15 / 18
第15話 火蓋
しおりを挟む
その日の放課後、俺はベルと共に演習場へと向かった。その目的はもちろん、エレナとの勝負をするためだ。
「大丈夫か、ベル?」
「あら、私が負けるとお思いなのですか?」
「いや、そうじゃないけど……」
「そんなに心配なさらないでください」
「……」
何かの拍子でベルの正体がバレては困るから、学校ではじっとしておいてもらいたかったのだが。……成り行き上、仕方ないか。それに、エレナだってベルの実力を知れば突っかかってくることもなくなるだろう。
「待ってたよ、せんせー」
「エレナ……」
演習場の広場に入ると、エレナが待ち構えていた。普段ののんきな雰囲気は消え、空襲の時のような鬼気迫る表情をしている。その隣にはクラーラがいて、周りにはクラスの連中が集まっていた。なるほどね、他の生徒たちも新入生の実力が気になるというわけだな。
「クラ……校長までいらしたのですか」
「話を聞きつけてね。生徒同士の決闘、大いに結構! 存分に楽しませてもらおうじゃないか」
「は、はあ」
クラーラはわざとらしく笑っていたが、本当の目的はベルの実力を探ることだろう。「大魔術師」の娘がどんな魔法を使うのか、気になるのも当然だろうしな。
エレナとベルは広場の中央で少し間隔を開けて向かい合った。クラーラや他の生徒たちは遠く離れて見守っており、俺は二人の間に入って勝負を取り仕切る。
「ではエレナとベルの対決を行う。二人とも、これを受け取れ」
俺が訓練用の魔石を投げると、二人ともそれをしっかりとキャッチした。当然本物の魔法を使うわけにはいかないので、魔石を使って対決してもらう。二人の魔力に応じて疑似的な魔法を生じさせることが出来るので、こういうときにはうってつけというわけだ。
「俺が審判を行う。どちらかが止めを刺したと判定したら、勝負はそこで終わりだ。いいな?」
「いいよ、せんせー」
「ええ、構いません」
エレナがキッと表情を引き締めると、ベルも半身になって構えた。生まれながらの破格魔術師と、大魔術師の娘か。……どちらが勝つのか、少し興味が湧いてきたな。
「では、よーい!」
俺が合図すると、広場に緊迫した空気が流れた。俺は少し後ろに下がって、二人の間の射線を確保してやる。クラーラは微かな笑みを浮かべているが、他の生徒たちはなんだか緊張した面持ちをしていた。
「……はじめっ!」
「おりゃあっ!」
「ッ!?」
瞬きする間もなく――エレナは全力で火力魔法を撃ち放った。周囲に突風が巻き起こり、橙色の光線が一直線に突き進む。ベルも瞬時に防御魔法を発動したが、打ち消しきれない。まともに食らってしまい、よろめいてしまった。
「なっ、破格魔法だなんて――」
「次ッ!」
驚いたベルの隙を見逃さず、エレナは次の魔法を繰り出した。素早く距離を詰めつつ、右手を突き出してベルの方へと光線を撃ちだす。またも突風が吹き荒れたが、ベルは素早く体勢を立て直して躱してみせた。
「はやっ……!」
「今度は私の番ですッ!」
魔術師にとって一番の弱点となるのは、魔法を撃った直後のタイミングだ。一瞬とはいえ無防備になるし、直ちに防御魔法を張るのは難しい。当然ベルもそれを理解しており、光線を躱した勢いのままに水魔法を発動した。
「うわっ……!」
ベルと距離を詰めていたエレナは、目の前に現れた水流を避けきれなかった。水圧で身体を持っていかれて、再びベルと離れていく。安易に敵と近づいてしまうあたり、エレナも戦術面ではまだまだ未熟だ。……って、いくらなんでも離されすぎじゃ――
「食らえッ!」
「しまっ――」
エレナは水中で体勢を整え、水の流れを切り裂くようにして火力魔法を繰り出した。そうか、エレナは流されたフリをして魔法を撃つ準備をしていたのか! ベルも一杯食わされたようで、辛うじて防御魔法で光線を弾いた。
「くっ……!」
「うわあっ!?」
「きゃっ!?」
弾かれた光線がクラーラたちのところに向かい、わーきゃーと悲鳴が上がっていた。……それにしても、ベルでも弾くのが精いっぱいなんだからなあ。やはりエレナの破格魔法は本物というわけか。
「はあっ、はあっ……」
「はっ、はっ……」
二人は息を切らし、最初と同じように向かい合っていた。ここまでは予想通りの戦いを繰り広げている。お互いの手の内を知ったことで、これから二人の真の実力が試されるというわけか。
「な、なかなかやるのね……」
「あなたこそ、まさか破格魔法の使い手だなんて……」
余裕はなさそうだが、二人ともどこか楽し気にしている。破格魔法を使えるとはいえ新入生のエレナと、帝国式魔法を習得したばかりのベル。なかなか面白い勝負になってきたじゃないか。
「じゃあ、今度こそ――」
「お先にっ!」
「えっ……」
エレナが一歩踏み出そうとした瞬間、ベルが右手を真上に突き上げ、ドンという音とともに緑色の光線を発射した。エレナは一瞬気を取られ、立ち止まってしまう。……その隙を、ベルという魔術師が逃すわけはない。
「とりゃあああっ!」
「しまっ――」
ベルは素早く距離を詰めると、水魔法を使って細長い水流を繰り出した。放たれた水が右足に直撃し、エレナはバランスを崩して転びそうになる。ベルはそのままエレナに肉薄すると、左手で腰を掴んで右手を首に当てた。
「これで勝負ありっ!」
「……」
エレナはただ黙ってベルのことを見つめていた。ブラフとして空に魔法を打ち上げ、敵が気を取られた隙に足元を崩し、最後に距離を詰めて止めを刺す。ほぼ完璧な戦術であることは間違いないし、ベルは勝利宣言をぶち上げたわけだが――勝敗はあくまで俺の判断だ。……まだ甘いな、ベル。
「まだ終わりじゃないよ」
「へっ?」
「……火力魔法、炸裂距離はゼロに設定」
「あなた、何を――」
「じゃあねっ!!」
次の瞬間、エレナはノーモーションで火力魔法を撃った。……撃ったというより、「置き逃げ」した。エレナの火力魔法は、風魔法の成分が混じった破格魔法だ。それを少しいじくって、自分だけ風で吹き飛ばされるようにしたわけだ。そうすれば、エレナだけ火力魔法を食らうことになる。
「きゃあっ……!!」
ドカンと大きな音とともに、ベルの悲鳴が聞こえてきた。……これはベルの詰めが甘かったとしか言いようがないな。王国の魔法に慣れていたベルは、帝国式魔法は無詠唱で使えることを失念していたのだろう。止めを刺した気になっていたが、そのせいでエレナに自爆紛いの攻撃を仕掛けられたというわけだ。
「いてっ!!」
エレナも吹き飛ばされはしたものの、なんとか受け身を取って体勢を立て直していた。あまりダメージは受けていないようだな。一方で、ベルのいたところはまだ煙に包まれていてはっきりと見えない。……だが、流石にこれは勝負あったかな。
「よし、そこまでっ! アーレント学生の勝利!」
俺は勝負の終了を宣言し、右手を突きあげた。魔術師としての経験値の高さを考えれば、ベルが勝つと思っていたが。やはり勝負というのはやってみないと分からないものだな。
「エレナちゃんすごーい!」
「さっすがー!」
クラスメイトたちも拍手を送り、エレナを称賛している。ベルの奴、「心配なさらないで」なんて言っていた割にはあっさり負けおったな。
「せんせー、勝ったよー!」
「分かった分かった、頑張ったなエレナ」
無邪気に喜ぶエレナに対し、俺も声を掛けてやった。さてさて、これで一件落着――と思ったが、なんか様子がおかしいな。……クラーラの奴、探索魔法なんか使って何をしてるんだ?
「校長、どうかされましたかー?」
「……まだ勝負は終わってないぞ、シュトラウス教官」
「はっ?」
「アーレント学生、上だ」
「えっ――」
クラーラに言われ、困惑した顔で空を見上げるエレナ。その頭上には――ベルが撃ち放った、ブラフだったはずの光線が迫っていたのだ。
「大丈夫か、ベル?」
「あら、私が負けるとお思いなのですか?」
「いや、そうじゃないけど……」
「そんなに心配なさらないでください」
「……」
何かの拍子でベルの正体がバレては困るから、学校ではじっとしておいてもらいたかったのだが。……成り行き上、仕方ないか。それに、エレナだってベルの実力を知れば突っかかってくることもなくなるだろう。
「待ってたよ、せんせー」
「エレナ……」
演習場の広場に入ると、エレナが待ち構えていた。普段ののんきな雰囲気は消え、空襲の時のような鬼気迫る表情をしている。その隣にはクラーラがいて、周りにはクラスの連中が集まっていた。なるほどね、他の生徒たちも新入生の実力が気になるというわけだな。
「クラ……校長までいらしたのですか」
「話を聞きつけてね。生徒同士の決闘、大いに結構! 存分に楽しませてもらおうじゃないか」
「は、はあ」
クラーラはわざとらしく笑っていたが、本当の目的はベルの実力を探ることだろう。「大魔術師」の娘がどんな魔法を使うのか、気になるのも当然だろうしな。
エレナとベルは広場の中央で少し間隔を開けて向かい合った。クラーラや他の生徒たちは遠く離れて見守っており、俺は二人の間に入って勝負を取り仕切る。
「ではエレナとベルの対決を行う。二人とも、これを受け取れ」
俺が訓練用の魔石を投げると、二人ともそれをしっかりとキャッチした。当然本物の魔法を使うわけにはいかないので、魔石を使って対決してもらう。二人の魔力に応じて疑似的な魔法を生じさせることが出来るので、こういうときにはうってつけというわけだ。
「俺が審判を行う。どちらかが止めを刺したと判定したら、勝負はそこで終わりだ。いいな?」
「いいよ、せんせー」
「ええ、構いません」
エレナがキッと表情を引き締めると、ベルも半身になって構えた。生まれながらの破格魔術師と、大魔術師の娘か。……どちらが勝つのか、少し興味が湧いてきたな。
「では、よーい!」
俺が合図すると、広場に緊迫した空気が流れた。俺は少し後ろに下がって、二人の間の射線を確保してやる。クラーラは微かな笑みを浮かべているが、他の生徒たちはなんだか緊張した面持ちをしていた。
「……はじめっ!」
「おりゃあっ!」
「ッ!?」
瞬きする間もなく――エレナは全力で火力魔法を撃ち放った。周囲に突風が巻き起こり、橙色の光線が一直線に突き進む。ベルも瞬時に防御魔法を発動したが、打ち消しきれない。まともに食らってしまい、よろめいてしまった。
「なっ、破格魔法だなんて――」
「次ッ!」
驚いたベルの隙を見逃さず、エレナは次の魔法を繰り出した。素早く距離を詰めつつ、右手を突き出してベルの方へと光線を撃ちだす。またも突風が吹き荒れたが、ベルは素早く体勢を立て直して躱してみせた。
「はやっ……!」
「今度は私の番ですッ!」
魔術師にとって一番の弱点となるのは、魔法を撃った直後のタイミングだ。一瞬とはいえ無防備になるし、直ちに防御魔法を張るのは難しい。当然ベルもそれを理解しており、光線を躱した勢いのままに水魔法を発動した。
「うわっ……!」
ベルと距離を詰めていたエレナは、目の前に現れた水流を避けきれなかった。水圧で身体を持っていかれて、再びベルと離れていく。安易に敵と近づいてしまうあたり、エレナも戦術面ではまだまだ未熟だ。……って、いくらなんでも離されすぎじゃ――
「食らえッ!」
「しまっ――」
エレナは水中で体勢を整え、水の流れを切り裂くようにして火力魔法を繰り出した。そうか、エレナは流されたフリをして魔法を撃つ準備をしていたのか! ベルも一杯食わされたようで、辛うじて防御魔法で光線を弾いた。
「くっ……!」
「うわあっ!?」
「きゃっ!?」
弾かれた光線がクラーラたちのところに向かい、わーきゃーと悲鳴が上がっていた。……それにしても、ベルでも弾くのが精いっぱいなんだからなあ。やはりエレナの破格魔法は本物というわけか。
「はあっ、はあっ……」
「はっ、はっ……」
二人は息を切らし、最初と同じように向かい合っていた。ここまでは予想通りの戦いを繰り広げている。お互いの手の内を知ったことで、これから二人の真の実力が試されるというわけか。
「な、なかなかやるのね……」
「あなたこそ、まさか破格魔法の使い手だなんて……」
余裕はなさそうだが、二人ともどこか楽し気にしている。破格魔法を使えるとはいえ新入生のエレナと、帝国式魔法を習得したばかりのベル。なかなか面白い勝負になってきたじゃないか。
「じゃあ、今度こそ――」
「お先にっ!」
「えっ……」
エレナが一歩踏み出そうとした瞬間、ベルが右手を真上に突き上げ、ドンという音とともに緑色の光線を発射した。エレナは一瞬気を取られ、立ち止まってしまう。……その隙を、ベルという魔術師が逃すわけはない。
「とりゃあああっ!」
「しまっ――」
ベルは素早く距離を詰めると、水魔法を使って細長い水流を繰り出した。放たれた水が右足に直撃し、エレナはバランスを崩して転びそうになる。ベルはそのままエレナに肉薄すると、左手で腰を掴んで右手を首に当てた。
「これで勝負ありっ!」
「……」
エレナはただ黙ってベルのことを見つめていた。ブラフとして空に魔法を打ち上げ、敵が気を取られた隙に足元を崩し、最後に距離を詰めて止めを刺す。ほぼ完璧な戦術であることは間違いないし、ベルは勝利宣言をぶち上げたわけだが――勝敗はあくまで俺の判断だ。……まだ甘いな、ベル。
「まだ終わりじゃないよ」
「へっ?」
「……火力魔法、炸裂距離はゼロに設定」
「あなた、何を――」
「じゃあねっ!!」
次の瞬間、エレナはノーモーションで火力魔法を撃った。……撃ったというより、「置き逃げ」した。エレナの火力魔法は、風魔法の成分が混じった破格魔法だ。それを少しいじくって、自分だけ風で吹き飛ばされるようにしたわけだ。そうすれば、エレナだけ火力魔法を食らうことになる。
「きゃあっ……!!」
ドカンと大きな音とともに、ベルの悲鳴が聞こえてきた。……これはベルの詰めが甘かったとしか言いようがないな。王国の魔法に慣れていたベルは、帝国式魔法は無詠唱で使えることを失念していたのだろう。止めを刺した気になっていたが、そのせいでエレナに自爆紛いの攻撃を仕掛けられたというわけだ。
「いてっ!!」
エレナも吹き飛ばされはしたものの、なんとか受け身を取って体勢を立て直していた。あまりダメージは受けていないようだな。一方で、ベルのいたところはまだ煙に包まれていてはっきりと見えない。……だが、流石にこれは勝負あったかな。
「よし、そこまでっ! アーレント学生の勝利!」
俺は勝負の終了を宣言し、右手を突きあげた。魔術師としての経験値の高さを考えれば、ベルが勝つと思っていたが。やはり勝負というのはやってみないと分からないものだな。
「エレナちゃんすごーい!」
「さっすがー!」
クラスメイトたちも拍手を送り、エレナを称賛している。ベルの奴、「心配なさらないで」なんて言っていた割にはあっさり負けおったな。
「せんせー、勝ったよー!」
「分かった分かった、頑張ったなエレナ」
無邪気に喜ぶエレナに対し、俺も声を掛けてやった。さてさて、これで一件落着――と思ったが、なんか様子がおかしいな。……クラーラの奴、探索魔法なんか使って何をしてるんだ?
「校長、どうかされましたかー?」
「……まだ勝負は終わってないぞ、シュトラウス教官」
「はっ?」
「アーレント学生、上だ」
「えっ――」
クラーラに言われ、困惑した顔で空を見上げるエレナ。その頭上には――ベルが撃ち放った、ブラフだったはずの光線が迫っていたのだ。
12
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる