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叫び声

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「おはようございます」

 メイド服のエアリーが、起こしてくれた。

「何時?」

「7時です。そろそろ起きないと、仕事、、」

「いつ起きたの?体は?」

「大丈夫です。お仕事をさせてください。」

 俺は普段眠りが浅い。
 でもエアリーと寝た二日間は、熟睡していた。
今日は、エアリーが、逃げるわけないから気を許してた。
本当に、よく寝た。
エアリーを抱きしめて眠ると寝やすい。
俺の抱き枕は確定だな。

「無理するなよ。」

「はい。」

 エアリーは、その後も、頑張って仕事を覚えていた。疲れているのは目に見えた。

経験がないのに、無理させてるからな、、、


3時の休憩になった。

「エアリー。俺少し眠りたいから、抱き枕になって。お前を抱きしめてねむると眠りやすい。」


 寝室に連れていき、抱きしめると数分で、眠りはじめた。
「ばーか。無理するな。」

 部屋を真っ暗にして、寝室を後にした。

 これでゆっくり眠れるだろう。



 しばらくすると、

「いやぁぁ、、、、」

 デュークは急いで寝室に行った。

「デューク。デューク。」叫び声が聞こえた。

「エリー。」


俺を見ると安心したようで、抱きついてきた。


「どうしたんだい?暗闇は怖いのか?よく眠れると思って明かりを消したんだ。」

「ごめんなさい。」
 体が震えていた。あっちのソファに行こうか。

「大丈夫です。お仕事邪魔したら、、」

「バーカ。お前のが大事だよ。」
 抱きしめると、エアリーは、泣きはじめた。
理由を聞ける状況じゃないな。
気分を変えた方がいいな。

エアリーが、少し落ち着くと、、

「エリー。今から街に行きたい。着いてきてくれるか?」

「はい。」


 街に行くと、おしゃれなカフェに入り、綺麗なケーキがでてきた。

「可愛い。」

 やっと笑ったな。

「デューク。驚いたよね?さっき」

「ああ。」

「帰ったら話すね。今はこのケーキを食べたい」

「ああゆっくり食べな。」

「美味しい。デュークも一口たべる?」

「あーん」
一口食べさせた。
「美味しいな。エリーから食べさせてもらうのはまた美味しいよ。」

「良かった。本当このケーキ美味しい。初めて食べるよ。デュークと一緒だから余計に美味しいんだろうな。」

街を楽しんだ。
雑貨屋さんやお花屋さんにいき、可愛いものを見せてくれた。

気をつかってくれるデューク。
聞き出すのではなく、わたしが話すまで待ってくれる。

わたしなんかに優しい。

デュークのこと好きになる。
でも、わたしは、まだ自信がない。
こんなわたしではデュークには勿体無い。
もっといい人はたくさんいる。
親に愛されていないわたしなんて、、




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