13 / 18
第13話 入学試験
しおりを挟む
「校長、相談があるのですが」
「ほう。貴様がか」
翌日、俺は朝から校長室を訪れていた。その目的はもちろん、ベルの入学を許可してもらうためだ。流石にあんな形で首まで差し出されてしまっては、ベルの願いを頭ごなしに断るのも難しいというものだ。クラーラは机に向かったまま、俺の話に耳を傾けている。
「端的に言いますと、特別に入学させたい人間がいるのです。許可をいただけませんか」
「既に入試期間は終わっているぞ。来年まで待ってもらえ」
「いえ、今すぐでないと困ります。どうかお願いできませんか」
「随分と食い下がるな。しかし駄目だ」
「……そうでありますか」
「それより、貴様に伝えたいことがあるのだ」
書類に目を落としていたクラーラが顔を上げ、こちらの目を見てきた。一昨日も呼びされてお小言を言われたばかりだってのに、今度は何だと言うのだろう。
「軍の上層部が正式に貴様を召喚しようとしている」
「どういうことでありますか?」
「この間の件だ。貴様がどうやって復活したのか、事情を聴取したいらしい」
「……なるほど」
「昨日の空襲もあって、上層部の間では戦争再開が現実味を帯びているようだ。もし貴様を戦力として計算出来るなら……ということらしいが」
「承知しました。しかし、あの時自分が飛べたのは」
「たまたま、と言いたいのだろう? 上はそんな理由で納得しないぞ」
流石に誤魔化すのも限界か。しかしまだベルの存在を上層部に知られるわけにはいかない。そんなことになれば王国との交渉のダシになるのは間違いないし、一体どんな目に遭わされることやら。……クラーラは口が堅いし、コイツにだけは大人しく事情を説明するとしよう。
「校長。自分が空を飛べた理由、お教えいたします」
「おお、その気になったか」
「ただし――その代わり、例の生徒の入学を許可していただきたいのです」
「……何を言っている? それとこれとは話が別だろう」
「いえ、同じ話なのです」
「どういうことだ?」
「……直接ご覧になれば、お分かりいただけますよ」
***
その日の夜。俺は学校の魔法演習場にベルを連れて行き、クラーラが来るのを待っていた。射撃の的や塹壕に似せた構造物が多く配置されており、さながら戦場のようだ。
「その、今からいらっしゃるのは……?」
「校長のクラーラだ。いいか、こっちの言葉で話すんだぞ」
「それは分かっておりますが……」
出会ってまだ数日しか経っていないが、ベルはもうエルデ語――エルデ帝国の公用語である――を習得してしまったようだ。王女というものの才能は恐ろしいな。暇な日中はずっと本を読んでいたようだし、それも当然かもしれんが。
「待たせたな」
「こんな夜遅くに申し訳ございません」
松明を持ったクラーラが現れ、こちらに声を掛けてきた。こんな夜だというのに、キッチリとした軍服姿。こういう几帳面なところはコイツらしいな。松明の明かりに照らされて、ベルの顔がほんのりと浮かび上がる。
「それで……その娘か」
「はい。今回入学を許可していただきたいのはこの少女です」
「初めまして、ベルと申します」
「ふーむ……そうか」
ベルの顔を一瞥すると、クラーラは俺の顔を見た。まだ王女だとは気づいていないようだな。そもそもわが国では向こうの王女たちの情報はあまり知られていないし、クラーラが気づかないのも無理はない。
「言っておくが、これは特別な計らいだ。並の魔術師では入学させるわけにはいかんぞ」
「存じております。ベル、用意しろ」
「は、はいっ!」
そもそも「レムシャイト女子魔術学校」に入学するのは簡単ではない。筆記試験の点数はもちろん、魔力量も基準に満たないと合格することが出来ないのだ。そこで実際にベルが魔法を使っているのを見せて、クラーラに入学許可を貰おうという魂胆なわけだ。
「今からいくつかの魔法を実演させます。それをご覧になって判断いただければ」
「もちろんだ。さっさと始めてくれ」
「承知しました。……ベル、まずは火力魔法から」
「はいっ!」
ベルは魔力の充填を始めた。帝国軍の学校に入る以上、帝国式の魔法を使えなければ話にならない。王国式に慣れたベルには簡単ではないはずだが――流石というべきか、ベルはエルデ語と同様に帝国式魔法もあっさり習得してしまったのだ。
「よし、撃てっ!」
「はい!」
ベルが右手を突き出すと、赤色の光線が遠く離れた的に向かって進んでいった。爆炎が上がった後、遅れてドンという音が聞こえてくる。
「いかがですか、校長?」
「……ふむ。並の新入生よりは実力がありそうだ」
「ありがとうございます。ベル、次は風魔法だ」
「はいっ……!」
言うが早いか、瞬く間にベルは魔法を繰り出した。強い突風が吹き荒れ、遠くに配置してあった木製の障害物が吹き飛ばされてしまう。実はぶっつけ本番だったのだが、俺の見立ては間違っていなかったようだな。やはりベルはかなり上等の魔術師だ。
「もういい、実力は分かった」
「よろしいのですか?」
「合格だ。入学できるように取り計らうとしよう」
「ありがとうございます! 良かったな、ベル!」
「はいっ!」
案外あっさりと認めてくれたもんだな。朝は駄目だ駄目だと言っていたのに、実際に魔法を見たら考えが変わったということだろうか?
「ただし。……今から出す特別課題をクリアしたら、の話だ」
「特別課題?」
「ベルと言ったな。私の魔法を受けてみろッ!」
「えっ――」
次の瞬間、クラーラは水魔法を発動した。バシャッという音がして、上空に水の塊が現れる。塊は重力に従って水流となり、一気にベルを飲み込もうとしていた。
「ベル、防御だ――」
「は、はいっ!」
ベルは素早く防御魔法を繰り出し、間一髪で水流を防いでみせた。見事に魔法が打ち消され、水の塊も消えていく。ホッと息をついたのもつかの間、クラーラは続けて水魔法を解き放つ。今度は真正面から水流が形成され、一気にベルを押し流そうとしてきた。
「前だ!」
「はいっ!」
今度も防御魔法を張り、ベルはなんとか水流を堰き止めた。水がみるみる消えていき、俺たちはホッと息をつく。
「……よくやったな、ベル」
「はい。ですが、その……」
せっかく「特別課題」を防ぎ切ったというのに、ベルはなんだか決まりが悪そうにしている。いったいどうしたんだ? ……そう思っていると、クラーラがつかつかと歩み寄ってきて――俺の胸ぐらを掴んだ。
「貴様、どういうつもりだ!?」
「おいおいおい、どうしたんだよ急に」
「分からんのか、今の防御魔法は『王国式』だ!!」
「えっ……!?」
ベルの方を向くと、なんだか申し訳なさそうな顔をしていた。……そうか、今の「特別課題」の狙いはそういうことだったのか。
「……気づいていたのか?」
「その娘のエルデ語が王国訛りなんだ。一般人なら分からないだろうが、私の耳を誤魔化せると思うなよ」
「そうか。流石クラーラだな」
「決定的な証拠は今の魔法だ。一発目の防御魔法は帝国式だったが、二発目は王国式だった。……帝国の魔術師に成りすましたつもりだったのだろうが、とっさに母国の魔法を発動してしまったのだろう?」
クラーラは鋭い目つきでベルの方を見た。王国式の魔法は基本的に詠唱を必要とするのだが、即応性を要する防御魔法だけは無詠唱で発動出来るのだ。きっとクラーラは密かに探索魔法でベルの魔法を分析していたのだろう。
「ソラ、説明はあるんだろうな?」
「あるさ。とりあえず下ろしてくれ」
「……分かった」
ようやくクラーラは手を離し、俺は自由の身となった。こうなったら例の魔法を見せるしかない。まあ、もともとそのつもりだったしな。
「ベル、『不完全治癒魔法』を」
「は、はい」
「何をする気だ!」
「俺が復活した理由、お前に教えてやる約束だったろう?」
ベルはそっと跪き、俺の右足に寄ってきた。……そして両手を広げ、その上に術式を浮かび上がらせる。暗闇の中でひと際光り輝き、クラーラも唾を飲んでいた。
「ソラ、まさか――」
「神よ。この傷を癒したまえ」
術式の輝きが一気に増して、その光が俺の右足に降り注いでいく。右足の感覚が昔のものに戻っていき、体全体が軽くなるような気がした。俺はさっそく魔力の放出を開始し、ゆっくりと浮かび上がっていく。さわさわと風が吹き、周囲の木々が揺らめいて不気味な雰囲気を醸し出していた。クラーラの背丈ほど浮き上がったところで静止して、改めて告げた。
「クラーラ、分かっただろう?」
「……お前はなんて人間を連れてきたんだ」
「えっ?」
「私もその魔法のことは知っている。なんとかこの傷を治せないかと、あらゆる資料を探し回ったからな」
クラーラは腹のあたりをさすっていた。コイツも俺と同じで、戦場で傷ついて教官となった人間なのだ。
「そして、諜報部の資料まで探した結果――この世に一人だけその魔法を使える人間がいたのだ。そう、まさしく――」
クラーラはビシッとベルを指さして、はっきりと告げた。その心中がどんなものか、俺には分からない。けど、その表情には希望と憎しみが入り混じっていて――俺は思わずたじろいでしまう。
「ベルナデッタ・アルベール、『大魔術師』の娘だ!!」
「ほう。貴様がか」
翌日、俺は朝から校長室を訪れていた。その目的はもちろん、ベルの入学を許可してもらうためだ。流石にあんな形で首まで差し出されてしまっては、ベルの願いを頭ごなしに断るのも難しいというものだ。クラーラは机に向かったまま、俺の話に耳を傾けている。
「端的に言いますと、特別に入学させたい人間がいるのです。許可をいただけませんか」
「既に入試期間は終わっているぞ。来年まで待ってもらえ」
「いえ、今すぐでないと困ります。どうかお願いできませんか」
「随分と食い下がるな。しかし駄目だ」
「……そうでありますか」
「それより、貴様に伝えたいことがあるのだ」
書類に目を落としていたクラーラが顔を上げ、こちらの目を見てきた。一昨日も呼びされてお小言を言われたばかりだってのに、今度は何だと言うのだろう。
「軍の上層部が正式に貴様を召喚しようとしている」
「どういうことでありますか?」
「この間の件だ。貴様がどうやって復活したのか、事情を聴取したいらしい」
「……なるほど」
「昨日の空襲もあって、上層部の間では戦争再開が現実味を帯びているようだ。もし貴様を戦力として計算出来るなら……ということらしいが」
「承知しました。しかし、あの時自分が飛べたのは」
「たまたま、と言いたいのだろう? 上はそんな理由で納得しないぞ」
流石に誤魔化すのも限界か。しかしまだベルの存在を上層部に知られるわけにはいかない。そんなことになれば王国との交渉のダシになるのは間違いないし、一体どんな目に遭わされることやら。……クラーラは口が堅いし、コイツにだけは大人しく事情を説明するとしよう。
「校長。自分が空を飛べた理由、お教えいたします」
「おお、その気になったか」
「ただし――その代わり、例の生徒の入学を許可していただきたいのです」
「……何を言っている? それとこれとは話が別だろう」
「いえ、同じ話なのです」
「どういうことだ?」
「……直接ご覧になれば、お分かりいただけますよ」
***
その日の夜。俺は学校の魔法演習場にベルを連れて行き、クラーラが来るのを待っていた。射撃の的や塹壕に似せた構造物が多く配置されており、さながら戦場のようだ。
「その、今からいらっしゃるのは……?」
「校長のクラーラだ。いいか、こっちの言葉で話すんだぞ」
「それは分かっておりますが……」
出会ってまだ数日しか経っていないが、ベルはもうエルデ語――エルデ帝国の公用語である――を習得してしまったようだ。王女というものの才能は恐ろしいな。暇な日中はずっと本を読んでいたようだし、それも当然かもしれんが。
「待たせたな」
「こんな夜遅くに申し訳ございません」
松明を持ったクラーラが現れ、こちらに声を掛けてきた。こんな夜だというのに、キッチリとした軍服姿。こういう几帳面なところはコイツらしいな。松明の明かりに照らされて、ベルの顔がほんのりと浮かび上がる。
「それで……その娘か」
「はい。今回入学を許可していただきたいのはこの少女です」
「初めまして、ベルと申します」
「ふーむ……そうか」
ベルの顔を一瞥すると、クラーラは俺の顔を見た。まだ王女だとは気づいていないようだな。そもそもわが国では向こうの王女たちの情報はあまり知られていないし、クラーラが気づかないのも無理はない。
「言っておくが、これは特別な計らいだ。並の魔術師では入学させるわけにはいかんぞ」
「存じております。ベル、用意しろ」
「は、はいっ!」
そもそも「レムシャイト女子魔術学校」に入学するのは簡単ではない。筆記試験の点数はもちろん、魔力量も基準に満たないと合格することが出来ないのだ。そこで実際にベルが魔法を使っているのを見せて、クラーラに入学許可を貰おうという魂胆なわけだ。
「今からいくつかの魔法を実演させます。それをご覧になって判断いただければ」
「もちろんだ。さっさと始めてくれ」
「承知しました。……ベル、まずは火力魔法から」
「はいっ!」
ベルは魔力の充填を始めた。帝国軍の学校に入る以上、帝国式の魔法を使えなければ話にならない。王国式に慣れたベルには簡単ではないはずだが――流石というべきか、ベルはエルデ語と同様に帝国式魔法もあっさり習得してしまったのだ。
「よし、撃てっ!」
「はい!」
ベルが右手を突き出すと、赤色の光線が遠く離れた的に向かって進んでいった。爆炎が上がった後、遅れてドンという音が聞こえてくる。
「いかがですか、校長?」
「……ふむ。並の新入生よりは実力がありそうだ」
「ありがとうございます。ベル、次は風魔法だ」
「はいっ……!」
言うが早いか、瞬く間にベルは魔法を繰り出した。強い突風が吹き荒れ、遠くに配置してあった木製の障害物が吹き飛ばされてしまう。実はぶっつけ本番だったのだが、俺の見立ては間違っていなかったようだな。やはりベルはかなり上等の魔術師だ。
「もういい、実力は分かった」
「よろしいのですか?」
「合格だ。入学できるように取り計らうとしよう」
「ありがとうございます! 良かったな、ベル!」
「はいっ!」
案外あっさりと認めてくれたもんだな。朝は駄目だ駄目だと言っていたのに、実際に魔法を見たら考えが変わったということだろうか?
「ただし。……今から出す特別課題をクリアしたら、の話だ」
「特別課題?」
「ベルと言ったな。私の魔法を受けてみろッ!」
「えっ――」
次の瞬間、クラーラは水魔法を発動した。バシャッという音がして、上空に水の塊が現れる。塊は重力に従って水流となり、一気にベルを飲み込もうとしていた。
「ベル、防御だ――」
「は、はいっ!」
ベルは素早く防御魔法を繰り出し、間一髪で水流を防いでみせた。見事に魔法が打ち消され、水の塊も消えていく。ホッと息をついたのもつかの間、クラーラは続けて水魔法を解き放つ。今度は真正面から水流が形成され、一気にベルを押し流そうとしてきた。
「前だ!」
「はいっ!」
今度も防御魔法を張り、ベルはなんとか水流を堰き止めた。水がみるみる消えていき、俺たちはホッと息をつく。
「……よくやったな、ベル」
「はい。ですが、その……」
せっかく「特別課題」を防ぎ切ったというのに、ベルはなんだか決まりが悪そうにしている。いったいどうしたんだ? ……そう思っていると、クラーラがつかつかと歩み寄ってきて――俺の胸ぐらを掴んだ。
「貴様、どういうつもりだ!?」
「おいおいおい、どうしたんだよ急に」
「分からんのか、今の防御魔法は『王国式』だ!!」
「えっ……!?」
ベルの方を向くと、なんだか申し訳なさそうな顔をしていた。……そうか、今の「特別課題」の狙いはそういうことだったのか。
「……気づいていたのか?」
「その娘のエルデ語が王国訛りなんだ。一般人なら分からないだろうが、私の耳を誤魔化せると思うなよ」
「そうか。流石クラーラだな」
「決定的な証拠は今の魔法だ。一発目の防御魔法は帝国式だったが、二発目は王国式だった。……帝国の魔術師に成りすましたつもりだったのだろうが、とっさに母国の魔法を発動してしまったのだろう?」
クラーラは鋭い目つきでベルの方を見た。王国式の魔法は基本的に詠唱を必要とするのだが、即応性を要する防御魔法だけは無詠唱で発動出来るのだ。きっとクラーラは密かに探索魔法でベルの魔法を分析していたのだろう。
「ソラ、説明はあるんだろうな?」
「あるさ。とりあえず下ろしてくれ」
「……分かった」
ようやくクラーラは手を離し、俺は自由の身となった。こうなったら例の魔法を見せるしかない。まあ、もともとそのつもりだったしな。
「ベル、『不完全治癒魔法』を」
「は、はい」
「何をする気だ!」
「俺が復活した理由、お前に教えてやる約束だったろう?」
ベルはそっと跪き、俺の右足に寄ってきた。……そして両手を広げ、その上に術式を浮かび上がらせる。暗闇の中でひと際光り輝き、クラーラも唾を飲んでいた。
「ソラ、まさか――」
「神よ。この傷を癒したまえ」
術式の輝きが一気に増して、その光が俺の右足に降り注いでいく。右足の感覚が昔のものに戻っていき、体全体が軽くなるような気がした。俺はさっそく魔力の放出を開始し、ゆっくりと浮かび上がっていく。さわさわと風が吹き、周囲の木々が揺らめいて不気味な雰囲気を醸し出していた。クラーラの背丈ほど浮き上がったところで静止して、改めて告げた。
「クラーラ、分かっただろう?」
「……お前はなんて人間を連れてきたんだ」
「えっ?」
「私もその魔法のことは知っている。なんとかこの傷を治せないかと、あらゆる資料を探し回ったからな」
クラーラは腹のあたりをさすっていた。コイツも俺と同じで、戦場で傷ついて教官となった人間なのだ。
「そして、諜報部の資料まで探した結果――この世に一人だけその魔法を使える人間がいたのだ。そう、まさしく――」
クラーラはビシッとベルを指さして、はっきりと告げた。その心中がどんなものか、俺には分からない。けど、その表情には希望と憎しみが入り混じっていて――俺は思わずたじろいでしまう。
「ベルナデッタ・アルベール、『大魔術師』の娘だ!!」
24
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる