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結婚式

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最近また、魔女があらわれた。マリアの前ではなく、私の前に、、、

「あの2人がマリアを取り戻そうとまだ思ってる。私に解毒剤を欲しいと言ってきた。」

「渡したのか?」

「ああ。渡したよ。
でも、中身は、マリアが幸せになれる様に魔法をかけておいた。
あのな。もうあの薬は、キレてるよ。マリアは、思い出してるはずだよ。」

「え?」

「何驚いてんだ。アレク、お前のことしかマリアは頭にないってことだろ.。」

「そーかぁ。」

「嬉しそうだな。私も結婚式に呼んでくれるか?ちゃんと綺麗なカッコしていくから.」

「もちろん。来てくれたらマリアは喜ぶよ.」

「ありがとうな。やっぱりマリアのウェディングドレス見たくてな。そーいや。ちゃんとハーブは庭に植えたか?」

「ああ。マリアも、俺も飲んでるよ。」

「お前も飲んでるのか。お前が飲むとマリアは大変じゃないのか?」

「??」

「まだしてないのか?」

「結婚式が終わってから、、、、」

「なら、結婚式まで飲むな。マリアが、もたん。。お前は飲まなくても大丈夫だ。」

「そーゆうやつなんだ、、、」

「ああ。お前のために、あげたんだぞ。、」

「ありがとうございます。」と魔女は消えた、、、



アレクとマリアは、結婚式をする。
みんなに認められて、幸せな結婚式だった。

好きな人のためにウエディングドレスを着れるなんて、、一生無いと思っていた。
マリアは、幸せだった、


ユウザ王子とメイも呼んだ。。解毒剤をかけるみたいだから、とどめを刺そうと思う。マリアの幸せを邪魔をするやつは、排除したい。



結婚式は無事終わった。ウエディングドレスのマリアは超可愛かった。本当に、俺と一緒に歩んでくれることが嬉しかった。


国々の人に挨拶にまわった、、
その時だった。

メイがマリアに向けて小瓶の中身をふりかけた。
その時、綺麗な女の人が現れ、周りの時間が止まった、、、

「魔女様。今日は、セクシーですね。」

「マリアには、どんなカッコをしてもバレるな。。」

「私、魔女様のこと好きですもの。。。」

「私もそんなマリアが好きだよ。」


「これで、マリアは、ユウザ王子の元へ戻ってくるわ。」

「メイ。ユウザ王子。」

「ほらっ戻った。マリア帰りましょ。」

「どこへ?」

「あなたの居場所。ユウザ王子の隣。王妃として、、、」


「マリア私の元へ戻ってきておくれ.」 

「、、、、、」

「マリア愛してるんだ。戻ってきてくれ。頼む。思い出してくれたんだろ。俺のこと。俺への思い、、、」



「えーと。別にもう思い出していますよ。
私、アレク様にプロポーズされ、帝国に来る前に、魔女様にあったの。」

「私は、皇后教育を一からやればいいし、別にあなたたちの事思い出したくもないから。って思ってたんだけど」

「マリアは、ずっと妃教育で、誰よりも頑張ったのに、それをなしにするのはもったいないと思ったから、解毒剤を進めた。」と魔女様、、

「魔女、、騙したのか?」

「私はマリアの味方だからな。お前の言う通りにする必要はない。」


「今、私が愛するアレク様がいるなら、私は、不安になることはないと思ったの。アレク様は全部受け取ってくれるし、まぁ、そんな心配しなくとも、ユウザ王子は会いたいとも思わなかったし、愛する人は、アレク様で変わらなかった。」



「メイは、友人ではありませんよ。
ただの人のものを奪う女ですわね.」

「そんな、、酷い。。」

「事実でしょ。王子と寝てる時、優越感に浸ってたでしょ。王子の愛を全て自分がもらってるって、、、
なぜ私があなたと仲良くしないといけないの?なんで、2人で支えないといけないわけ?」

「そんななな、私は、、ただ、、王子が、、好きで、、」

「なら頑張って正妃になればいいじゃない。王子のために死ぬほど努力したらいい。」

「わたしには無理です。。」

「私にさせようとしたじゃない?公務だけを、、、」

「、、、、」

「私は、愛がなくてもやったもの。。あなたは、王子からの愛を、もらえるんだから、公務なんて簡単よ。」

「、そんな、、、」

「戻ってきてくれ、、俺を捨てないで、、」

「何を言ってるの?先に私を捨てたのはあなたよ。」

「私にバレなければいい?初めからバレてたわよ?
私の態度にも気がつかないものね、、私が避けていたこと、、好都合だったものね。
側近と話してる会話を聞いたわよ。贈り物をしておけばいい?」

「まさか、、、」

「私の王宮の部屋を見たでしょ。」

「ああ。一つも空いていない箱がたくさんあった、、なぜあけなかった?」

「そんなこともわからないの?気持ち悪い。開ける必要があるの?」  

「男になれる居場所なんでしょ。今も変わらず続いてるんだから、私にこだわらなくてもいいんじゃない?私の前では男じゃないんでしょ。」



「王国がどうなっても、、、俺がどうなっても、、」

「王国は、第二王子がいますわよ。あなたと違って、優秀ですけど、人の気持ちがわかる方よ。」

「あいつはまだ小さいだろ。」

「幼くてもあなたより優秀よ。全て貴方のしていることを知ってるわ。大丈夫。第二王子に任せておけば、、、
今までのように、2人で愛に溺れていたらいんじゃない。貴方がどうなろうと私には関係ない。」

「マリア、、、、」

「あなたの知ってるマリアは、あの日に死にました。
死ぬことを選んだ私の気持ちなんて、あなたにわかりませんよね?そんな貴方達がいる国に、私は帰りたいと思いません。」

「マリア、、、」

「アレク様は、貴方と違い、私だけを見てくれてます。皇太子妃としてではなく、マリアという、女として見てくれてる。」

「ああ。マリアは、かわりなんていないからな。皇太子妃は誰でもなれる。」

「アレク様。私を目覚めさせてくれた王子様。私だけの王子様。」

「マリア。これから生きている間ずっと、甘やかしてあげる。」


「メイに感謝することが、あるわ。
ユウザ王子の性欲を受け入れてくれて、、、
私はユウザ王子に汚されなくてすんだもの。。清いカラダで、アレク様にささげることができるわ。ありがとう。メイ。」

「マリア。」とアレクは、マリアを抱きしめた。
その瞬間に魔法が解けた。。

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