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しおりを挟む「リーナ。触っていい?」
「はい。」
ナイトドレスのリボンを解き、アルフィール様は、わたしの胸を触った。
「んっ。」
「前より柔らかくなっている。ふわふわしてる。」
アルフィール様は、気に入ってくれたようでよかった。
「気持ちいい。舐めていい?リーナは舐めて欲しくない?」
「アルフィール様に舐めてほしいです。」
「昔みたいに、アルって呼んで、、」
「アルっ。んっ。」
「リーナ。好き。」
音を立ててなめるアルフィール様。
恥ずかしいけど、その音が脳に響く。
よく考えたら、あの時ぶりだわ。
ドキドキする。
「俺久しぶりだから、緊張する。」
緊張するって、可愛い。初めて抱かれた日を思い出す。あの時はお互い緊張して、痛いかもって心配してたな。
でも全然違って、しあわせなきぶん
「優しくしたいのに、リーナがほしい。中に入りたい。」
アルは、昔から変わらず優しかった。大事にしてくれた。久しぶりだったけど、怖くなく、幸せだった。
これで終わり、、、なわけなく、、
「リーナ。俺しか知らない顔を見たい。」
「今もあなた様しか知らないのですが?」
「もっと。乱れて、まだ、周りを気にしてる。」
「そんなことは、、、」
風の音で、窓が軋んだ。
「ほらっ気になってるよ。今日は、誰もこの館にはいない。ここは、別館だよ。窓から見てごらん?」
ガウンを着せて、窓に近づいた。
「こっちは暗いだろ。俺たち二人だけだよ。」
「はい。」
「もっと見せてくれる?」
「恥ずかしいです。」
グラスにシャンパンを持ってきてくれた。
「少し飲んで、、」
その景色を見ながら、二人はお酒を飲んだ。
覚悟を決めて、、、
「アルフィール様が、、引き出してください。」
「いいんだね。」
「はい。」
「じゃあ出窓に座って、ガウンを着たままだから、外から見えないよ。それにのぞくものもいない。外は誰もいないよ。」
「はい。」
「前をはだけさせて、ガウンは、自分で持ってて、」
「んっ。」
「恥ずかしいっ。」
「綺麗」
「足を上げて、、広げて。」
「恥ずかしい。」
「真っ赤になってるね。白い肌が染まってる。かわいい。」
「みたい。」
勇気を出して足を広げた。
「やばい。めっちゃやらしい。俺だけ?」
「もちろんです。恥ずかしいの。ダメなの。恥ずかしすぎて、、、」
「いいよ。凄くいい。可愛い。めっちゃ可愛い。ありがとう。もういいよ。頑張ってくれたね。いじわるしてごめん。
ベット行こう。」
「うん。」
抱き合いながら、
「もう無理なんだ。カオリーナがいない人生は、真っ暗なんだ。
今度、いなくなる時は、俺を殺してくれないか?
あんな思いもうしたくない。辛いんだ。
カオリーナの全てが欲しい。もう離れたくない。
足枷をつけたい。部屋に閉じ込めたい。と思ってる。俺は、カオリーナを好き過ぎて怖い。ずっと好きなんだ。」
「足枷は嫌だし、部屋に閉じこもっているのも嫌。だけど、もう逃げない。私も好きだもの。好きだから、あなたが、幸せになってほしいから、逃げたの。でもあなたの気持ちがわかったから、もう逃げない。約束する。」
「ありがとう。」
「さっきは恥ずかしかった?」
「うん。恥ずかしかった。」
「綺麗だったよ。もっと恥ずかしいことしたい。させたい。味わいたい。今日は、付き合ってもらうよ。我慢したんだから治るわけないよ。わかる?」
「、、、」
「わかんないよね?リーナが居なくて、眠れなくて、
最後に抱いた日、あの時、とてもやらしかった。あの日を思い出して、何度も自分でするしかなかった。リーナが温もりなくて、虚しくなったけど、、
抱きたくてたまらない。」
「ごめんなさい。」
アルフィールの心を引き裂いたのは、私。自分勝手だった。
話もあいもせずに、勝手に結論を出した。私が弱いから。
「アルフィール様。私変わりたい。もう今後勝手に考えない。あなたに相談する。あなたを信じる。あなたの言葉を信じる。あなたに別れたいと言われたら、さよならする。あなたの言葉だけを、、、」
抱きしめられた。
「別れることはない。ずっと一緒にいてくれ。毎日、抱かせて欲しい。火曜日だけは足らなかった。」
「恥ずかしいけど、あなたがしたいようにして、、何されても、愛してくれるなら嬉しいから。我慢させてごめんなさい。」
「愛してる。」
「え?」
「一生お前しか愛さない。だから、ずっと一緒にいて。」
「はい。」涙ぐんだ。
その涙を舐めてくれた。
そのあと、本当に離してくれなかった。
「汗かいたから一度シャワー浴びたいっ」と言ってるのに、「いい。あとでいい」と言われ、、
なかなか浴びさせてくれなかった。
「浴びてから、もう一度しよっ。」
と言っても、「あとで、、」しか言ってくれなかった。
だんだん落ち着くかと思ったのに、行為どんどんエスカレートとしていった。
「まって、、、」
「無理。待てない。もっと俺を欲しがって、、、お願い」と言い出す始末。
毎週火曜日、あんなに優しく抱いてくれてたアルフィールはどこへ?野獣と言ってもいい。
でも、その瞳に私もぞくっくるの。だから、受け入れてしまう。
意識を手離した。やっと落ち着いてくれたらしく、目覚めると、
そこで、やっと湯浴みを浴びさせてくれた。
「大丈夫?」
「うん。少し意識を飛ばしたみたいね。今まで我慢してたの?」
「ごめん。まだ、婚約中だったから、俺の本性は出せなかった。出したら逃げてくと思った。
いざ結婚したら、俺のものとわかってもらいたかった。俺の想いを。いや?こんな俺、やっぱり嫌かな?」
「ううん。私も嫌じゃない。アルフィールに抱かれるの好き。ただ、毎日は体力的に無理だから、たまに抱き潰すぐらいして。普段は優しくしてほしい。」
「ああ。」
サヤが、シーツを変えてくれて、普通のナイトドレスを用意してくれてた。
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