れ、世界を二つに分けて浄化した。ソル神は昼間を、ルナ神は夜を受け持った。

処理中です...