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その後。
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ユート王太子は、そのまま強制帰国され、皇太子妃拉致の罪で、鉱山へ送られることになった。
最後まで、「愛するシリーナを取り返しにいった」と訴えていたが、受け入れなかった。
王太子の弟であるユウキ第二王子がこの国を継ぐ事になり、急遽、留学先から帰ってきて、ユートと会った。
「兄上。何してるんですか?
しかも、アリーナ様を取り返しに行くなんて。
リュウ様とシリーナ様は、幼い頃から仲良くて、2人は結婚するとみなさんが噂されていたのに、王太子である兄上が、2人を引き裂いたんですよ。」
「え?」
「兄上とシリーナ様の方が、政略結婚でしたよ。
シリーナ様はお優しいから、兄上のことを好きになろうとしてくれてましたよ。」
「そんな、、、、」
「後のことは、任せてください。私もまさか、国王になるとは思いませんでしたが、きちんと帝王学を学んでいてよかったですよ。」
魅了された責任をとって国王、王妃は、北の塔で幽閉。
「国王、王妃たるものが、魅了の魔法にかかるなんて恥ずかしいですよ。普通は、王族はかかりませんよ。」
「すまない。あとは頼む。ユウキ。」
「はい。」
魅了の魔法さえかからなかったら、こんなことにはならなかった。
ユート王太子もシリーナを純粋に愛していたら、魅了はかかりにくかったのに、浮ついた心が、破滅を迎えてしまうことになった。
少しかわいそうであるが、王太子たるもの、魅了の魔法にかかるのは、問題である。
そして、シリーナの両親は
諦めれずに、アリーナ様に会いに行った。
トーマが、まず対応した。
「あんなに言ったのに、来たのですね。」
「なんでお前がいるんだ?血のつながりもないお前が会えて、血のつながりがある俺たちが会えないんだ。おかしいだろ?」
「アリーナ様は、お会いすると言っております。今夜、食事会あります。そこで、、」
「ほら見ろ。よかったな。」
「プラム様は?」
「プラムは、来ないよ。薄情なやつだ。手紙を預かっている。」
「お預かりします。」
アリーナ様にその手紙を渡した。
「シリーナ。すまないことをした。
謝って許されることではないことはわかっている。
あの時、魅了の魔法にかかってしまった自分が恥ずかしい。
カーナのがいいと言った自分が、情けない。
例え、魔法がかかっていても、大事な妹を守るべきだった。
本当にすまない。
トーマから、話は聞いたよ。
リュウが、探してくれたんだね。
本当に良かった。
リュウなら、シリーナを愛してくれるし、お前が甘えることができる。
幸せになることが出来る。安心している。
父さんと母さんは、シリーナに会いたいと言い続けている。俺たちが会う資格がないと止めたんだが、俺には無理だった。
すまない。
自分たちのしたことの重さがわかっていないようだ。
魔法のせいだと言い続けると思う。
最後まで迷惑をかけてすまない。
侯爵の爵位は、返上し、一からやり直そうと思ってる。
これから先もシリーナが幸せでいることを願ってるよ。
本当に申し訳ないことをした。
幸せにな。シリーナ。
プラム」
「お兄様。。。」涙を流した。
「トーマ。」
「プラム様は、本当にシリーナ様のこと大事に思っていたのです。
シリーナ様が家を出てから、魅了の魔法に1番抵抗をしていました。
カーナ様をかわいがることはなかったです。
でも、カーナ様は、プラム様に定期的に魅了の魔法をかけていたので、完全には溶けませんでした。」
プラムは、帝王学を習うわけがなかったので、魔法がかからないように訓練されていたわけではなかったので、シリーナのことを妹として、大事に思っていても、魅了されてしまった。
お兄様には、近いうちに会いに行けたらいいかなと思っているリーナだった。
最後まで、「愛するシリーナを取り返しにいった」と訴えていたが、受け入れなかった。
王太子の弟であるユウキ第二王子がこの国を継ぐ事になり、急遽、留学先から帰ってきて、ユートと会った。
「兄上。何してるんですか?
しかも、アリーナ様を取り返しに行くなんて。
リュウ様とシリーナ様は、幼い頃から仲良くて、2人は結婚するとみなさんが噂されていたのに、王太子である兄上が、2人を引き裂いたんですよ。」
「え?」
「兄上とシリーナ様の方が、政略結婚でしたよ。
シリーナ様はお優しいから、兄上のことを好きになろうとしてくれてましたよ。」
「そんな、、、、」
「後のことは、任せてください。私もまさか、国王になるとは思いませんでしたが、きちんと帝王学を学んでいてよかったですよ。」
魅了された責任をとって国王、王妃は、北の塔で幽閉。
「国王、王妃たるものが、魅了の魔法にかかるなんて恥ずかしいですよ。普通は、王族はかかりませんよ。」
「すまない。あとは頼む。ユウキ。」
「はい。」
魅了の魔法さえかからなかったら、こんなことにはならなかった。
ユート王太子もシリーナを純粋に愛していたら、魅了はかかりにくかったのに、浮ついた心が、破滅を迎えてしまうことになった。
少しかわいそうであるが、王太子たるもの、魅了の魔法にかかるのは、問題である。
そして、シリーナの両親は
諦めれずに、アリーナ様に会いに行った。
トーマが、まず対応した。
「あんなに言ったのに、来たのですね。」
「なんでお前がいるんだ?血のつながりもないお前が会えて、血のつながりがある俺たちが会えないんだ。おかしいだろ?」
「アリーナ様は、お会いすると言っております。今夜、食事会あります。そこで、、」
「ほら見ろ。よかったな。」
「プラム様は?」
「プラムは、来ないよ。薄情なやつだ。手紙を預かっている。」
「お預かりします。」
アリーナ様にその手紙を渡した。
「シリーナ。すまないことをした。
謝って許されることではないことはわかっている。
あの時、魅了の魔法にかかってしまった自分が恥ずかしい。
カーナのがいいと言った自分が、情けない。
例え、魔法がかかっていても、大事な妹を守るべきだった。
本当にすまない。
トーマから、話は聞いたよ。
リュウが、探してくれたんだね。
本当に良かった。
リュウなら、シリーナを愛してくれるし、お前が甘えることができる。
幸せになることが出来る。安心している。
父さんと母さんは、シリーナに会いたいと言い続けている。俺たちが会う資格がないと止めたんだが、俺には無理だった。
すまない。
自分たちのしたことの重さがわかっていないようだ。
魔法のせいだと言い続けると思う。
最後まで迷惑をかけてすまない。
侯爵の爵位は、返上し、一からやり直そうと思ってる。
これから先もシリーナが幸せでいることを願ってるよ。
本当に申し訳ないことをした。
幸せにな。シリーナ。
プラム」
「お兄様。。。」涙を流した。
「トーマ。」
「プラム様は、本当にシリーナ様のこと大事に思っていたのです。
シリーナ様が家を出てから、魅了の魔法に1番抵抗をしていました。
カーナ様をかわいがることはなかったです。
でも、カーナ様は、プラム様に定期的に魅了の魔法をかけていたので、完全には溶けませんでした。」
プラムは、帝王学を習うわけがなかったので、魔法がかからないように訓練されていたわけではなかったので、シリーナのことを妹として、大事に思っていても、魅了されてしまった。
お兄様には、近いうちに会いに行けたらいいかなと思っているリーナだった。
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