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本編
【小話】バレンタイン
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さぁ、やって来ました!何がって?それは勿論、バレンタインだよ!!
私は今、調理場にて大量のチョコを作ってる最中なの。型に溶かして固めたチョコとチョコクッキーの2種類をたくさん作って袋詰めするんだ。あとエリック隊長には特別にマフィンを用意したんだよ。あ、これは内緒だからね!!
「じゃじゃーん!!完成だよー。」
横でパチパチと拍手をするのはルーゼルト家の料理長トムさん!←久しぶりの登場だよ
「あとはチョコが固まるのを待たなきゃ!」
型に溶かしたチョコを冷やさなきゃね!
「よしっ!固まってるねー。袋に入れて分けていくよ。」
型に溶かしたチョコ…なんて言えばいいのかな?まぁ型チョコでいいか。
型チョコのみ、チョコクッキーのみ、型チョコとチョコクッキーのミックスの3種類用意する。量は全部均等に分けてるからね!(エリック隊長にはマフィンを入れた特別ミックスセットを用意したよ!これは他のより量多いけどいいよね。テヘッ(๑>◡<๑))
ここでもトムさんによる拍手。でもさっきより大きい?と思って周りを見るとあら不思議。そこには沢山の見物客が。見物客って言っても調理場で働く人ばかりだけどね。
「ティアお嬢様、素晴らしい出来ですね!ですが、かなり袋の数が多いように思われますが…」
トムさんの言う通り、袋詰めが大変だったほど用意した。おかげで思ったより時間かかったよ。ギリおやつの時間には間に合ったけど。てなわけで配りに行くよ!!
「余ったら明日にでも回すから大丈夫だよ。それにエリック隊長なら喜んで食べてくれる気がするし…」
「あ、そうですね。旦那様も喜んで食べてくれますよ。」
「たしかに!グレイおじいちゃんも食べそうだよねー。それじゃあ……まずはここにいる皆さんから!3種類の中から選んでね。」
そう言うと驚くトムさんたち。まさか貰えるとは思わなかったみたい。いやいや、私そんなに薄情じゃないからね!?いつもお世話になってるんだよ。あげますとも!貰って!
「よろしいのですか?では遠慮なく…私はミックスを頂きます。」
トムさんを始めに他の人も選んでいく。やっぱり人気はミックスだな。ミックスは1番多めに作ってるけど選ばれる確率は高そうだな。
どうやら皆んな選び終わったみたいだね。この量は流石に持てないからアイテムボックスに入れる。その際、各種類一つだけ袋は出したままにする。それをカゴに入れてどれがいいか聞いて渡す仕組みにするつもり。
「素晴らしいアイテムボックスですね。あれだけのチョコが入るとは。」
ギクっ!!
容量無限とは言えない。
「あははは、チョコ入れる為に容量空っぽにしてたから!!」
なるほどと頷くトムさん。とりあえず誤魔化せたかな。
「じゃあ私、エリック隊長にも届けないといけないから行くね!ばいばーい!」
逃げるように調理場を去った。
家の中を歩いているとグレイおじいちゃんとセバスさんを発見!
「グレイおじいちゃんー!セバスさーん!」
「ティア~!ジュリアンのお手伝いはもう終わったのか?」
えへへ。ジュリアンおばあちゃんに協力してもらって、ジュリアンおばあちゃんのお手伝いをしてた事になってたんだよね。
「実はお手伝いってのは嘘なの。今日はバレンタインでしょ?だからチョコを作ってたの。グレイおじいちゃんとセバスさんはどれがいい?」
そう言ってカゴの中を見せる。グレイおじいちゃんはミックス、セバスさんはクッキーを選んだ。
「うぉおおー!ティアからのバレンタインチョコだぁ。嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉し過ぎる!!ジュリアンに自慢してくる!」
ダダダダダダ
グレイおじいちゃん、喜んでるとこ申し訳ないけどすでにジュリアンおばあちゃんにはチョコ渡した後なんだ。完成したらジュリアンおばあちゃんにもあげる約束で協力してもらったからね。しかも2人に会う前に使用人の皆んなには渡し終えてるの。もうグレイおじいちゃん行っちゃったから伝えられないけど。
「旦那様は無視してよろしいですよ。それよりもチョコクッキーありがとうございます。美味しくいただきますね。」
「うん!そうだ、エリック隊長の所行きたいんだけど、今日はお城の方?それとも騎士団の方?」
「エリック様でしたら騎士団の方ですね。送りましょうか?」
「本当!?助かるー!どうやって行くの?馬車?歩いて?」
ふふっとセバスさんは笑うと私を抱き上げた。
「失礼します。…走りますのでしっかり掴まっていて下さいね。」
え?と思った次の瞬間には外に出ていた。そして顔をセバスに押し付けるようにしてしっかりと抱き抱えられるとセバスさんが走り出したのが分かった。振動も殆どなく安定していて本当に走っているのか疑うレベルだ。
「さぁティア様、着きましたよ。」
「え、えっ!?もう着いたの!?」
顔をあげると本当に第1騎士団の所だった。それもエリック隊長たちの目の前ね!訓練中だったのかな。エリック隊長もびっくりして剣に手をかけてるからね!危ないよ、斬りかかってこないでね!?
「な、なんだセバスとティアか。」
「少し反応が遅かったですねエリック様?」
これは久しぶりにお相手した方が…とかセバスさんが言っているのが聞こえた。
「と、ところで何しにここへ?」
セバスさんの呟きを上手く躱したなエリック隊長!
「今日はバレンタインなので~チョコを皆んなに持ってきたよー!!」
「皆んなにって事はここにいる奴らもか?」
「そうだよ!セシルたちの分も用意したもんね。良かったら貰ってくれる?」
様子を伺っていた騎士たちは笑顔で言った。
「「「喜んで!!」」」
「あっ、こらお前ら!先に貰うのは俺だ…」
と叫んだエリック隊長だが
「こーゆうのは早い者勝ちなんですよ隊長」
エリック隊長にカッコいいウインクをして1番乗りして貰いに来たのはフェインさん。フェインさんを先頭に押し寄せる他の騎士の人たち。波に押されたエリック隊長は…見事に視界から消えて行った。うん、ドンマイ!
なんとか全員に配り終えると(途中からは一人一人選んでもらって渡すのがキツくて用意したやつを全部出してセルフで選んでもらい取ってもらったけどね!)げっそりした顔のエリック隊長がいた。
「テ、ティア…お、俺に愛のチョコを…」
そう呟いたエリック隊長は目の前に積んであったはずのチョコの山が無くなっているのを見て崩れ落ちた。
「な、無い…一つも残ってない…そんな…」
「落ち着いてエリック隊長!?ちゃんとエリック隊長用に別に用意してるから!!」
「本当かぁ!?」
ニパッと笑顔になるエリック隊長。なんか可愛い。
「はいコレがエリック隊長の分だよ!ちなみに…このマフィンはエリック隊長にしか作ってないからね。」
最後の方はコソッと教える。目をぱちくりさせたエリック隊長は大満足といった表情をして私を抱きしめた。
「ありがとなティア!こんなにバレンタインという日があった事を感謝したのは初めてだ!」
お、おう。大袈裟な気もするがエリック隊長が凄いご機嫌だからいいか。
こうして今年のバレンタインは幕を閉じた
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
おまけ
「父上ー!!一大事です!これ、これ、これ、これ…」
「これこれうるさーい!私は今至福の時を味わっているんだ!邪魔するなレオンハルト」
「すみません…ってそれ!!まさかティアからの!」
レオンハルトは自分の手にあるものとガルジールの持っているものを比べて気づく。
「んぁ?もちろんティアからだぞ?モグモグ」
「そ、そんなぁ…僕だけじゃ…」
「ぷっ!お前まさか自分だけだと思ったのか?残念だな。私だけでなくルドルフも貰っていたぞ。あーそうだそうだ、伝言預かってたなぁー(棒読み)。たしか…"レオンこれは義理チョコだから勘違いしないでね”だったかな笑笑。」
レオンハルトが報告に来る事は想定していたガルジールはわざと伝言を伝えていなかった。
「それでも…ティアが僕の為に作ってくれた事には変わりないです。」
そう言うと嬉しそうに食べ出すレオンハルト。これにはガルジールも少し驚いた。ちょっぴり意地悪したことを申し訳なく思う。
「まぁ、アレだな。来年は義理じゃないチョコが貰えるといいな。頑張れよレオンハルト。」
「はい!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回はバレンタインについてでした!珍しく長めに作っちゃいました。書いてる途中でチョコが食べたくなっちゃいました笑笑
私は今、調理場にて大量のチョコを作ってる最中なの。型に溶かして固めたチョコとチョコクッキーの2種類をたくさん作って袋詰めするんだ。あとエリック隊長には特別にマフィンを用意したんだよ。あ、これは内緒だからね!!
「じゃじゃーん!!完成だよー。」
横でパチパチと拍手をするのはルーゼルト家の料理長トムさん!←久しぶりの登場だよ
「あとはチョコが固まるのを待たなきゃ!」
型に溶かしたチョコを冷やさなきゃね!
「よしっ!固まってるねー。袋に入れて分けていくよ。」
型に溶かしたチョコ…なんて言えばいいのかな?まぁ型チョコでいいか。
型チョコのみ、チョコクッキーのみ、型チョコとチョコクッキーのミックスの3種類用意する。量は全部均等に分けてるからね!(エリック隊長にはマフィンを入れた特別ミックスセットを用意したよ!これは他のより量多いけどいいよね。テヘッ(๑>◡<๑))
ここでもトムさんによる拍手。でもさっきより大きい?と思って周りを見るとあら不思議。そこには沢山の見物客が。見物客って言っても調理場で働く人ばかりだけどね。
「ティアお嬢様、素晴らしい出来ですね!ですが、かなり袋の数が多いように思われますが…」
トムさんの言う通り、袋詰めが大変だったほど用意した。おかげで思ったより時間かかったよ。ギリおやつの時間には間に合ったけど。てなわけで配りに行くよ!!
「余ったら明日にでも回すから大丈夫だよ。それにエリック隊長なら喜んで食べてくれる気がするし…」
「あ、そうですね。旦那様も喜んで食べてくれますよ。」
「たしかに!グレイおじいちゃんも食べそうだよねー。それじゃあ……まずはここにいる皆さんから!3種類の中から選んでね。」
そう言うと驚くトムさんたち。まさか貰えるとは思わなかったみたい。いやいや、私そんなに薄情じゃないからね!?いつもお世話になってるんだよ。あげますとも!貰って!
「よろしいのですか?では遠慮なく…私はミックスを頂きます。」
トムさんを始めに他の人も選んでいく。やっぱり人気はミックスだな。ミックスは1番多めに作ってるけど選ばれる確率は高そうだな。
どうやら皆んな選び終わったみたいだね。この量は流石に持てないからアイテムボックスに入れる。その際、各種類一つだけ袋は出したままにする。それをカゴに入れてどれがいいか聞いて渡す仕組みにするつもり。
「素晴らしいアイテムボックスですね。あれだけのチョコが入るとは。」
ギクっ!!
容量無限とは言えない。
「あははは、チョコ入れる為に容量空っぽにしてたから!!」
なるほどと頷くトムさん。とりあえず誤魔化せたかな。
「じゃあ私、エリック隊長にも届けないといけないから行くね!ばいばーい!」
逃げるように調理場を去った。
家の中を歩いているとグレイおじいちゃんとセバスさんを発見!
「グレイおじいちゃんー!セバスさーん!」
「ティア~!ジュリアンのお手伝いはもう終わったのか?」
えへへ。ジュリアンおばあちゃんに協力してもらって、ジュリアンおばあちゃんのお手伝いをしてた事になってたんだよね。
「実はお手伝いってのは嘘なの。今日はバレンタインでしょ?だからチョコを作ってたの。グレイおじいちゃんとセバスさんはどれがいい?」
そう言ってカゴの中を見せる。グレイおじいちゃんはミックス、セバスさんはクッキーを選んだ。
「うぉおおー!ティアからのバレンタインチョコだぁ。嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉し過ぎる!!ジュリアンに自慢してくる!」
ダダダダダダ
グレイおじいちゃん、喜んでるとこ申し訳ないけどすでにジュリアンおばあちゃんにはチョコ渡した後なんだ。完成したらジュリアンおばあちゃんにもあげる約束で協力してもらったからね。しかも2人に会う前に使用人の皆んなには渡し終えてるの。もうグレイおじいちゃん行っちゃったから伝えられないけど。
「旦那様は無視してよろしいですよ。それよりもチョコクッキーありがとうございます。美味しくいただきますね。」
「うん!そうだ、エリック隊長の所行きたいんだけど、今日はお城の方?それとも騎士団の方?」
「エリック様でしたら騎士団の方ですね。送りましょうか?」
「本当!?助かるー!どうやって行くの?馬車?歩いて?」
ふふっとセバスさんは笑うと私を抱き上げた。
「失礼します。…走りますのでしっかり掴まっていて下さいね。」
え?と思った次の瞬間には外に出ていた。そして顔をセバスに押し付けるようにしてしっかりと抱き抱えられるとセバスさんが走り出したのが分かった。振動も殆どなく安定していて本当に走っているのか疑うレベルだ。
「さぁティア様、着きましたよ。」
「え、えっ!?もう着いたの!?」
顔をあげると本当に第1騎士団の所だった。それもエリック隊長たちの目の前ね!訓練中だったのかな。エリック隊長もびっくりして剣に手をかけてるからね!危ないよ、斬りかかってこないでね!?
「な、なんだセバスとティアか。」
「少し反応が遅かったですねエリック様?」
これは久しぶりにお相手した方が…とかセバスさんが言っているのが聞こえた。
「と、ところで何しにここへ?」
セバスさんの呟きを上手く躱したなエリック隊長!
「今日はバレンタインなので~チョコを皆んなに持ってきたよー!!」
「皆んなにって事はここにいる奴らもか?」
「そうだよ!セシルたちの分も用意したもんね。良かったら貰ってくれる?」
様子を伺っていた騎士たちは笑顔で言った。
「「「喜んで!!」」」
「あっ、こらお前ら!先に貰うのは俺だ…」
と叫んだエリック隊長だが
「こーゆうのは早い者勝ちなんですよ隊長」
エリック隊長にカッコいいウインクをして1番乗りして貰いに来たのはフェインさん。フェインさんを先頭に押し寄せる他の騎士の人たち。波に押されたエリック隊長は…見事に視界から消えて行った。うん、ドンマイ!
なんとか全員に配り終えると(途中からは一人一人選んでもらって渡すのがキツくて用意したやつを全部出してセルフで選んでもらい取ってもらったけどね!)げっそりした顔のエリック隊長がいた。
「テ、ティア…お、俺に愛のチョコを…」
そう呟いたエリック隊長は目の前に積んであったはずのチョコの山が無くなっているのを見て崩れ落ちた。
「な、無い…一つも残ってない…そんな…」
「落ち着いてエリック隊長!?ちゃんとエリック隊長用に別に用意してるから!!」
「本当かぁ!?」
ニパッと笑顔になるエリック隊長。なんか可愛い。
「はいコレがエリック隊長の分だよ!ちなみに…このマフィンはエリック隊長にしか作ってないからね。」
最後の方はコソッと教える。目をぱちくりさせたエリック隊長は大満足といった表情をして私を抱きしめた。
「ありがとなティア!こんなにバレンタインという日があった事を感謝したのは初めてだ!」
お、おう。大袈裟な気もするがエリック隊長が凄いご機嫌だからいいか。
こうして今年のバレンタインは幕を閉じた
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
おまけ
「父上ー!!一大事です!これ、これ、これ、これ…」
「これこれうるさーい!私は今至福の時を味わっているんだ!邪魔するなレオンハルト」
「すみません…ってそれ!!まさかティアからの!」
レオンハルトは自分の手にあるものとガルジールの持っているものを比べて気づく。
「んぁ?もちろんティアからだぞ?モグモグ」
「そ、そんなぁ…僕だけじゃ…」
「ぷっ!お前まさか自分だけだと思ったのか?残念だな。私だけでなくルドルフも貰っていたぞ。あーそうだそうだ、伝言預かってたなぁー(棒読み)。たしか…"レオンこれは義理チョコだから勘違いしないでね”だったかな笑笑。」
レオンハルトが報告に来る事は想定していたガルジールはわざと伝言を伝えていなかった。
「それでも…ティアが僕の為に作ってくれた事には変わりないです。」
そう言うと嬉しそうに食べ出すレオンハルト。これにはガルジールも少し驚いた。ちょっぴり意地悪したことを申し訳なく思う。
「まぁ、アレだな。来年は義理じゃないチョコが貰えるといいな。頑張れよレオンハルト。」
「はい!!」
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今回はバレンタインについてでした!珍しく長めに作っちゃいました。書いてる途中でチョコが食べたくなっちゃいました笑笑
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