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翌日

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2人は幸せな時間を過ごし、リーナの体には、リュウの証がたくさんついていた。
もちろんドレスで全てを隠した。

リーナは、人前で、リュウに甘えることは、しなかった。
元々甘えることを教えてもらっていないから、できない。
でも、リュウと2人の時は、甘えることができた。
リュウが甘やかしてくれるから。
リュウもそれでいいと言ってくれていた。


カーナとユート王太子は、まだ国に帰っていなかった。

次の日に、普通に公務をする2人を見て、
政略結婚だわ。
初夜を迎えていないはず。
初夜を迎えたなら、普通次の日に公務をするわけがないし、甘い雰囲気になるはず。全く変わらない。

カーナたちには、王宮の中の様子はわからないし、使用人たちも近づけなかったから、2人が幸せで熱い夜過ごしたことは、誰も知らない。

早速、カーナは、リュウジナイト皇太子に近づいた。
「皇太子殿下。昨日は素敵でした。皇太子妃殿下は、いかがでしたか?」

「ありがとう。わざわざ挨拶に来てくれたのかな?」

「はい。私は、皇太子殿下の味方ですから。」

「味方?」

「アリーナ様は、シリーナではありませんか?」

「シリーナ?」

「はい。我が国で、シリーナといえば、皆様に嫌われ、自分の家からも追い出されたのですよ。そんな方の子供を残して良いのでしょうか?」

「?」

「私は、我が国では、優秀でありますし、皆さまから好かれています、シリーナの血より、私の血の方が良いに決まっていますわ。」と近づいてきた。

「ありがとう。調べてみるね。」
とこの場を去った。

カーナは、もともと一気に攻めるのでなく、ゆっくりわからないように攻めるタイプだった。
だから、笑っていた。
シリーナ覚悟しておくのね。。あなたはまた奪われるのよ。また今度も上手く行くわ。

魅了の魔法をどんどん使っていた。
その証拠は、指輪に集められた。



ユート王太子もアリーナに近づいた。

「シリーナ。寂しい思いをさせてごめんね。カーナとは、もう何もないんだ。おれがどうかしていたんだ。君を愛しているんだ。」

「なんのことか分かりませんわ。失礼しますね。」

「君は、私に捨てられ、家族にも捨てられ、行くところがなく、たまたま知り合った皇太子に政略結婚させられたんだろ?」

「誰かと勘違いされていませんか?
リュウジナイト皇太子とは、幼い頃から仲良しでしたのよ。政略結婚ではありませんよ。失礼ではありませんか?」

「え?」

「もうよろしいですか?」

「ああ?」

冷静に対応した。隙を与えないように、







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