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早くジャックがほしい。
まだ触れられてもいないのに、あそこがひくつき、中がジャックを求めてうねっていた。
(お腹……熱い)
だが、達したばかりの体は気だるくて。
「脱がせて、ジャック」
ジャックの熱く硬いそこを、足先でよしよしと撫でれば、ジャックがぐっと唇を噛んだ。
「もぅ、リリア、ぜんっぜん、素直じゃねぇ」
「……嫌?」
「好きです! 大好きっす! 愛してます!」
リリアのスパッツと下着に、ジャックの指がかかった。ぐっと下ろされ、おむつを交換される赤子のように高くあげた足から……と言っても、身長の低いリリアの足はそこまで長くないのだが……から、すぽっと脱がされる。
「ベッドの下、落としておいて。……後で……洗うから」
いくら、大きめのパーカーのおかげで隠れるとはいえ、ノーパンどころか、剥き出しで帰る気はない。冷たくとも、洗って履いて帰ろうと思った。
「俺のパンツを……」
「嫌」
「泣いて良いっすか?」
そんなことを言いつつ、ジャックはリリアの上も脱がせてくれた。ジャックもすべて脱いでしまって、お互いの体が露わになる。
ジャックの体を見て、リリアは驚きに目を見開いた。
(ちょ、ちょっと待って、あの……大きくない???)
上半身はいい。
普段の訓練でも、上は薄手のTシャツや、ピッタリとしたタンクトップだったから体のラインは見慣れているし、男たちはよく、上半身裸になっているから、ジャックの鍛えられた体は見慣れていた。
下半身も、体術の訓練のときなどに、ぴっちりしたスパッツを履くこともあるから、見ないわけではない。
だが局所は……。
当然、見たことはなかった。
先ほど、お互いの服越しに擦り付けていたときも、結構な大きさと硬さであることはわかっていたが、実物を目の前にすれば面食らってしまった。
自分と一緒にいてこうなってくれたことは嬉しかったが、それはそうとして、である。
(えっ、私の腕くらいない???)
ジャックのそれが逞しいというのもあるのだろうが、体格差も大いに関係しているだろう。
まじまじと見つめてしまっていたら、ジャックに「リリアのえっち」と言われてしまった。
「ば、馬鹿! そんなんじゃないわよ!」
「俺も……」
ジャックの視線は、閉じたリリアの太腿の奥……つまりあそこに向けられていて。
リリアは思わず、すでに散々見られた胸まで、腕で隠して体を縮こまらせてしまった。
ジャックの眉が、へにゃっと下がる。
物欲しげでありながら、待てと言われてしょぼくれる犬耳が見えるようで……。
「わ、わかったわよ。わかったから、ちょっと、あの、ちょっと待って……」
薄暗いのが唯一救いだった。
リリアはまず、隠してしまった胸元の腕を外し、次に、ゆっくりとジャックの前に足を広げた。
リリアのそこは、ぷっくりした白い割れ目から、充血した薄紅の花びらが覗き、柔らかな銀の下生えが慎ましく生えていた。
ジャックの視線が、びしょ濡れのリリアのそこに突き刺さる。それだけでもう、高められた体は達してしまいそうだった。
すべて開き切れば、ジャックが喉を鳴らす音が聞こえた。
「えっろ……」
「ばか」
「リリア、触っていいっすか?」
こくっと頷けば、ジャックがにじり寄ってくる。
「ッ、ぁん」
割れ目を下から優しく撫で上げられ、リリアの口から甘い声が零れた。
そのままくりくりと、敏感な豆をこねられ、思わず、その指に押し当てに行ってしまう。
「リリアのまんこ、綺麗で可愛いっすね……」
ぷっくりしたリリアの秘唇が、ジャックの指でくぱぁっと広げられる。とろとろと愛液を零す膣穴が露わにされ、そこに、たっぷりと愛液をまとったジャックの中指が、くぷんっと入り込んできた。
「ジャッ、ク……ッ、ん」
「きっつ……」
男と女では指の太さが違う。
加えて体格差があるものだから、久々のそこは、ジャックの中指一本で、もういっぱいだった。
ジャックの中指は、たしかめるように何度かゆっくり出入りしたあと、リリアの膣の中、腹側にある膨らみを優しく捏ね回してきた。
「ぁ、……ッ、……」
「リリア……って、処女じゃないっすよね。でも…、きつい。俺の入るかな」
「じゃっく、ぁ、ひ、ぃ……」
リリアの華奢な細い指とは異なる、男らしく骨ばって長いジャックの指は、リリアの指では届かないところまで届く。
柔らかく抜き差しされるたび、入り口を少しずつ広げられ、指先で奥の胎の入り口をくすぐられれば、胎がじんと疼いて、頭が熱で溶けていく。
「最低でも二本……いや、三本入らないときつくないっすか?」
「ゃ、もっ、はいらないっ……っぁ、じゃっく、それきもちい、い…ッ」
「子宮降りてきてますよね。これ絶対。……このこりこりが気持ち良いんすか?」
「い、ぃ゛……きもち、ぁ、じゃっく、じゃっく」
「ここにいるっすよ、リリア。……もう、お漏らしみたいに濡れてますね、ここ」
「……ッーーーーーーぁ、ひ、ぁああああ」
くりゅんくりゅんと奥のこりこりを撫でられ、昂っていたリリアは、簡単に達してしまった。
股から、ぶしゃぶしゃと潮が吹き出す。もう、体の栓が壊れてしまったようだった。
気持ちよさのなかで、リリアは少しの恐怖を感じた。
ジャックに体を作り変えられている。
一回きり。一回きりの逢瀬のはずなのに、こんなの覚えさせられたら、離れられなくなってしまう。
「ひゃっ」
達して緩んだそこから一度指が抜け、中指に薬指が添えられる気配があって、リリアはぎゅっとジャックにしがみついた。
「む、りぃ……一本で、いっぱい……」
「でも、俺、中尉と繋がりたいですし……。中尉も俺に、全部くれるって言ったじゃないですか」
言ってない。
それは本当に言ってないから、一回止まってほしい。
リリアの可愛いわんこが、瞳に雄の欲情を宿して、ぺろっと舌舐めずりしたのを見てしまった。
「大丈夫、気持ちよくしかしないっすから」
まだ触れられてもいないのに、あそこがひくつき、中がジャックを求めてうねっていた。
(お腹……熱い)
だが、達したばかりの体は気だるくて。
「脱がせて、ジャック」
ジャックの熱く硬いそこを、足先でよしよしと撫でれば、ジャックがぐっと唇を噛んだ。
「もぅ、リリア、ぜんっぜん、素直じゃねぇ」
「……嫌?」
「好きです! 大好きっす! 愛してます!」
リリアのスパッツと下着に、ジャックの指がかかった。ぐっと下ろされ、おむつを交換される赤子のように高くあげた足から……と言っても、身長の低いリリアの足はそこまで長くないのだが……から、すぽっと脱がされる。
「ベッドの下、落としておいて。……後で……洗うから」
いくら、大きめのパーカーのおかげで隠れるとはいえ、ノーパンどころか、剥き出しで帰る気はない。冷たくとも、洗って履いて帰ろうと思った。
「俺のパンツを……」
「嫌」
「泣いて良いっすか?」
そんなことを言いつつ、ジャックはリリアの上も脱がせてくれた。ジャックもすべて脱いでしまって、お互いの体が露わになる。
ジャックの体を見て、リリアは驚きに目を見開いた。
(ちょ、ちょっと待って、あの……大きくない???)
上半身はいい。
普段の訓練でも、上は薄手のTシャツや、ピッタリとしたタンクトップだったから体のラインは見慣れているし、男たちはよく、上半身裸になっているから、ジャックの鍛えられた体は見慣れていた。
下半身も、体術の訓練のときなどに、ぴっちりしたスパッツを履くこともあるから、見ないわけではない。
だが局所は……。
当然、見たことはなかった。
先ほど、お互いの服越しに擦り付けていたときも、結構な大きさと硬さであることはわかっていたが、実物を目の前にすれば面食らってしまった。
自分と一緒にいてこうなってくれたことは嬉しかったが、それはそうとして、である。
(えっ、私の腕くらいない???)
ジャックのそれが逞しいというのもあるのだろうが、体格差も大いに関係しているだろう。
まじまじと見つめてしまっていたら、ジャックに「リリアのえっち」と言われてしまった。
「ば、馬鹿! そんなんじゃないわよ!」
「俺も……」
ジャックの視線は、閉じたリリアの太腿の奥……つまりあそこに向けられていて。
リリアは思わず、すでに散々見られた胸まで、腕で隠して体を縮こまらせてしまった。
ジャックの眉が、へにゃっと下がる。
物欲しげでありながら、待てと言われてしょぼくれる犬耳が見えるようで……。
「わ、わかったわよ。わかったから、ちょっと、あの、ちょっと待って……」
薄暗いのが唯一救いだった。
リリアはまず、隠してしまった胸元の腕を外し、次に、ゆっくりとジャックの前に足を広げた。
リリアのそこは、ぷっくりした白い割れ目から、充血した薄紅の花びらが覗き、柔らかな銀の下生えが慎ましく生えていた。
ジャックの視線が、びしょ濡れのリリアのそこに突き刺さる。それだけでもう、高められた体は達してしまいそうだった。
すべて開き切れば、ジャックが喉を鳴らす音が聞こえた。
「えっろ……」
「ばか」
「リリア、触っていいっすか?」
こくっと頷けば、ジャックがにじり寄ってくる。
「ッ、ぁん」
割れ目を下から優しく撫で上げられ、リリアの口から甘い声が零れた。
そのままくりくりと、敏感な豆をこねられ、思わず、その指に押し当てに行ってしまう。
「リリアのまんこ、綺麗で可愛いっすね……」
ぷっくりしたリリアの秘唇が、ジャックの指でくぱぁっと広げられる。とろとろと愛液を零す膣穴が露わにされ、そこに、たっぷりと愛液をまとったジャックの中指が、くぷんっと入り込んできた。
「ジャッ、ク……ッ、ん」
「きっつ……」
男と女では指の太さが違う。
加えて体格差があるものだから、久々のそこは、ジャックの中指一本で、もういっぱいだった。
ジャックの中指は、たしかめるように何度かゆっくり出入りしたあと、リリアの膣の中、腹側にある膨らみを優しく捏ね回してきた。
「ぁ、……ッ、……」
「リリア……って、処女じゃないっすよね。でも…、きつい。俺の入るかな」
「じゃっく、ぁ、ひ、ぃ……」
リリアの華奢な細い指とは異なる、男らしく骨ばって長いジャックの指は、リリアの指では届かないところまで届く。
柔らかく抜き差しされるたび、入り口を少しずつ広げられ、指先で奥の胎の入り口をくすぐられれば、胎がじんと疼いて、頭が熱で溶けていく。
「最低でも二本……いや、三本入らないときつくないっすか?」
「ゃ、もっ、はいらないっ……っぁ、じゃっく、それきもちい、い…ッ」
「子宮降りてきてますよね。これ絶対。……このこりこりが気持ち良いんすか?」
「い、ぃ゛……きもち、ぁ、じゃっく、じゃっく」
「ここにいるっすよ、リリア。……もう、お漏らしみたいに濡れてますね、ここ」
「……ッーーーーーーぁ、ひ、ぁああああ」
くりゅんくりゅんと奥のこりこりを撫でられ、昂っていたリリアは、簡単に達してしまった。
股から、ぶしゃぶしゃと潮が吹き出す。もう、体の栓が壊れてしまったようだった。
気持ちよさのなかで、リリアは少しの恐怖を感じた。
ジャックに体を作り変えられている。
一回きり。一回きりの逢瀬のはずなのに、こんなの覚えさせられたら、離れられなくなってしまう。
「ひゃっ」
達して緩んだそこから一度指が抜け、中指に薬指が添えられる気配があって、リリアはぎゅっとジャックにしがみついた。
「む、りぃ……一本で、いっぱい……」
「でも、俺、中尉と繋がりたいですし……。中尉も俺に、全部くれるって言ったじゃないですか」
言ってない。
それは本当に言ってないから、一回止まってほしい。
リリアの可愛いわんこが、瞳に雄の欲情を宿して、ぺろっと舌舐めずりしたのを見てしまった。
「大丈夫、気持ちよくしかしないっすから」
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