【完結】冷たい手の熱
雪乃は今日も何も食べる物をもらえなかった。水道の水をたくさん飲んで、なんとか耐えていた。でも、動くのがつらくなり、意識も朦朧としてきた。
雪乃の家族は母だけだった。
母の帰りを祈るような気持ちで待っていた。3歳の雪乃の世界は母と狭いアパートがすべてだった。
だが、やっと帰ってきた母は、すぐに出て行ってしまう。機嫌の悪い母を
雪乃は怒らせてしまう。
*R15は念のため。虐待はつらくて読めない方は要注意。
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