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057:地下8階5

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 7階の階段室で十分な休憩を取ったクリストたちは階段を下り、8階へと下り立った。階段下はそのまま通路になっていてすぐ先で十字路に到達する。どの方向を見ても今までどおりのダンジョンの構造を崩さずに通常の石組みが規則正しく並んでいる。前回訪れた湖の向こう側は洞窟へと姿を変えたが、今のところこちら側でそのような変化は感じられなかった。
「前、しばらく進むと魔物の気配がある。立ち止まってはいるのかな、たぶんオーク、2体だと思う。左、しばらく先で扉。右、しばらく先で部屋、気配2か3。こっちもオークっぽい?」
「ここまで来てまだオークを使うのかよ、本当に好きだな。何か気に入る要素でもあるのか」
「やっぱり使いやすいんだろうね。適度な脅威度で適度に知能が高い。どこかでゴブリンやホブゴブリンを本気で使ってくる場面もあるかと思ったけれど、どうやら遭遇せずにここまで来た。オークはどうだろうね」
 7階で一度、本気を見せたオークとは戦っている。ここは8階だ。最低限あのレベルで来ることは想定しておくべきだろう。
「正面のオークは遠いな? よし、右から行こう。オークっぽい魔物が複数だな、よし、いつもどおり、慎重にな」
 方針を決め、フリアが先行する形で右の通路へと踏み入る。その先はしばらく続き、事前の報告どおり、部屋と思われる場所が見えてきた。慎重に少しずつ気配を探りながら進んでいたフリアが部屋の中がしっかりと把握できるだろう一歩手前で止まり、少しして後退してくる。
「やっぱりオークだったんだけど、近づくと危ないような気がしたからやめた。もしかしたら強いかもしれない。右の壁側に2体立っていると思う。左にもう1体、こっちはたぶん座っている」
 オークはオークでも7階よりは強い個体を配置してきたのだろうか。危険を感じたというのならば相応の相手なのだろう。事前の準備が必要だった。
「俺が左、エディが右、フリアは可能なら支援。カリーナはブレスを、フェリクスは援護。奇をてらっても仕方がない、基本どおりでいいだろう」
 今までよりは強い個体の可能性はあるがそれでもオークはオークだ。おかしなことを考えるよりもいつもどおりに準備していつもどおりにやればいい。
 カリーナが前衛にブレスをかけ、フェリクスが攻撃魔法の準備をしたところで部屋へと近づいていく。フードを絞って明かりを小さくしていたランタンの光が部屋へと差し込み、それに気がついた左の壁際で腰を下ろしていたオークが何事かを言いながらゆっくりと立ち上がり、槍と盾を構えた。右の壁際にいたオークも、それぞれに斧と槍を構え移動を開始する。
「マジック・ミサイル!」
 フェリクスの先制の魔法の矢が1本ずつに分かれてそれぞれのオークに殺到する。その後を追うように駆け込んだエディが一番右のオークに斧を突き出し、その隣のオークには盾を突き込むようにしてけん制する。クリストは勢いを付けて左へと進路を取り、盾持ちのオークに接近して槍の先端よりも内側に入り込む。少なくとも武器による攻撃の可能性は低下する。飛び込んだその勢いのまま剣を振るったがさすがにそれは盾によって防がれた。
「フロストバイト!」
 カリーナの魔法は槍を持ったオークに命中、その右肩を中心に霜のような白い跡を残し、そのダメージにオークの足が一歩下がる。
「グオオッ!」
 その様子を見て取ったのか盾を体全面を覆うように持ち直したオークがそちらの方を向いて何事かを叫ぶと、唐突にエディが手に持っていた盾を地面に落とした。
 不思議そうに自分の手を見て動きの止まったエディに対して斧持ちが斬りかかり、そして槍持ちも体勢を立て直して武器を突き出す。慌てて腕を振って斧で攻撃を受け止め、足を動かして鎧を装備している部位に当てる形でさばき始めたが、このままでは不利だろう。
「魔法よ! 少し耐えて!」
 今は攻撃魔法を放ったばかりですぐに次というわけにはいかない。エディが踏み込んでオークとの距離を詰め、刃の部分ではなく柄の部分での攻撃を受け止めにかかる。
 クリストは相手が攻めてこず、盾に遮られていることもあってなかなか効果的な攻撃を加えられない。
「マジック・ミサイル!」
 再びフェリクスの魔法の矢がオークに1本ずつ命中するが、これでも倒れるものはいない。そのオークのうち斧を持っていた1体がエディの持っている斧に自分の斧を引っかけて思い切り引き、体勢を変えさせるとエディの胴体に向かって蹴りを入れた。この攻撃によろめいたエディに続けて槍持ちの攻撃が迫るが腕を振るって払いのける。
「よし、シャター!」
 そこへカリーナの魔法が放たれた。オーク3体が並ぶその背後で雷鳴のような激しい音が鳴り響き、その音に頭を震わせた槍持ちがそのまま背後に崩れるように倒れていく。それ以外の2体の動きも一瞬止まった。
 その瞬間盾を拾い直したエディがそのまま斧持ちのオークにかち上げようにして突っ込むと、そのオークはそのまま踏ん張ることもできず吹き飛ばされる。クリストも目の前で動きの止まった盾の縁をつかんで思い切り左方向へと動かし、空いた隙間からのぞいた相手の脇腹へ剣を突き刺した。盾越しににらみ合う格好になったオークの口が何事かを言おうと動く。だがその背後でエディが両手で斧をつかみ直し、それを首目掛けて思い切り振り抜いた。何を言おうとしたのかは分からないが、口を開けにらみつける表情はそのままに首は胴体から離れ、地面へと落ちていった。
「よし、これでいいか? 他は、大丈夫だな。ふう、やけに動きが良かったな、これでオークかよ。エディ、何があった?」
「分からん。突然手から放さなければならないような気がした、と言えばいいのかどうなのか‥‥」
「たぶんよ、たぶんだけど、コマンドじゃないかしら。途中でオークが何か言ったじゃない。魔法をかけられたのよ。盾を落とすように命令されたの」
「マジかよ‥‥オークがそこまでするのか」
「‥‥そうするとね、部屋に入る前にも何か言っていたでしょう、あれも魔法かもしれない。例えばブレス。私たちと同じように強化から入った」
 オークが魔法を使う。それだけでも異常な自体だったがまず自分たちを強化することから始め、途中で相手に主要な装備を捨てるように命令する魔法まで使う。オークがやることとは思えなかった。
「ねえ、このオーク、左目がないよ。これ、あれじゃない? グルームシュの目」
 確かに盾を持っていたオークの左目がなかった。グルームシュはオークの神だ。自らの片目を捧げて力を授かったオークをグルームシュの目と呼ぶ。
「これまで散々オークとはやってきて、それでこれか。クオトアのところでも言ったような気がするが一気に難易度を上げすぎだろう」
「こうなると、さっきの通路の先にいそうだっていうオークも気をつけた方がいいんだろうね。さすが8階って言っておこうか」
「そうだな、気を引き締めろってことだ。さて、ここはいいな。エディ、この盾だとか斧だとか、もらっておくか?」
「ああ、そうだな。予備が必要になりそうな気がしてきたところだ。バッグに入れておいてくれ」
 強度の高い戦闘を繰り返せばどうしても装備の損耗は避けられない。それに今はマジックバッグがある。相手の残した装備を予備として持っていくことに問題はなかった。
「いいかな? この先、右の通路は少し先で扉。正面の通路はしばらく先で、湖。そこで左に曲がっていたよ」
「お、湖に到達か。ここがどの辺りか場所を確認したいな」
 後始末を終えると移動を再開、正面の通路を進み湖まで到達する。壁がなくなってそのまますぐに湖に出る格好になっていた。
「うーん、島はまだ遠いね。右前方、ここからだと暗くてよく分からないけれど望遠鏡なら見える距離。あと、ここ浅瀬になっているね。壁沿いに右に進むことはできそう」
「まだ渡れるような場所ではなさそうだな。浅瀬ってのは、ああ確かに通れそうだな。とはいえこの幅でどこまで行けるのかも分からないしな、メロウを警戒しながらここを進むのは勘弁してほしい。ひとまずなしにしよう」
 これで確かに湖に接していて、そして階段があると思われる島の位置も視認でき、進むべき方向が確定したということになる。あとはその方向に向かう通路を見つけて進んでいくだけだ。今は反対方向に向かう通路しか見つかっていないが、いずれぐるりと回ってたどり着ける方向へと向かうだろう。

 通路が湖にぶつかっているところから左へと曲がり、その先は部屋へと行き着いた。部屋は左の壁の中央に通路、右の壁の奥側に通路、そして正面にも通路があり、そして入り口から右手前隅と左手前隅、左手奥隅の3カ所に石造りの台座があってその上に悪魔の像が載っていた。
「これはどう見てもガーゴイルだろうなあ」
 気配はないということで部屋の入り口までは進んできたが、この部屋に踏み入ればあの石像が動き出すのだろうと簡単に想像できる場所だった。
「ここから奥のは魔法で狙えそうだね」
「よし、それでいこう。通路に引き込んでまずは1体だな」
 方針を決め、フェリクスとカリーナが準備した魔法を放つ。
「ファイアー・ボルト!」
 炎の矢が命中した石像が身もだえするように動き出し、宙を飛んで通路で盾を構えているエディへと迫ると爪で牙で攻撃しようと試みるがその動きは盾に遮られ届きはしない。他の2体の像が動き出す気配はなく、そうなればあとはこれを繰り返すだけの簡単な戦闘へと変わる。エディがひたすら盾でガーゴイルを引きつけ、そこへフェリクスとカリーナが魔法で攻撃を加えることですぐにガーゴイルは地面へと落下し、砕け散った。
 左右の手前側の2体は通路からでは見ることができない。さすがにこれを釣り出してと言うわけにはいかないだろうと判断すると、部屋へ踏み込んで右の1体はエディが受け持ち、左の1体をクリストが受け持つ。あとは魔法で畳み掛けて1体ずつだ。クリストが受け持っているガーゴイルに魔法を集中させて一気に削り倒し、残る1体になってしまえばじっくりでも問題はなかった。
「よし、問題ないな。ここにオークでもいれば面倒だったんだろうが、ガーゴイルだけならこんなもんか」
 石の像だけあって強度は高いがそれ以外には特に問題になるような要素はない。最初に1体を釣り出して撃破できたことで数を減らせたことも都合が良かった。
 この部屋から伸びる通路は左がしばらく先で扉に突き当たり、正面はしばらく直進が続く。そして右奥の通路は左に右にと折れ曲がって湖沿いに伸びる直線の通路へとたどり着いた。湖側には壁のような障害物が一切なく、湖がすぐそこに広がっている。クリストたちは念のため左手の壁沿いに身を寄せるようにして移動することにした。
 そのまましばらく進むと壁に部屋の入り口らしき場所が見えてくる。気配なしということでその場所まで移動すると確かにそこは部屋になっていて、そして奥の壁際に人の骨、1体の人骨が座り込むようにして寄りかかっていた。

「スケルトン、て雰囲気じゃないな。識別できるか?」
「そうね、ディテクト・イーヴル‥‥反応なし。違うみたいよ」
「てーと、可能性としては例の8階の鍵の話が浮かぶんだが‥‥調べるか」
 6階で調べたメモの一つに「昇降機の鍵は8階にあるはずだ。我々が8階で初めて魔物と出会った時に失った。彼が今も持っていると信じている」というものがあった。彼というのがこの人骨であるならば、鍵がここにあるはずだった。
 警戒のためにエディが部屋の入り口で待機し、全員が中に入る。そしてフリアが骨に触らないように注意しながらその周りを確認していく。
「あ、これかな? 腰の下に何か‥‥」
 それが鍵かどうかはともかく何かは見つかったようだ。それを骨の下から引っ張りだそうというタイミングだった。
「待て、湖の中に何かいる。影が近づいてくるぞ」
 警戒していたエディが水中を迫る影に気がついた。
「メロウか? メロウならここまで上がってくるな。部屋に引き入れて倒そう。フリアはそのまま続けてくれ」
 この湖にメロウがいることは分かっている。戦うのなら水辺は避けるべきだろう。エディを中央に位置についたところで部屋の入り口から向こう側に見える水面がボコリと膨らみ、そこから海草のような髪を生やした頭部が浮かび上がり、そのままうろこに覆われた緑がかった青い肌の上半身、そして魚のようなヘビのような下半身が地上へと上がってくる。水かきの付いた手には銛を持ち、その視線はエディにしっかりと向かっていた。
「フロストバイト!」
 先制したのはフェリクスの魔法。
「ファイアー・ボルト!」
 さらにカリーナの魔法が続く。
 正面からまともに攻撃魔法を受けたメロウはそのまま正面のエディへ迫るが下半身が魚で場所が地上では移動速度も遅い。腕を伸ばし銛を突き出すがそれは盾によって受け流される。その伸びた腕を狙ってクリストが思い切り剣を振り下ろし、骨ごと断ち切ることに成功した。腕を失ったメロウが大きくのけ反るとエディが斧を突き出し、顎下に先端部分を突き刺した。一度二度と尾を振るように地面にたたきつけたメロウはそのまま動きを止め、エディが斧を引くのにつれて頭を地面へと落下させた。
「よし、こいつだけか? 追加はないな。まあ地上に出てきた時点で勝負ありだ」
 水際での戦闘であればメロウにも分があったかもしれないが、単体でここまで上がってきてしまえばどうという相手ではない。
 後始末をしているところに人骨を調べていたフリアが近寄ってきた。
「腰のところにベルトみたいなひもがあって、そこに縛り付けてあった。これ」
 手に持っていたのは金色をした金属のような棒だった。先端から3センチ程度、凹凸が全面に刻まれている。
「どう見ても俺たちが5階で手に入れた昇降機の鍵とは違うんだが‥‥これが何なのかは調べてみないと分からない、どう使うのかは行ってみないと分からないってことか」
 とにかくこれで8階の目的の一つは達成できたということだろうか。いずれどこか落ち着ける場所で鑑定してみれば細かいことが分かるだろう。
 湖沿いの通路はまだしばらく先まで続いていて、左に曲がるという辺りでは直接見えはしなかったが水の流れ落ちる音が聞こえていた。恐らく6階から流れ落ちる滝が向こう側にあるのだろう。
 左に折れた通路はしばらく先で行き止まりになっていて、そこには鉱物の塊のようなものがあり、準備よくノミとハンマーを用意していたというフリアが破片を入手した。これで採取物を一つ手に入れたということになる。ここまで魔物を倒す以外の収穫がない行程だっただけに貴重な発見になってくれることを期待したかった。
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