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国に戻る

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ハンドラ国に戻り、王宮に向かった。

ライジンは、王宮で預かってもらった。


マロンの父、母、
カンナの父、母、アリーナ
国王、王妃、

王太子とマロンとカンナが、集まった。

アリーナのお腹が膨れている。
まさか、、マロンの顔を見ると、俺じゃないという顔をしてた。


「マロン様、探していましたよ。
私たちの結婚式は、延期になりました。貴方を待っていました。」
か弱く泣くアリーナ。
その隣で、父は、怒り狂っている顔。


「カンナ、どうゆうことだ、なぜ家を捨てた、それになぜ?マロンといる?」


「、、、、、」

「そうよ。お姉様が、公爵を継ぐのに、なぜ私のマロン様といるの?
マロン様は、私の事を愛してのよ。
わたしはマロン様とこの子と幸せになるのに、邪魔しないでよ。
マロン様を奪わないで。」

カンナを睨んだ。

「何言ってるんだか、、、俺は何度も言ったよな?やっぱり頭悪いな。」
ため息をつきながら言った

「でも、わたしを抱いてくれたじゃない?あの日の夜。」
アリーナは、いやらしい顔つきで、言った。

「? いつ?どこで?」
質問しながら、カンナを抱きしめた

「お姉様がいなくなった次日の夜。ムールナイト公爵邸の私の部屋で。早く離れなさい。私のものよ。」


「確かにその日、抱き合って眠ったけど、、それはお前じゃない。カンナだからな。
あの日は、お互い離れなくて済んだから、抱きしめ合って眠ったからな。。。
ムールナイト公爵邸には、行っていない。診療所にいたからな。」

2人は強く抱きしめ、見つめ合った。

「嘘よ。」

「アリーナは、抱かれている時、顔を見たのか?」と国王様が、

「見ていません。暗闇のなかで、わたしの名前を呼び、何度も、、、」

「おれは、そんなことした覚えがない。カンナ以外抱いたことはない。
お前が近寄ってくるだけで、気持ち悪いから、、、、
それに、カンナが、居なくなった日は、夜のうちに公爵を出た。それは、母上が知っている。」

「確かに、カンナがいなくなった日に、マロンは、家を出ようとしていた。そのとき部屋で見つけたの。平民届をもらったわ。ここに日付が書いてある。それで、私が、公爵から、出してあげたわ。」

「そのあと診療所に行き、医師と話して、カンナとあったんだ。証人は医師だ。」


「マロンとカンナは、早く会えたんだな。」

「はい。父上。カンナを探してる時に、診療所の先生が、私に声をかけてくれました。
平民になる覚悟があるなら、カンナの場所を教えてくれると言われたので、すぐに平民になり、先生のところで話をしていました。」

「良かったな。すぐに会えて、、、あの時に、マリカがみつけてくれて、逃がしてくれて良かったわ。
それは聞いていたから、アリーナの子は、お前でないと思っていた。お前が証言してくれて、確実になった。」

「そんな、、マロンの子じゃないなら、誰の子?」

「さあ?」


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