【完結】4公爵令嬢は、この世から居なくなる為に、魔女の薬を飲んだ。王子様のキスで目覚めて、本当の愛を与えてもらった。

華蓮

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王子の現実

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公務や生徒会の仕事が、溜まってきた。マリアが、いつもフォローしてくれたことが、やってない。
必要以上に仕事をしないといけなかった。。
いつもの側近がいないから、適当に仕事の割り振りをした。誰でもできるだろと思い、、、


そういえば、最近マリアの顔を見ない。
最近は、わざわざ2人で会うことはなかったが、すれ違うことはあった。。最近、それもない。

学園でもすれ違うこともないし、王宮でもすれ違わなかった。


王宮のマリアの部屋に行くと、いつも通りの部屋で、マリアだけいなかった。

ただ、私が側近に言ってあった贈り物が、部屋の片隅に積んであった、、、、
開封していない状態で、、、

「どうゆうことだ?マリアは開けていないのか?なぜだ?」

ユウザ王子は、贈り物を開けていないことと、仕事が溜まっていることに腹が立ち、一度、マリアに文句を言おうと思った、、、

マリアのクラスに行くと、やはり姿がない。。
隣国の皇女のお世話をしていたから、聞いたらわかるだろ、、、


「イリーナ様。マリアはどこにいる?」


「え?今頃ですか?」


「何のことだ?」

「そのうち陛下から話があるんじゃないですか?」

「どうゆうことだ?」

「私は、何も言いません。陛下から聞いてください。」


学園から帰って、父上に時間を作って欲しいと言ったが、面会ををゆるされたのは、3日後だった。その間マリアと会うことはなかった。




「ユウザ、メイという女に王妃教育をさせるんだってな。マリア以上に育つんだな?」

「何をおっしゃってるか、わかりません。マリアが正妃ですよ。今までと同じじゃないですか?」


「マリアは、メイを正妃にし、2人が、幸せになればいいと。」

「?」

「マリアとの婚約は破棄する。」

「陛下、待ってください。正妃は、マリアです。」

「マリアが、お前たちのために身をひくと言っている。お前の幸せのために、、、」

「マリアと話をさせて欲しい。私の話なら聞くはずです。」

「無理だ。このところマリアの姿をみたか?」



「お前の側近の話では、お前がメイと付き合う話をしたあたりから、マリアの様子が、おかしい。ユウザ王子を避けているように感じると報告があった、、、」

「なぜその側近は、私に言わずに、国王にいったのですか?」

「ユウザ王子は、メイ様を守りたいといい、マリア様は、誰が守るんですかときいたら、お前はいらないこと考えなくていい、マリアにバレないようにしろと言ったそうだな。そんな状態で、お前に相談するか?その側近も国王の私に相談したのは、最近のことだったがな、、、」

「、、、、」


「お前たちが、生徒会室で、イチャイチャしていたところ、マリアが全てを見たそうだよ。
お前が、メイを側妃にして、その子供をマリアの子として跡継ぎにすること、マリアに公務を押し付けること、、
全て聞いたそうだ、、、」

嘘だ、、、あれを聞いたのか、、、

「あれは、本心ではありません。メイを安心させるための戯言です。」

「マリアは、お前の本心だと思い、もう王妃としての仮面をつけることはできないと。」

「そんな、、、」


「戯言ではないだろ、、
お前はこの2週間マリアのことなんて考えてもなかっただろう。メイのことしか考えていないから、マリアがいないこと、知らなかっただろ。
いなくても平気だったんだよ。だから、マリアのことはもうお前の中にはないんじゃないか?」


「そんなことないです。マリアのことを愛してます。2人でこの国を支えると約束しました。」

「まぁ。今更そんなこと言ってもな。おまえは、マリアとは、会えない、、、マリアは、薬を飲んで自殺をした。」

「え?嘘でしょ、、、」

「目を覚さないようだよ。
もう解放してあげろ。」

「嫌です。」

「とにかく婚約破棄は絶対だ。マリアがお前の元に戻りたいというなら考えるが、、これ以上公爵いえに迷惑をかけるな、、」


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