【完結】4公爵令嬢は、この世から居なくなる為に、魔女の薬を飲んだ。王子様のキスで目覚めて、本当の愛を与えてもらった。

華蓮

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皇太子は、眠り姫に会う

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翌日、マリアが休みだったことが、気になり、公爵家を訪れた。


「隣国の皇女のイリーナと申します。マリア様が、今日学園に来ないので、気になり、
先触れもなく申し訳ございませんが、マリア様に会わせていただけませんか?」

「イリーナ様。マリアのことを気にかけてもらってありがとう御座います。
マリアとは、どのような関係でしょうか。
あの子には友達は居ません。王子だけのために生きてきた子ですから、」

「それは知っています。
昨日、マリアは、王子とメイの会話を聞いてしまったんです。
マリアは、1人になりたそうだったので、私は帰りました。
そのあとどうなったのか。ずっと気になったのですが、」

「イリーナ様。マリアのこと気にしてもらってありがとう。」マリアの部屋に案内してもらった。


ベットの上で、眠り姫のように眠っていた。

「マリア?」

「マリアは昨日、薬を飲んで意識を無くしてしまいました。命に別状はないのですが、いつ目覚めるかわからないようです。」

「嘘。。」

「私が一緒にいたら、、、」

「イリーナ様。マリアが自分で決めたことですから、、、」

「また明日来てもいいですか?
毎日声をかけたら、目が覚めるかもしれない。」

「イリーナ様のご都合の良い時に来てくださったら、、」

イリーナは、すぐにお兄様に連絡した。翌日の朝には、私の部屋にいた、、、

え?早すぎない?

「お兄様いくらなんでも速くないですか?」

「ああ。手紙をもらってすぐ馬を走らせたからな。」

「夜通し、、、まさか、、」

「ああ。夜通しは当然。馬も無理させたな。護衛も昼には着くんじゃないか?」

「護衛も振りきってきたのですか。」

「当然。マリアのことだからな。」

「今日もマリアのところに行くんだろ。俺もいく。」

お兄様は、一輪の花を持って、毎日私と一緒にマリアのところに行った。

お兄様は、顔が違った。意識がなくても、マリアに会えるのは嬉しいみたい。

「すみません。兄が、どうしても来たいというので、連れてきたのですが、マリアにあわせてもらえませんか?」

「イリーナの兄アレクと申します。
マリアさまとは、幼い頃から、王宮のパーティなどでお会いしていました。
妹から、マリアのことを聞き、急いで、帝国からやってまいりました。面会を許していただけたら、、、」

「アレク様、わざわざ帝国から、来ていただいたのですね。マリアのためにありがとう!!」

マリアは、眠り姫のように眠っていた。。
その姿でさえ、綺麗だと思った。

「マリア。目を覚まして。大丈夫だから、あとは、私が守ってあげるから。」

少しずつ、反応を見せるようになった。たた、目だけは覚めない。

目覚めることを嫌がってるように、、、

イリーナも毎日声をかけた。
アリアの好きな果物果汁を唇に垂らしたりした。
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