【完結】4公爵令嬢は、この世から居なくなる為に、魔女の薬を飲んだ。王子様のキスで目覚めて、本当の愛を与えてもらった。

華蓮

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婚約者としての努力

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タンドリー公爵のマリアは、ホワイト王国のユウザ王子と婚約したのは、5歳の時だった。 
政略結婚であったけど、2人は気が合い、仲良く遊んだり、勉強したりしていた。

「この国のため、2人で協力しあって、より良い国を作ろう」と2人は、約束した。



ユウザ王子は、優秀で、何でも卒なくこなすことができた。
ただ、めんどくさいことが嫌いだった。努力をしない人。

めんどくさいところは他人にさせ、あとは、王子が処理する。
資料を見れば、わかるけど、資料を作るのがめんどくさいのだ。
上に立つものは、それでもいいのだろう。

仕事はできる方だから、要求することもレベルは高い。
人の気持ちがわからないようなので、要求することが、キツイ。周りがついてこない。
マリアが周りを見て、言い方をかえて、指示をする。必然的にマリアがすることが増える。

マリアも優秀だった。でも、マリアは、努力をして、できるようになるタイプではあった。

王太子妃教育が始まった、8歳の頃、家庭教師から、

「ユウザ王子が出来ないことは、あなたが全てやりなさい」

と、通常の妃教育より、厳しい。王妃教育もされた。

みんなユウザ王子のことを理解してるからこそ、妃教育が厳しくなった。


マリアは、毎日がいっぱいいっぱいになってきた。。



公爵から、厳しすぎるからやめて欲しいと言っても、無理だった。王妃様の言う事は、絶対だった。

マリアも王子のため、頑張って、習得するから、どんどん厳しくなってきた。


マリアは小さい頃は、活発で笑顔があふれる子だった。
今は、お淑やかになり、綺麗で、優秀だった。笑顔が少なくなった。


学園に入るまでは、2人とも交流を持ち、仲も良かった。

マリアは優秀だから、俺のフォローは、誰よりも絶妙だった。王妃となるのは、マリアしか居なかった。
家族として好きだし、このまま結婚する。離すつもりはないとユウザ王子だった。


学園に入ると王子なので、生徒会長になる。
そのフォローを全て、マリアがすることになった。
面倒なことが多い生徒会。マリアの仕事がまた増えた。
それもやって当たり前のように仕事をわましてくる。

成績も一位がユウザ王子。二位がマリア。
マリアは、王子に勝つことは許されない。

なるべく二位をキープしないといけない。
その方が疲れる。
でも王子を立てないといけない。

いろんなことに気を回し、毎日、王妃になるべく、努力した。
王子との約束を守る為に、王子のために、日々我慢した。

王子は、当たり前のように思ってることが辛かった。
それが、将来王妃になるための試練なのかもしれない、、、



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