【完結】10引き裂かれた公爵令息への愛は永遠に、、、

カンナのかわり

アリーナが、

「お姉様との結婚式の日に、私が代わって、花嫁になるわ。ちゃんと貴方に尽くすから、お姉さまのように、、」

「そう。カンナのようにね。
なら、カンナそっくりになれよ。

俺は、カンナとは、会話をしなくても、俺の考えをわかってくたから、お前と会話をするつもりは一切ない。

仕事も俺と同じだけやれ。
カンナは、やってくれてるからな。

お茶会なんていく必要もないし、そんな派手なドレスもいらないし、キラキラさせて、体が光ってる。似合わない宝石もいらない。贅沢もするな。」

「何言ってるの？お茶会は、女子の楽しみなのよ。宝石も、、、
それに言葉つがいがちがうわ。もっと優しかったのに、、、」

「そんな女の楽しみ？そんなものは要らない。
カンナはそんな子じゃない、
おれにつくしてくれるって言ったじゃないか？カンナのように、

それに言葉遣いは、カンナの妹だから仕方なく優しく対応してただけ。本来ならお前とは話したくない。」


「わたしは、お姉さまの代わりに尽くすのであって、お姉さまのようには慣れない。でも貴方にちゃんと尽くすから、、」

「カンナと違う尽くし方って、どうなふうに？」

「お茶会で、夫人として振る舞うわ。」

「そんなことは、当たり前だ。もちろん、教養はあるんだろうな。
公爵夫人は、政治、歴史、文化など、話をしないといけないけど、できるんだな。
まさか公爵夫人が、ドレスや宝石の話をしたらいいと思ってないよな？」

「、、、、」

「えーと。貴方を癒してあげる。私の体を使って、、」

「自分の体を使うなんて、まるで娼婦だ。お前の体で癒されることはない。
俺はカンナがいいって言ったよな。
俺の体に触るな。俺に近寄るな。気持ち悪い。吐き気が、する」

「なんてことを言うの？」

「俺が、お前を好きになることは絶対にない。
カンナの妹だから、それなりに接したつもりだ。本当ならお前なんて、関わりたくもない。
カンナの妹だから我慢してたのに。嫁だと？

お前とたとえ結婚しても、カンナしか愛さない。
お前にカンナのかわりなんて出来るわけないだろ。
どこが可愛いかわからない。ただの厚化粧女に、娼婦のよう、、、」


「お父様に言いつけるわ。」

「勝手に言えばいいだろ。
勝手に俺たちを引き離して、望みが叶ったんだろ？なら、よかったじゃないか。他に何が望みなわけ？
普通の結婚じゃないんだから、別に問題がある？

まさか、お前が幸せになれると思ってるわけ？
人の幸せを奪った奴が、幸せになれるわけないだろ？」

「後継が必要よね？」

「別に、養子を迎えたらいいんじゃない？」

「そんな、、わたしは抱かれないの？」

「抱けるわけないよな。言ったよな。気持ち悪いって、、無理だ。」

「ひどすぎない、、私は、貴方に抱かれたい、、」

「ひどいのはどっちだ？俺とカンナをひきさいたのは、誰だ？
俺が抱くのは、カンナだけだ。2度と女を抱く事はない。」

「え？お姉様を抱いたの？」

「当然だろ。結婚式の3ヶ月前は、すぎてるんだから、、、」

「え？いつ？」

「何でお前にそんな事言わないといけない。あんな幸せな時間なかったからな。」

「、、、、、」

「俺と結婚したいんだろ？ならいいじゃないか。妻の座がほしいんだろ。」

「そんなの浮気よ。」

「何言ってる。浮気？
俺はカンナしか愛さないと初めから言ってるだろ。
そっちが勝手に、妻の座を奪っただけだ。なぜお前を愛さないといけない？」

「あと、使用人への態度も悪い。我儘言いたい放題だな。カンナはそんなこと言わない。」

「公爵なのに食事が、貧相だわ。」

「お前の体に肉がつきすぎてるだろ。基本的にお前とは、合わない。俺に尽くすというなら、改善して、カンナのようになれ。
カンナのようには、一生慣れないだろうけどな。」

「そんな、、、」

「結婚したら、俺がお前を愛すると思ったか？笑えるな。頭おかしくないか？」

「ひどい、、女の子に、、」

「お前のことなんて、何とも思わないからな。
女の子？何言ってんのか？頭悪いよな。
どーでもいいけど、俺の視界に入るなよ、」