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サイゴンの落日
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サイゴンの落日
1975/4/23 戒厳令下のサイゴンにて
メコンの大河に落日は故郷の清水の紅葉を想い出させた
私はコカコ-ラをすすったが生温く、仕方なく嗽をし、吐き出した
当てがあるわけでは無いがジャンディンの売春宿にシクロを向けた
混血娘のロイ・チャンの部屋には洗面器しかない
チョウイヨ-イ
どうしたんだロイ
ミンが死んだの ミンの部屋に砲弾が落ちて
ミンのハイヒ-ルが落ちていた ペティキュアのミンの足首と
遠い遠い紅葉とミンの血のイメ-ジが重なって消え
私は黙ってロイに5ドルを握らせ
いつものように振舞ったのだ
いつもの滑稽な作り話なのだ
133ミリの砲声の轟く貧民窟に私は居た
1975/4/24
少し眠ったようだ
彼女が微笑して私の顔を覗き込んでいた
俺といっしょに東京へ行くか
彼女は小さく頷き 故郷の妹に別れを告げたいの と言った
1975/3/23ユエが3/29ダナンが陥落していた
検問のMPはビエンホアへ国道を下る我々に見向きもしなかった
難民の群れに逆行し二人のジ-プはメコンデルタを走った
彼女のレイバンのサングラスが光った、長い髪が揺れた
悲壮な国道を二人はまるでハネム-ンのように無邪気に
カ-ラジオから白い恋人たちの曲が流れていた
1975/4/24pm
後方から低空で南政府軍機が二機飛び去った
暫くして森の向こうに黒煙が上がった二人は急に気持ちが萎えたのだ
帰るか
彼女は素直に頷いた
妹など居ないのだ 妹は三年前に亡くなっている
ジ-プを反転したと同時に、近くの難民たちが口々に何か叫びながら
二人のジ-プに殺到した、私は彼らを振り払い急発進し、50メ-トル
ほど進め、止めた、さっきの難民たちはもうのろのろと歩いていた。
と、一人の難民少女が呆然と立っていた、私は少女を無言で乗せた
少女はユエから海を逃げてきたそうだ
母は妊婦で脱出の船で圧死し遺骸はその場で海に棄てられたと言った
戦局は想像以上に悪化しているようだ。少女は揺れるジ-プの中に
あどけなく眠ってしまった
ロイが赤いバンダナで少女の顔を拭った
1975/4/24夕
検問のMPがM16を我々に向けた
私は記者証を掲げて彼らに近づいたが表情が硬かった
戒厳令の時刻までに戻らなければならない
キャメルとロンジンを奴の胸に押し込んでゲ-トは開いた
洗面器の雑炊を突付く難民家族の目を無視しジ-プに戻った
ロイは少女の髪を撫でながらあくびをしていた
無表情の少女の手がロイの膝の上にあった 133ミリの砲声が続く
1975/4/25
ウイルソン・ホテルに投宿し三名の奇妙な家族が出来上がった
朝、ジャンディンの売春宿の女主人と交渉しロイを身請けした
古い車をその中国人の彼女は欲しがったのだ、もう一人要るか
との申し出を断ると洗面器一杯の蟹をくれた
午後AP通信支局の関に会った
タンソンニュット飛行場でチュ-将軍が金の延棒を運んでいた
そろそろか
ホテルでロイが私に抗議した、彼女はもう売春宿に行かなくて良い
事が理解出来ないらしい、少女が茹でた蟹を三人で貪って、彼女は
機嫌が良くなった、少女を無視して彼女がベットで甘えた
少女は無表情で窓の外を見ていた
私はその行為の間、荻窪の家族の事を考えていた
ラジオからアロ-ンアゲインの曲が流れた
1975/4/26
部屋の天井の緩慢なプロペラが止まっていた
明け方、密かな倦怠の衝撃の133ミリの砲声が無い事に気が付き、
私は窓辺でシムノンの単行本を読んでいた。二人は抱き合って
眠っている、時々、少女が寝ぼけてすすり泣いた
亜熱帯の朝は早い、これが戦時下のしかも陥落寸前の都なのかと
いぶかしがる程に活気あるいつもの市場の喧騒が聞こえた
本はどうでも良いのだ、私は二人を部屋に残し支局の関を訪ねた
カシム・ホテルに砲弾が落ちたぞ 夜中だ 近いだろう
気が付かなかった
暢気な奴だ フロントはメチャメチャだ ギャルソンが死んだ
昨日荻窪の紀子夫人から支局にJALのチケットが送られてきたぞ
何枚だ
一枚に決まっているだろう 冗談はよせ 奥さんは心配している
わかった
帰りがけに関が護身用にコルトを渡した 関に礼を言った
1975/4/27
ツゾ-通りの火炎樹のカフェでチンと会った
見つかったか
旦那 それが十四歳の日系中国娘で
いくらだ
いいんですか
彼はニコンのカメラを要求し交渉は成立した
帰る途中カ-ラジオから二-新大統領の演説が聞こえた
新大統領の停戦和平提案は臨時革命政府代表団に無視
されるだろう・・気分転換にチュ-ナ-を回すと
ロ-リングスト-ンズが聞こえた
ホテルに帰り、ロイではなく少女にチケットとパスポ-トを渡したのだ
今日の午後のJAL香港経由東京行きだ
少女は何も理解できないようだった
チンがコンクィンの役人に手配した日系娘の戸籍は本物だった
先月政府軍の誤爆で死んだ女の子のパスポ-トは完璧だったのだ
午後、ロイと三人でタイソンニュット空港に向かったが
午前に解放戦線のロケット砲攻撃で酷い惨状だったのだ
JALは駄目だ もう来ないだろう
ふと、記者仲間のクリスチャンを見つけ交渉し少女はC130で米国
へ向かう事になった
ロイと私は少女を見送ったが
彼女はクリスチャンに手を引かれ、振り返りはしなかった
1975/4/28
朝、部屋が暗いのでロイとホテルのカフェで朝食をとろうとした
いつものギャルソンもカフェもフロントも全て無人だった
午後、数人の欧米の泊り客がロビ-で騒いでいたのだが、
やがて静かになった、私たち二人は部屋で琥珀のジャクダニエル
を飲みながら裸でベットの上で互いの故郷の話をした
幼い頃の思い出は特に面白くも無かったが互いによく笑った
メコンの夕日が美しい
1975/4/29
私は記者の職務を放棄し無人のホテルの一室に
ロイ、二人と居た
妹は米国の慈善団体に予防接種を受けただけだったの
解放戦線が村の女子供たちの腕を切り落としたの
米国に汚された村の腕は、いらないと
私は煙草を吸いながらロイの痩せた体を眺めていた、飽きもせず
ずっとずっと そしてそんな一日は暮れたのだ
1975/4/30/9:20
ロイは珍しくアオザイを着た
彼女にアオザイは良く似合った
私たちは二人であの蟹を食べに行くのだ
グエンフェ通りで突然、目の前にMPのジ-プが止まり
彼らは一斉に南政府軍の軍服を脱ぎ始めた
そして、何もかも放り出し路地に走っていった
通りの群集が何も言わずサイゴン川に走っていく
やがて遠くにキャタピラの音が聞こえ
人々は偽善の歓喜の声をあげ
解放戦線の斥候が走りぬけた
ロイはねぇ 幸せだったょ
唐突に彼女は私に抱きついた
ロイの胸は薄かった、アバラが少し痛かった
解放戦線の戦車に二人で手を振った
車上の兵士が手を振り返した
ロイはクシャクシャの泣き顔になり
私の背中の腰のコルトを抜いた
二人で東京に行きましょう 幸せにしてね
彼女は戦車に向かってコルトを一発撃った
私は倦怠の驚愕の中慄然の感慨に襲われ
「彼女を抱きしめたのだ」
戦車の砲塔の機銃が ゆっくり ロイと私に銃口を向けた
1975/4/30/9:22
鳶色のロイの瞳が一瞬に灰色になり虚空を見つめた
私は初めて上空に無数の放浪のヘリが舞っている事を知った
彼女の痙攣する指の赤いマニキュアを引き寄せ焦燥の赤は
やがて混乱の赤と広がり故郷の森の紅葉との融合の中に
サイゴンの落日と飛翔した
サイゴンの落日 終章
1975/4/30/11:20 べトナム共和国は消滅した
1975/4/23 戒厳令下のサイゴンにて
メコンの大河に落日は故郷の清水の紅葉を想い出させた
私はコカコ-ラをすすったが生温く、仕方なく嗽をし、吐き出した
当てがあるわけでは無いがジャンディンの売春宿にシクロを向けた
混血娘のロイ・チャンの部屋には洗面器しかない
チョウイヨ-イ
どうしたんだロイ
ミンが死んだの ミンの部屋に砲弾が落ちて
ミンのハイヒ-ルが落ちていた ペティキュアのミンの足首と
遠い遠い紅葉とミンの血のイメ-ジが重なって消え
私は黙ってロイに5ドルを握らせ
いつものように振舞ったのだ
いつもの滑稽な作り話なのだ
133ミリの砲声の轟く貧民窟に私は居た
1975/4/24
少し眠ったようだ
彼女が微笑して私の顔を覗き込んでいた
俺といっしょに東京へ行くか
彼女は小さく頷き 故郷の妹に別れを告げたいの と言った
1975/3/23ユエが3/29ダナンが陥落していた
検問のMPはビエンホアへ国道を下る我々に見向きもしなかった
難民の群れに逆行し二人のジ-プはメコンデルタを走った
彼女のレイバンのサングラスが光った、長い髪が揺れた
悲壮な国道を二人はまるでハネム-ンのように無邪気に
カ-ラジオから白い恋人たちの曲が流れていた
1975/4/24pm
後方から低空で南政府軍機が二機飛び去った
暫くして森の向こうに黒煙が上がった二人は急に気持ちが萎えたのだ
帰るか
彼女は素直に頷いた
妹など居ないのだ 妹は三年前に亡くなっている
ジ-プを反転したと同時に、近くの難民たちが口々に何か叫びながら
二人のジ-プに殺到した、私は彼らを振り払い急発進し、50メ-トル
ほど進め、止めた、さっきの難民たちはもうのろのろと歩いていた。
と、一人の難民少女が呆然と立っていた、私は少女を無言で乗せた
少女はユエから海を逃げてきたそうだ
母は妊婦で脱出の船で圧死し遺骸はその場で海に棄てられたと言った
戦局は想像以上に悪化しているようだ。少女は揺れるジ-プの中に
あどけなく眠ってしまった
ロイが赤いバンダナで少女の顔を拭った
1975/4/24夕
検問のMPがM16を我々に向けた
私は記者証を掲げて彼らに近づいたが表情が硬かった
戒厳令の時刻までに戻らなければならない
キャメルとロンジンを奴の胸に押し込んでゲ-トは開いた
洗面器の雑炊を突付く難民家族の目を無視しジ-プに戻った
ロイは少女の髪を撫でながらあくびをしていた
無表情の少女の手がロイの膝の上にあった 133ミリの砲声が続く
1975/4/25
ウイルソン・ホテルに投宿し三名の奇妙な家族が出来上がった
朝、ジャンディンの売春宿の女主人と交渉しロイを身請けした
古い車をその中国人の彼女は欲しがったのだ、もう一人要るか
との申し出を断ると洗面器一杯の蟹をくれた
午後AP通信支局の関に会った
タンソンニュット飛行場でチュ-将軍が金の延棒を運んでいた
そろそろか
ホテルでロイが私に抗議した、彼女はもう売春宿に行かなくて良い
事が理解出来ないらしい、少女が茹でた蟹を三人で貪って、彼女は
機嫌が良くなった、少女を無視して彼女がベットで甘えた
少女は無表情で窓の外を見ていた
私はその行為の間、荻窪の家族の事を考えていた
ラジオからアロ-ンアゲインの曲が流れた
1975/4/26
部屋の天井の緩慢なプロペラが止まっていた
明け方、密かな倦怠の衝撃の133ミリの砲声が無い事に気が付き、
私は窓辺でシムノンの単行本を読んでいた。二人は抱き合って
眠っている、時々、少女が寝ぼけてすすり泣いた
亜熱帯の朝は早い、これが戦時下のしかも陥落寸前の都なのかと
いぶかしがる程に活気あるいつもの市場の喧騒が聞こえた
本はどうでも良いのだ、私は二人を部屋に残し支局の関を訪ねた
カシム・ホテルに砲弾が落ちたぞ 夜中だ 近いだろう
気が付かなかった
暢気な奴だ フロントはメチャメチャだ ギャルソンが死んだ
昨日荻窪の紀子夫人から支局にJALのチケットが送られてきたぞ
何枚だ
一枚に決まっているだろう 冗談はよせ 奥さんは心配している
わかった
帰りがけに関が護身用にコルトを渡した 関に礼を言った
1975/4/27
ツゾ-通りの火炎樹のカフェでチンと会った
見つかったか
旦那 それが十四歳の日系中国娘で
いくらだ
いいんですか
彼はニコンのカメラを要求し交渉は成立した
帰る途中カ-ラジオから二-新大統領の演説が聞こえた
新大統領の停戦和平提案は臨時革命政府代表団に無視
されるだろう・・気分転換にチュ-ナ-を回すと
ロ-リングスト-ンズが聞こえた
ホテルに帰り、ロイではなく少女にチケットとパスポ-トを渡したのだ
今日の午後のJAL香港経由東京行きだ
少女は何も理解できないようだった
チンがコンクィンの役人に手配した日系娘の戸籍は本物だった
先月政府軍の誤爆で死んだ女の子のパスポ-トは完璧だったのだ
午後、ロイと三人でタイソンニュット空港に向かったが
午前に解放戦線のロケット砲攻撃で酷い惨状だったのだ
JALは駄目だ もう来ないだろう
ふと、記者仲間のクリスチャンを見つけ交渉し少女はC130で米国
へ向かう事になった
ロイと私は少女を見送ったが
彼女はクリスチャンに手を引かれ、振り返りはしなかった
1975/4/28
朝、部屋が暗いのでロイとホテルのカフェで朝食をとろうとした
いつものギャルソンもカフェもフロントも全て無人だった
午後、数人の欧米の泊り客がロビ-で騒いでいたのだが、
やがて静かになった、私たち二人は部屋で琥珀のジャクダニエル
を飲みながら裸でベットの上で互いの故郷の話をした
幼い頃の思い出は特に面白くも無かったが互いによく笑った
メコンの夕日が美しい
1975/4/29
私は記者の職務を放棄し無人のホテルの一室に
ロイ、二人と居た
妹は米国の慈善団体に予防接種を受けただけだったの
解放戦線が村の女子供たちの腕を切り落としたの
米国に汚された村の腕は、いらないと
私は煙草を吸いながらロイの痩せた体を眺めていた、飽きもせず
ずっとずっと そしてそんな一日は暮れたのだ
1975/4/30/9:20
ロイは珍しくアオザイを着た
彼女にアオザイは良く似合った
私たちは二人であの蟹を食べに行くのだ
グエンフェ通りで突然、目の前にMPのジ-プが止まり
彼らは一斉に南政府軍の軍服を脱ぎ始めた
そして、何もかも放り出し路地に走っていった
通りの群集が何も言わずサイゴン川に走っていく
やがて遠くにキャタピラの音が聞こえ
人々は偽善の歓喜の声をあげ
解放戦線の斥候が走りぬけた
ロイはねぇ 幸せだったょ
唐突に彼女は私に抱きついた
ロイの胸は薄かった、アバラが少し痛かった
解放戦線の戦車に二人で手を振った
車上の兵士が手を振り返した
ロイはクシャクシャの泣き顔になり
私の背中の腰のコルトを抜いた
二人で東京に行きましょう 幸せにしてね
彼女は戦車に向かってコルトを一発撃った
私は倦怠の驚愕の中慄然の感慨に襲われ
「彼女を抱きしめたのだ」
戦車の砲塔の機銃が ゆっくり ロイと私に銃口を向けた
1975/4/30/9:22
鳶色のロイの瞳が一瞬に灰色になり虚空を見つめた
私は初めて上空に無数の放浪のヘリが舞っている事を知った
彼女の痙攣する指の赤いマニキュアを引き寄せ焦燥の赤は
やがて混乱の赤と広がり故郷の森の紅葉との融合の中に
サイゴンの落日と飛翔した
サイゴンの落日 終章
1975/4/30/11:20 べトナム共和国は消滅した
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